架空プロレス団体DESTINY

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DESTINY Season1 April 3rd 「BRAVE」#3

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「BRAVE」対戦カード(全5試合)

シングルマッチ リュウ・シラヌイ vs カタストロフィー

・DESTINYタッグ王座戦ナンバーワンコンテンダーズ タッグマッチ アレックス・オブライエン&ルーク・バーンズ vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

シングルマッチ ポセイドン vs スコット・サンダース

シングルマッチ ザ・フィニッシャー vs デザイア・ハート

・メインイベント ノンタイトルシングルマッチ シャックス vs ファルコン

試合結果

シングルマッチ リュウ・シラヌイ vs カタストロフィー

試合開始、カタストロフィーが右手を差し出し、握手を求める。

解説「これは・・・、罠に決まってる。」

リュウは握手をするか、迷っている素振り。カタストロフィーはスポーツマンシップ精神を体現するかの如く、右手を差し出し続けている。、リュウの出した結論は、もちろんカタストロフィーを殴り倒すことだった!!

解説「やはりヤツは賢明だ!!」

リュウのパンチで幕を開け、その勢いのままカタストロフィーをロープに振る。リュウはリング中央で待ち構え、カタストロフィーがリバウンドしてきた瞬間、ダウンとリープ・フロッグで2度やり過ごす。3度目のリバウンドでアーム・ドラッグを2連発見舞う!!そこから助走をつけてレッグシザース・ホイップ!!これにはたまらずカタストロフィーは一旦、リングアウトしてエスケープ。

中盤、リュウはハリケーン・ラナでカタストロフィーを丸め込むが、3カウント寸前でカタストロフィーが体勢を入れ替え、サンセット・フリップの状態で逆にフォール!!だがリュウは後ろに回転して、低空ドロップキック!!リュウはカバーするが、カウント2!!勢いに乗るリュウだが、カタストロフィーはエンズイギリで反撃、ペースを完全には握らせない。

終盤、リュウは必殺技のフルネルソンスープレックスを狙うためにカタストロフィーを羽交締めにするが、抵抗を受けて背後に投げられない。そこからカタストロフィーは素早く体勢を入れ替えて脱出、カウンターのリバース・DDTを炸裂させる!!

その後、リュウも反撃を開始し、カタストロフィーにボディスラム!!そして満を辞してコーナーに上がり、もう一つの必殺技のシューティング・スター・プレスを敢行!!だがカタストロフィーはそれをかわし、リュウは自爆!!勝機を悟ったカタストロフィーはリュウに必殺技のカタストロフ・ニーを浴びせ、そのままフォールし、3カウント!!カタストロフィーの勝利!!

・バックステージ シャックスへのインタビュー

アナウンサー「シャックス、前回の『BRAVE』ではイーグルとは素晴らしいコンビネーションでしたが・・・。」

シャックス「お世辞などいらん。どうせ、黒衣のアイツのことを聞きに来たんだろ?どうだ?」

アナウンサー「ま、まぁ、その通りですが・・・。」

シャックス「俺は悪魔だ。お前ら人間の考えていることなどお見通しだ。とにかくハッキリさせておきたいが、俺はヤツとは無関係だ。確かに俺はまた誰かに助けられた格好だが、黒衣のアイツなど本当に知らん。刑事ドラマ?推理?ミステリー?の論理でいけば、最も怪しいヤツは犯人じゃない。誰もが俺を犯人したがるし、状況的にも限りなく、"クロ"に近いだろうが、肝心な証拠は何ひとつ無い。証拠が無いのに犯人扱いとは酷いな。悪魔であろうが、名誉毀損だぞ。」

アナウンサー「・・・・・・。」

シャックス「いいことを思いついた。イーグルにもヤツのことを聞いてみたらどうだ?どうせ、ヤツの正体はデビルズ・ゲートの元メンバーとか、復活とか、また騒いでるんだ。この際、イーグルに聞くのも悪くないだろう。そしたら俺が犯人でないと証明できるし、それに何より、お前だって今夜の仕事も増える。いつもより長く画面に映れるぞ。

そう言ってシャックスは去っていく。

・DESTINYタッグ王座戦ナンバーワンコンテンダーズ タッグマッチ アレックス・オブライエン&ルーク・バーンズ vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

オブライエン、バーンズはスピードと身体能力を活かしたスタイルで、一方のハードコア・エキスプレスはパワーファイターながら敏捷性も兼ね備えている。

試合はハードコア・エキスプレスの一方的な展開となり、オブライエンとバーンズは交代しても攻撃が続かなかったが、対戦権のあるバーンズがやっと反撃を開始。USAにシングルレッグ・ドロップキックを連発し、スーパーキックを決める!!バーンズはよろつくUSAの隙をつき、オブライエンと交代。オブライエンはUSAにトーキックを浴びせ、ロープで勢いをつけて背後から必殺技のトラジディ・オブ・ギロチンを浴びせようとしたものの、USAを救うべくリングインしたハードコアが、オブライエンに必殺技のスピアーを炸裂させる!!そこにバーンズがリングインしてハードコアにエルボーを食らわすが、ハードコアも応戦、お互いに掴み合ってリングアウト

そしてUSAはスピアーを受けて悶絶しているオブライエンを起き上がらせて、必殺技のラストライドを決める!!そのままフォールして、3カウント!!ハードコア・エキスプレスの勝利、タッグ王座挑戦権を獲得!!

・バックステージ イーグルへのインタビュー

イーグル「来たな。待ってたぞ。」

アナウンサー「は、はい・・・。」

イーグル「怯えるな。別に俺は危害を加えるつもりはない。それに俺がいつ素人に手を出したことがある?俺はリング戦う者には容赦はしないが、それ以外は関係ない。安心しろ。」

アナウンサー「はい、分かりました・・・。」

イーグル「とにかく、ヤツのことは俺も知らない。それにデビルズ・ゲートが復活だとかも無い。そうなると、シャックスは容疑線上から外れるんじゃないか?ヤツも頑なに否定してるしな。でも、これはだけは名言しておく。」

アナウンサー「つまり、それは・・・?」

イーグル「何かが起こる・・・。それだけだ。

アナウンサー「イーグル、それはどこかで聞いたことあるようなセリフでは・・・?特に最後が。」

イーグル「とにかく何かが起こること、それはこの俺が約束する。いいか、笑いはゼロだ。」

シングルマッチ ポセイドン vs スコット・サンダース

前回、ハート戦終了後にサンダースがポセイドンとの対戦を望み、今回実現した一戦。

お互い組み合って試合開始。サンダースはすぐさまポセイドンにヘッドロック。それからポセイドンは脱出し、両者、譲らず一進一退の攻防を繰り広げる。その中でポセイドンはサンダースの隙をつき、得意技のレッグ・ホック・バック・スープレックスを炸裂させる!!それから距離を取り、助走をつけて必殺技のランニング・ニー!!しかし、サンダースは寸前で避け、ポセイドンは勢い余って背中からマットに倒れる。チャンスと見たサンダースは倒れたポセイドンを必殺技のTボーン・スラムで持ち上げるが、突如ポセイドンにインサイドクレイドルで丸め込まれ、3カウントを奪われまう!!ポセイドンの勝利!!

不覚を取られたサンダースは悔しそうにしている。次第に観念したように何度か頷き、リングを後にする。

解説「サンダースは勢いに乗りたいところだが、今回は不覚を取られてしまった。正式に入団して日は浅いが、これからなんとか盛り返したいところだな。」

・レイラのプロモ

レイラがリング上でマイクを握っている。

レイラ「なんかリサとかルイとか、その辺ばったりが目立ってるけど、私もダリアの持つベルトに挑戦よ。PPV『センセーショナル・ストーム』はどんな試合になるかはまだ未定だけど、私もここで正式に挑戦表明!」

ここにジョージ・ブッカーGMが登場!GMリングに上がる。

GM「私は『センセーショナル・ストーム』の女子王座戦のマッチメイクに関して思案中なんだ。でも、とりあえず君の挑戦表明については受け入れよう。だが、他にも挑戦したい者がたくさんいるんじゃないか?よし、ここに出て来て意思表示をするんだ!!」

入場口に姿を見せる、ルイ、マキ、キャサリン、リサの4人。

GM「見えたぞ!!PPVの女子王座戦はここにいる5人全員、王座戦に参加してもらうぞ!!どうだ!?」

歓声が起こる。

実況「ということは・・・!?」

GM女子王座戦はシックス・パック・エリミネーションマッチ※で行うぞ!!それから、今夜のカードに新たに2つ加えるぞ!まずリサを除く、挑戦者4人で4WAYといこうじゃないか!!そして、リサはタッグマッチをしてもらうぞ!!リサ、君のパートナーはご存じの通り、仲良しのジュディ・テイラー。そして相手はダリアと、ジュディと揉めている芽依だ!!今夜、よろしく頼むぞ!!」

解説「4WAYとタッグマッチが加わったか。今夜、4WAYに出場する挑戦者たちは勝って王座戦に弾みをつけておきたいな。それに王座戦は参加人数が多いから、ここで予行練習的にも4WAYで戦っておきたいかもな。」

GMの発表により、「4WAYマッチ スズキ・ルイ vs 三井マキ vs キャサリン vs レイラ・トンプソン」と「タッグマッチ 宝生ダリア&青柳芽依 vs リサ&ジュディ・テイラー」のカードが急遽追加される。

※シックス・パック・エリミネーションマッチ・・・6人で戦い、ピンフォールまたはサブミッションで敗北した者は脱落し、最後の1人になった者が勝利。反則裁定、リングアウト無し。

・バックステージ ダリアへのインタビュー

アナウンサー「先程GMから、今夜の対戦カードのタッグマッチの追加とPPVでの女子王座戦の試合形式の発表についてのありましたが。」

ダリア「まず私の持つ、この女子王座の防衛戦について話すから。シックス・パック・チャレンジ?何人いようが結果は同じ。最後に立っているのはこの私、ダリア。対戦相手が多いから厳しい試合になることは覚悟してるけどね。まぁ、それを覚悟した上で私がこの王座を守るってこと。その覚悟ってものが重要なの。そういうこと。それからタッグ戦については、私のパートナーは青柳だっけ?せいぜい私の足手まといにならないように頑張ってほしい。対戦相手はリサとジュディ。あの2人だから、油断はできない。とりあえず、青柳にはしっかりと私のパートナーとして勤めてもらう・・・、」

そこにルイがやって来る。

ルイ「インタビュー中みたいだけど、失礼。」

ダリア「おやおや、ルイ・・・。」

ルイ「また挑戦することになったけど、今度はシックス・パック・チャレンジだから、『インフェニティ・ポッシブル』のリベンジとはいかない。それでも、ベルトは私が勝ち取る。」

ダリア「ベルトに関しては譲れないけど、できるなら、またあなたと1対1で戦いたかった。私とあなたの戦いは単に王座戦だけのものじゃない。どんなシチュエーションでも、あなたに負けたくない。どうしてかわかる?」

ルイ「どうして?」

ダリア「あまり言いたくないけど、あなたは私に無いモノを持ってる。だから負けたくないの。絶対に。」

ルイ「そう・・・。でも、そっちだって持ってるでしょ。そのベルト。お互い様。」

・4WAYマッチ スズキ・ルイ vs 三井マキ vs キャサリン vs レイラ・トンプソン

序盤、ルイとキャサリン、マキとレイラがそれぞれ戦い、ルイとマキは対戦相手をリングから排除。今度はマキとルイの一騎打ちに。しばらく2人での戦いが続き、マキはルイをラ・マキストラルで丸め込む!!だが、そこに復活したレイラがエルボーでカットに入る!!さらにキャサリンリングインし、マキにビッグ・ブート!!それを食らったマキはリングアウト。キャサリンとレイラが結託し、ルイにツープラトンスープレックスを浴びせる!!すかさずキャサリンがフォールするが、レイラがカット。レイラとキャサリンは罵り合って、押し合いに発展。しかし、ルイが2人にダブル・クローズライン!!

終盤、またルイとマキの一騎打ち。ルイは必殺技のタイガー・スープレックスを決めようとするが、マキは回避して逆に必殺技のハイマキック!!しかし、その背後からレイラがマキに必殺技のスクラップ・バスター!!フォールするが、キャサリンがカット!!レイラとキャサリンの戦いとなり、キャサリンはレイラにビッグ・ブート!!だがレイラは手で受け止めて、カウンターのトーキック。それからキャサリンをロープに振ってスクラップ・バスターをかけようするが、キャサリンが寸前でエルボー連打でブロック!!ふらつくレイラにキャサリンは必殺技のノーブル・パニッシュメントを炸裂させる!!そのままフォールし、3カウント!!キャサリンの勝利!!

解説「これは誰が勝ってもおかしくはないということだ!PPVに向けて各々が存在感を見せてきたが、王者のダリアと挑戦者のリサの方はどうなるのかな?」

実況「今夜GMから発表があった通り、王者ダリアと挑戦者リサがタッグ戦でぶつかります。この二人を軸に女子王座戦は動いていますが、お互いのタッグパートナーであるジュディと芽依にもそれぞれ因縁があります。一体どうなるのでしょうか?」

・バックステージ 試合前のフィニッシャーへのインタビュー

アナウンサー「あなたは最近、謎の黒衣の男に狙われて、試合を2度も妨害されていますが・・・。」

フィニッシャー「ニ度あることは三度あるという。今日もイヤな予感している。それに今夜はハートとのシングルマッチが控えているんだ。ハートは実力者だ。油断はできないし、ヤツをも警戒しなければならない・・・。そういえば、シャックス、イーグルもヤツの正体を知らないという。ますます分からない・・・。だが、とにかく今はハート戦にフォーカスする。」

そう言ってフィニッシャーはその場を後にする。

シングルマッチ ザ・フィニッシャー vs デザイア・ハート

序盤、フィニッシャーはリング中央でハートにボディスラム!!それからロープで勢いをつけて、倒れているハートにニー・ドロップを投下!!

その後もフィニッシャーは持ち前のパワーでペースを掴むが、ハートにブルドッグで反撃される。チャンスと見たハートは助走をつけてセカンド・ロープにジャンプし、それをバネにクロスボディを敢行!!しかし、フィニッシャーはハートをキャッチ、そのままパワースラムで叩きつけてから、連携技のランニング・レッグドロップ!!フィニッシャーはハートが起き上がるのを待ち構えるが、そこにまた黒衣の男が入場口に姿を現す。黒衣の男はゆっくりとリングサイドまでやってくる。フィニッシャーは警戒して技にいけず、その間にハートが復活し、フィニッシャーの隙をついて必殺技のデスバレー・ボムを炸裂させる!!そのままフォールし、3カウント!!ハートの勝利!!黒衣の男はそれを見届けると、去っていく。

実況「また現れました!初めて姿を見せてから、フィニッシャーをずっと付け狙っています!!」

解説「王座戦を邪魔し、その後の試合も邪魔し続けてる。はやくアイツをどうにかしないと。」

・エリックのプロモ

エリックはリング上でマイクを握っている。

エリック「なんだかんだ、エンターテイナーとは決着はついていない。アイツはこの前、背後から襲撃してきやがった。どうしてもアイツは俺に構って欲しいようだ。おい、どうせ、聞いてんだろ?だったら、ここに来い。話がある。」

エンターテイナーがやってくる。

エリック「いつまで俺に構って欲しいんだ?お前はホントに"構ってちゃん"だ。心底な。」

エンターテイナー「この俺様が"構ってちゃん"だと!?ふざけるな!!よし、ここでハッキリさせよう!!いいか、この俺様はフェイス・スタイル・ボイス、全て整ってる男なんだ!!なのに、この俺様は見向きもされず、お前のような男が常に注目を浴びてる!!この現状、いや、お前しか視界に入らない愚かな連中に知らしめるために、この俺様は行動を起こしてるだけだ!!これは啓蒙活動なんだ!!分かってるはずだ、この俺様を支持してくれるチルドレンたちはな!!そのチルドレンのためにも、この俺様は愚かな大衆の面前でお前を倒し、気づかせる必要があるのだ!!この努力は必ず報われるのだ!!」

エリック「お前の考えはブレない。だがその前提を間違えてるぜ。」

エンターテイナー「それは一方的な見方だ。お前こそ間違えてるから、それを正すためにも必要悪をやってるだけだ。」

エリック「お前は何を言ってもこの俺が・・・、いや、注目を集めてるこの俺が、気に入らないんだろ?分かってるぞ。分かってる。お前は俺がいないとダメなんだろ?」

エンターテイナー「それはどういうことだ?」

エリック「お前の主張・・・いや、ただの屁理屈だが、それをぶつける相手がいないと、お前は成り立たないんだ。どんなに素晴らしいヒーローもそれを引き立たせる悪役がいないと成立しない。逆も然り、表裏一体ってわけだ。お前はバカじゃないから、俺の言ってることがわかるだろ?」

エンターテイナー「・・・・・・。」

エリック「でもな、このままずっとお前に構ってるわけにはいかないんだ。俺だって忙しい。」

エンターテイナー「俺様も忙しい。」

エリック「お互いそうだろ。おっ、ここは意見が一致したぞ。そういや、この前の試合、少しの間だけ息ピッタリだったよな?抜群のチームワークだったぜ。だからこそ、本題に入りたい。いい加減終わりにしないか?そろそろ互いに次のステップに進むために決着をつけようぜ。」

エンターテイナー「決着?望むところだ。」

エリック「なら、PPV『センセーショナル・ストーム』で決着をつけるぞ!その試合について俺から提案があるんだ。さっきもお前は意見と一致したから、今回も賛同してくれると思う。」

エンターテイナー「この俺様はよっぽどではないと賛同せんぞ。まぁ、期待はしていないがな。」

エリック「フォールズ・カウント・エニウェア※でどうだ?」

観客から歓声が上がる。

エリック「これなら勝っても負けても言いっこなしだ。何をしてもOKなんだぜ!?去勢もルールで認められてるぞ!!どうだ?」

エンターテイナー「お前にしては名案だ。よし、それに決定だ。」

エリック「お前なら、OKしてくれると思ってたよ。OKついでにこれを受け取りな!!」

すると突然エリックはエンターテイナーにシンボル・カットをお見舞いする!!観客はまた歓声を上げる!!

エリックは勝ち誇りながら、リング降りる。エンターテイナーは顔を手で押さえながら、悔しそうにエリックを後ろ姿の睨み続けている。

実況「エリックが1発お見舞いしました!エンターテイナーは完璧に油断していました。」

解説「ついにPPVで決着をつけるようだな。思い返せば、ドリーム・ロードから2人の因縁は再燃してる。試合形式がフォールズ・カウント・エニウェアなら、どう勝とうが文句のつけようがないからな。楽しみだ。」

※フォールズ・エニウェア・マッチ・・・リング、リング外どこでもファール可能。リングアウト、反則裁定なし。

・タッグマッチ 宝生ダリア&青柳芽依 vs リサ&ジュディ・テイラー

試合開始、対戦権はダリアとリサで幕を開ける。ダリアはロックアップの状態から、リサをヘッドロックで締める。リサはダリアをロープに振って逃れるが、リバウンドしてきたダリアにショルダー・ブロックを連発されて、またしても圧倒される。それから睨み合い、ダリアが掴みかかろうとするが、リサはトーキックで反撃。そのままロープで勢いをつけるが、ダリアはボディスラムですぐさま流れを引き戻す。リサはたまらず、ジュディにタッチ。

すると、芽依がダリアに向かって手を伸ばし、タッチを促す。ダリアは一瞬考えるが、芽依とタッチして交代する。ジュディはパンチを連発して芽依を圧倒し、それからスナップ・メア。ジュディはロープで勢いをつけて、尻もちをついたままの芽依に顔面目掛けてビッグ・ブートをするが、寸前で芽依がかわす。空振りして勢い余ったジュディを芽依がスクール・ガールで丸め込む!!しかし、カウント2!!

不意をつかれたジュディは怒り、ものすごい勢いで芽依にビッグ・ブートをお見舞いする!!倒れた芽依にジュディはヘッドロック。しばらくかけ続けるが芽依が起き上がり、エルボーを連発して反撃。そのままジュディにバック・スープレックス!!

中盤、リサとジュディは頻繁にタッチを繰り返し、対戦権のあるダリアを追い詰める。その間、芽依は観客を煽り、ダリアを応援する。しかし、ダリアは依然、孤立したままである。対戦権のあるジュディはエプロンで控えているリサを呼び込み連携技を狙うが、ついにダリアは反撃し、2人にダブル・クローズライン!!そしてエプロンで控えている芽依が手を伸ばし、ダリアにタッチを促す。ダリアはなんとか余力を振り絞り、ついに芽依とタッチ!!

芽依はリングで倒れているリサを排除し、ジュディをフォールするが、カウント2!!それでも芽依はジャーマン・スープレックスなどで果敢に攻めるが、ジュディからは勝利を奪えない。

終盤、ダリアとジュディの戦いになるが、ジュディはリサにタッチ。ジュディはエプロンで待機せず、そのままダリアをパワーボムで持ち上げ、リサも協力し、ダリアをマットに叩きつける!!リサはダリアをフォールするが、芽依がカットに入る!!芽依とリサは乱闘になり、リサが芽依をリングから投げ、自らもリングアウト。リングサイトで乱闘は続く。リサは芽依の腹に膝蹴りを見舞い、助走をつけてクローズラインをするが、芽依も同時にクローズラインしてお互いに倒れる!!

一方、ジュディは立ち上がったダリアを背後からエルボーで攻撃し、必殺技のスリル・ドロップの体勢に持ち上げる。だがダリアは反撃し、逆に必殺技のダリア・ドライバーを決める!!それを食らったジュディはリングアウト。ダリアは体力の消耗が激しく、リング上で倒れている。

しかし、今度はリサが背後からダリアをベルトで殴ろうと待ち構える。ダリアが立ち上がった瞬間、リサはベルトで殴ろうとするが、そこに復活した芽依がリサのベルトを奪い、必殺技のスーパーキックを浴びせる!!そして、よろけたリサにダリアは必殺技のダリア・ドライバーを炸裂させ、そのままフォールし、3カウント!!ダリア組の勝利!!ダリアは芽依と握手し、それから芽依の手を掲げて勝利を讃える!!

・バックステージ 試合終了後のハードコア・エキスプレスへのインタビュー

アナウンサー「今夜の試合で勝利を収め、タッグ王座の挑戦権を得たハードコア・エキスプレスです。」

USA「俺たちは勝ったぞ!ロッケンローラーよ、ついにお前たちの治世は終わりを告げる。俺たちはお前たちからしたら反逆者だ。だがそれは極めて限定された期間の呼び名にすぎない。そう、その治世は俺たちが取って代わるからだ!」

ハードコア「お前たちはロッケンローラーと名乗ってるが、今じゃすっかりメジャーに成り下がった、"側だけ"のロッカーだ。俺たちの方がロッケンローラーだし、その上ハードコアでもある。このハードコア・エキスプレスがDESTINYのタッグ王座に君臨するぞ!!」

そう言って、去っていくハードコア・エキスプレス。

・メインイベント ノンタイトルシングルマッチ シャックス vs ファルコン

ノンタイトルながら、「インフェニティ・ポッシブル」の再戦かつ、「センセーショナル・ストーム」での王座戦が控えている両者のため、緊張感が漂っている。

解説「どちらともここで勝って、王座戦への弾みをつけたい。ファルコンとしてはシャックスと再戦だから、絶対勝ちたいだろう。」

試合開始、ロックアップから幕を開けると思われたが、シャックスは寸前で拒否。そのままリングから降りて、様子を見るかの如くリングサイドを歩いている。いつもの戦法である。ファルコンもリングから降りて、シャックスをゆっくりと追う。それに気づいたシャックスはすぐにリングに戻り、その後に続いてファルコンもリングに戻る。すると例の如く、シャックスは待ち構えてドロップキック!!だが寸前でファルコンは自ら倒れて回避、シャックスは空振りとなり、そのまま背中からマットに打ち付ける。ファルコンはすかさず、倒れたシャックスをジャックナイフでフォール!!しかし、カウント2!!お互いに同時に立ち上がって、様子を伺う。

解説「ファルコンはシャックスの動きをしっかり読んでたな。」

両者、仕切り直してロックアップで組み合おうとするが、シャックスはトーキック!!シャックスはロックアップを誘い水に、自分のペースに引き込もうとする。それからシャックスはファルコンにキックを見舞い、ファルコンが身を屈めた瞬間、頭にエルボーを投下し、ヘッドロックに移行。ファルコンはバック・スープレックスヘッドロックから逃れようとするが、シャックスは体重をかけて抵抗。すぐさまシャックスは腰に回されたファルコンの腕を解き、瞬時に体勢を入れ替えて、ノーザンライト・スープレックス!!そのままブリッジしてフォール!!ファルコンはカウント2で返し、下からシャックスの両腕を掴む。その間もカウントを取られるが、ブリッジでシャックスと共に起き上がって、逆にバックスライドでフォール!!シャックスはカウント2で返すが、間髪入れずにファルコンはアーム・ドラッグ2連発!!そのまま連携してリストロックからダブルリストロックをかけ、グラウンドの攻防となる。シャックスは腕を取られながらも、タイミングを計って前転し、立ち上がってファルコンにヘッドロック。そのままタイガースピンでダウンを奪い、クロスフェイスを狙うが、ファルコンは全力で抵抗し、ロープ・ブレイク。だがシャックスはお構いなしにファルコンを蹴り、起き上がらせて胸にチョップを連発する。それからロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にティルトワール・バックブリーカーを狙うが、ファルコンは持ち上げられた勢いを利用して逆にティルトワール・アームバー!!お互いに一歩も譲らない序盤となった。

終盤、ファルコンはフライング・クローズライン!!しかし、シャックスは身を屈めてかわす。それからファルコンにダブルアーム・スープレックス!!フォールするが、カウント2!!

その後、一進一退の攻防が続き、シャックスは得意技のシャックス・ドライバーでファルコンを持ち上げるが、ファルコンは抵抗。そのまま着地し、逆に今度はファルコンがシャックスを得意技のファルコン・アローで持ち上げる。だが、シャックスも抵抗し、背後に着地。それからオコーナー・ロールの要領で背後からファルコンをコーナーに押し込むが、意図的にレフェリーを巻き込んでターンバックルとファルコンの間にレフェリーをサンドイッチ状態にする。案の定、レフェリーはダウン。

解説「ヤツめ、悪いことを考えてるな・・・。」

実況「彼は悪魔です。常に考えてるはずですよ。」

シャックスはファルコンをジャーマン・スープレックスで投げ、ファルコンとレフェリーがダウンする中、ベルトを持ち出してファルコンが起き上がるのを待ち構える。だが、入場口にイーグルが姿を現す!!

解説「イーグルだ!!イーグルが来た!!」

それに気を取られたシャックスは、復活したファルコンのファルコン・アローを食らってしまう!!ファルコンはそのままフォールし、起き上がったレフェリーがなんとか3カウントを叩く!!ファルコンの勝利!!

試合後、勝利を収めたファルコンはイーグルを警戒して、早々にリングを後にする。試合に敗れたシャックスは起き上がってイーグルを罵る。イーグルはリングインして、シャックスと対峙。そしてシャックスを殴り倒す。それから自分の腹の前でベルトのジェスチャー

実況「何かが起こると宣言していましたが、それはこのことだったのでしょう!!これは・・・、イーグルも王座戦線参加へのアピールです!!しかし、挑戦者はファルコンと決定しています。」

解説「いや、こうなったら女子王座戦のようにイーグルも参加することになるのか!?GMがどんな判断を下すかは分からんが・・・。しかし、ここでハッキリしたのは王座戦へのアピールと、シャックスへの宣戦布告だ。」