架空プロレス団体DESTINY

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DESTINY Season1 June 4th 「BRAVE」#12

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対戦カード(全7試合)

シングルマッチ フライ・キッド vs ケビン・ウィリス

ノンタイトルタッグマッチ ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ) vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

シングルマッチ 宝生ダリア vs 青柳芽依

・タッグマッチ スズキ・ルイ&レイラ・トンプソン vs リサ&ジュディ・テイラー

シングルマッチ ブラッディ・キース vs ブレイン・ジャック

・タッグマッチ ジャスティン・デューク&シャドー・イーグル vs ファルコン・ザ・グレート&アレックス・オブライエン

・メインイベント ノンタイトルマッチ シャックス vs ポセイドン

試合結果

・グレイテスト・エンターテイナー

エンターテイナー「言うまでもないが、この俺様はフェイス・スタイル・ボイス、全て整ってる男、ジ・エンターテイナーだ。今夜のゲストは凄いぞ!!ついに謹慎が明けて復帰することになった人気スターだ!!さぁ、ここに来てくれい!!」

スズキ・ルイが登場。

ルイ「まさかこのコーナーが復帰1発目だとは・・・。驚き。」

エンターテイナー「安心してくれ。この俺様は空気は読める。今夜、このコーナーで求められているのは俺様ではなく、君の声だ。もう思いの丈をぶつけてくれ!!」

ルイ「気遣いに感謝するよ。エンターテイナー。」

そう言われたエンターテイナーはルイに会釈し、観客に手を向けて話し出すよう促す。

ルイ「2週間の謹慎・・・。何もできないからとても長く感じた・・・。でもハッキリ言って納得がいかない。なんで私が謹慎?そもそも不正をしたのはジュディの方!!『ソウル・インパクト』の試合中にイスを使ったことをなぜか、みんな忘れてる!!だから、その仕返しをしたまで!!どう考えても私の罪と罰は合ってない!!私を罰するなら、ジュディにもあるべきでしょ!!」

エンターテイナー「そうだな。俺様もジュディと同じく手段は選ばないタイプだが、罰があるなら君は不公平な扱いを受けている。ルイの言うことは至極真っ当だ。」

ルイ「でしょ!!今夜は復帰戦のタッグでジュディと戦うけど、まぁ、覚悟しとけってこと。それからPPV『ザ・ダーク』でシングルで決着をつけたい。」

そこにジュディが登場。リングには向かわず、入場口前で話し出す。

ジュディ「復帰したな。お前の顔を見れて逆に安心した。あの一撃、忘れてないよ・・・。望み通り、PPVでやってやる!!」

ルイ「とりあえず、ここに来たら?」

ジュディ「それはやめとく。リングに入ったらどうせ、殴りかかってくるんだろうから。話をPPVの件に戻したい。一騎打ちするなら、普通のシングルじゃ面白くない。違う?」

ルイ「じゃあ、何するつもり?」

ジュディ「ノーDQ。」

エンターテイナー「これじゃ、イスを使ってもOKだし、殴ってもOKだぞ!!どうする、ルイ?」

ルイ「それにしよう。それから今夜のタッグ戦、楽しみにしてるから・・・。」

実況「PPVで行われるルイとジュディの一騎打ちはノーDQとなりました!!今夜、両者はタッグ戦でもぶつかりますが、その前にバチバチの火花を散らしています!!

解説「PPV直前の『BRAVE』は波乱の幕開けだな!!しかし、エンターテイナーは今回もまた真面目に進行役に徹していたな。丸くなったのか?

シングルマッチ フライ・キッド vs ケビン・ウィリス

ロックアップで試合開始。キッドがヘッドロックで先制するも、ウィリスはキッドをロープに振ることでヘッドロックから解放され、キッドがリバウンドしてきた瞬間、チキンシンク!!すぐ様、倒れたキッドにマウント・パンチとエルボー・スタンプ!!フォールするが、カウント2!!

ウィリスはキッドを起こしてチョップを連打してからロープに振り、リバウンドしてきて瞬間、クローズライン!!キッドはそれを避け、ロープで勢いをつけてクロスチョップ!!攻勢に転じたキッドはウィリスにフィッシャーマンズ・スープレックスを決め、そのままブリッジしてフォール!!だが、カウント2!!

間髪入れずにキッドはオクラホマ・スタンピードを狙うが、ウィリスは抵抗して着地、逆にキッドにスリングショット・スープレックス!!

ウィリスはコーナーに上がり、ダイビング・ダブル・アックス・ハンドルを敢行!!しかし、キッドはトーキックで迎撃し、必殺技のカナディアン・ネックブリーカーを炸裂!!そのままフォールし、3カウント!!キッドの勝利!!

・バックステージ 試合前 芽依へのインタビュー

アナウンサー「今夜は大一番ですね。DESTINYの"女帝"こと宝生ダリアとの一騎打ちです!!」

芽依「気合い入りまくり!!やるしかないっしょ!!ダリアは強いけど、とにかくガムシャラに挑むだけ!!以上!!」

そう言って芽依はその場を去る。

ノンタイトルタッグマッチ ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ) vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

実況「すでにタッグ王座挑戦チームは決定していますが、ここでハードコア・エキスプレスは改めてその存在感を示すことができるのか!?」

解説「ロード・ロッケンローラーも王座戦を前に勢いをつけておきたいところだな。」

キングとUSAが先発し、ロックアップで試合開始!!USAがキングをサイドヘッドロック・テイクダウン!!そのままチンロックでキングを押さえ込むも、体力の有り余るキングは起き上がり、USAのロックを力づくで技を外す。キングはパンチを連打し、USAはダウン!!ロープで勢いをつけたキングはエルボーを投下し、USAをフォール!!だが、カウント2!!キングはUSAを自軍コーナーに連行しつつ、ウィズと交代!!

ウィズはUSAにチョップを連打!!USAをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、エルボー・スマッシュ!!またもダウンするUSA!!ウィズはロープで勢いをつけて倒れているUSAにランニング・ヘッドバットを投下してUSAをフォール!!だが、カウント2!!ウィズはUSAを起こすも、突如USAがサミングで反撃!!ウィズの頭を自軍コーナーのターンバックルに叩きつけてハードコアと交代!!

ハードコアはオクラホマ・スタンピードでウィズをマットに叩きつける!!間髪入れずにハードコアはウィズを起こして、ロープに振る!!ウィズはリバウンドした瞬間、キラー・ヘッドバットを炸裂!!ハードコアをフォールするが、USAがカット!!USAはエプロンに戻らず、ウィズに攻撃を続行!!すかさずキングがウィズを救出すべく、リングインしてUSAに殴りかかるも、USAもパンチで応戦し、乱闘!!そのまま両者は乱闘を続けて、ついにレフェリーが無効試合を宣告!!

乱闘の最中、USAがディスカスクローズライン!!が、キングがかわして必殺技のスリーパー・スラムを決める!!キングはウィズを起こす。

だが、そこにグリーディ・デストロイヤーズ(カタストロフィー&デザイア・ハート)が乱入!!両チーム乱闘開始!!

試合で体力を消耗しているため、ロード・ロッケンローラーはなす術なく、グリーディ・デストロイヤーズに圧倒されてしまう。グリーディ・デストロイヤーズはそれだけで満足せず、カタストロフィーがウィズにカタストロフ・ニー、ハートがキングにデスバレー・ボムをそれぞれ決める!!観客がブーイングする中、グリーディ・デストロイヤーズは勝ち誇ったようにアピールを決める!!

・イーグルのプロモ

イーグル「前にも言ったが、俺はオブライエンのスター王座に挑戦する。ヤツは俺の2冠王座のアイディアをパクっただけでなく、バースト王座戦では卑劣なやり方で俺を敗退させた。もちろん、反則ではないが、あのやり方は許せない。PPVでは覚悟しとけ。」

そこにオブライエン登場。

オブライエン「確かに俺はパクったぜ。それは認める。けど、お前がそのアイディアを実行できなかったから、俺がやったまでだ。すげぇアイディアは実現させないとな。」

イーグル「でも、俺の方がスケールはデカかった。俺はスター王座とDESTINY王座を同時に保持することだ。つまり、PPVでお前を倒して2冠王座を狙う。お前は所詮、パクリにすぎない。」

オブライエン「今のお前にそんなことを言っても説得力はないぜ。最近のお前は全くパッとしてねぇ。シャックスに挑戦した頃がお前のピークだ。だが、俺は2冠王者だ。これからも俺のピークは続く・・・、」

その瞬間、イーグルは強烈なエルボー・スマッシュを放つ!! オブライエンは倒れるが、素早く転がりリングから退避、その場を後にする。

実況「両者は今夜、タッグ戦で激突します!!PPV後、果たしてオブライエンは2冠王者でいられるのでしょうか!?」

シングルマッチ 宝生ダリア vs 青柳芽依

実況「前女子王者のダリアはPPVでは試合が組まれていません。だからこそ、改めてここでその存在感を示しておきたいところです。」

解説「芽依も前王者ダリア相手にどこまでやれるか、アピールしたいはずだ。ダリアは王者を失っても、"無冠の女帝"だからな。」

ゴングと共に芽依がエルボー・スマッシュで先制!!ダリアをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にクロスボディ!!そのまま覆い被さってフォールするが、カウント2!!ダリアは起き上がるも、芽依がインサイドクレイドルで丸め込む!!が、カウント2!!またも芽依は向かっていくが、ダリアがクローズラインで芽依を薙ぎ倒して流れを断ち切る!!

ダリアは芽依を起こしてロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、アーム・ドラッグ!!芽依は踏ん張って持ち堪えようとするも、間髪入れずにダリアはヒップ・トスを決め、左腕にシーテッド・アームバー!!芽依はしばらく極められるが、タイミングを見計らい、前転してから跳ね起きて、ダリアの腕のロックを外し、ボディスラム!!芽依はコーナーに上がり、ミサイルキック!!芽依はフォールするが、カウント2!!

芽依はダリアを起こしてジャーマン・スープレックスを狙うも、ダリアが抵抗!!ダリアは芽依にショートアーム・クローズラインを決める!!さらにベリー・トゥー・ベリー!!

解説「芽依は果敢に攻めてたが、ダリアの反撃開始だ。」

ダリアは芽依を追い詰めるべく、得意技のチキンウィング・フェイスロックを極める!!芽依はしばらく苦しめられるが、なんとか這ってロープ・ブレイクに成功!!

技を解いたダリアは芽依に向かっていくが、芽依がネックブリーカー・ドロップで反撃し、間髪入れずに2発目を決める!!

形勢逆転した芽依は勝負を決するべく、起き上がったダリアに必殺技のスーパーキック!!しかし、ダリアは避けてカウンターのハイ・ニー!!そしてダリアは必殺技のダリア・ドライバー!!そのままフォールして、3カウント!!ダリアの勝利!!

・バックステージ 試合前 ポセイドンへのインタビュー

アナウンサー「今夜、ノンタイトルマッチであのシャックスとの試合が控えていますね。シャックスに勝てば、前回あなたがおっしゃていたDESTINY王座挑戦にアピールするチャンスですし、何より、『ドリーム・ロード・トーナメント』のリベンジを果たすことができますね。」

ポセイドン「まさかあの発言が、今夜に繋がるとはな・・・。自分でもびっくりだ。これまでシャックスとはトーナメント以降、対戦する機会はなかったが、今夜リベンジを果たす!!それにシャックスは王座戦を控える中、エリック、ブラック・フィニッシャーとシングルで2連敗してるが今夜、俺に負けて3連敗となるんだ!!そしてこれは別件だが、いずれファルコンとも戦うことになるだろう。ヤツの横暴はすぎるぞ。確かにシャックス、ファルコンと、今の状況では2人とも俺よりも先を行っている・・・。だが、これから俺は必ず躍進、いや、大躍進してやるかならな。つまり、その一歩は今夜からだ!!」

そう言ってポセイドンはその場を後にする。

・タッグマッチ スズキ・ルイ&レイラ・トンプソン vs リサ&ジュディ・テイラー

実況「番組冒頭ではバチバチ状態のルイとジュディ、さらにチャンピオンのリサとチャレンジャーのレイラがタッグ戦で激突します!!それぞれの闘争心が渦巻く中での、最後の前哨戦です!!」

レイラとリサが先発。すぐさまレイラがクローズラインでリサを薙ぎ倒す!!リサにエルボー・スマッシュを浴びせつつ起き上がらせて、フリーのコーナー(どのチームも待機していない)に振るが、逆にレイラが振り返される!!リサはレイラに向かって行くも、レイラがキックで迎撃!!フラつくリサにヨーロピアンアッパーカットからヨーロピアン・ネックロックを極める。リサは抵抗、レイラの懐に入り込み、そのまま自軍コーナーのターンバックルに押し込んでジュディと交代!!

リサはすぐに待機せずレイラを捕らえ、ジュディがレイラにパンチを浴びせてからエプロンで待機。

ジュディはパンチとチョップ連発!!さらにスナップ・メアからビッグ・ブート、続け様にレッグ・ドロップを投下!!フォールするが、レイラがカウント2で返す!!

ジュディはレイラの頭と顎を掴み、チンロック!!レイラはすぐに抵抗するも、ジュディがマットスラムで叩きつけて、リサと交代!!

解説「やはりジュディとリサの連携は抜群だな。レイラを孤立させつつ、頻繁に交代してる。」

待機しているルイは手を伸ばすも、到底タッチできる状況ではない。それでもレイラはルイの元へ這っていくも、リサがレイラに跨り、ルイの方を見て挑発。その瞬間、レイラは身体の向きを変えて跨っているリサにパンチ!!フラつくリサ!!

レイラはルイの方へと向かって行くが、リサがレイラの足を引っ張ってタッチを阻止し、レイラをスープレックスで投げる!!リサはジュディと交代!!

ジュディはレイラにストンピングを連打で浴びせ、レイラを起こしてチョップ!!レイラもパンチで反撃するも、ジュディがトーキックで黙らせる!!ジュディはロープで勢いをつける!!しかし、ジュディがリバウンドしてきた瞬間、レイラがカウンターのスパインバスター!!両者ダウン!!それでもレイラは這ってルイと交代!!

ルイは勢いよくリングインし、ジュディにタックルからマウント・パンチを浴びせる!!そこにリサがリングイン、ルイの勢いを止めようとするも、ルイがバック・エルボーでカウンター!!さらに起き上がったジュディとフラつくリサにダブル・クローズラインを浴びせる!!ルイはリサをリングから放り投げる!!しかし、ジュディが背後からルイを丸め込む!!が、カウント2!!

ルイとジュディは同時に起き上がり、ジュディがビッグ・ブート!!ルイはそれを避けて、ジュディにトーキックを浴びせて、フィッシャーマンズ・スープレックス!!そのままブリッジしてフォールするが、カウント2!!

チャンスと見たルイはジュディが起き上がるのを待ち構える。すると、場外のリサがルイの足を掴み、リングから引き摺り出す!!

解説「嫌らしい攻撃だが、かなり有効だぞ!!流れを止めた。」

それを見ていたレイラがリサに飛びかかり、場外乱闘!!その折、ルイはリングイン!!だが、ジュディがリングインしたばかりのルイを持ち上げて、必殺技のスリル・ドロップを敢行!!そのままフォールし、3カウント!!ジュディ組の勝利!!

実況「ここでまたしても、ルイはジュディに足元を掬われてしまいました!!」

・バックステージ 試合前のシャックスとファルコン

ファルコン「この前はなんのつもりだ?俺に貸しを作ったつもりか?」

シャックス「そんなつもりはない。エリックに恥をかかせただけだ。」

ファルコン「そうか、ならいい・・・。しかし、今夜のお前の相手、ポセイドンは油断ならない。トーナメントで破っているからといって、今夜もその通りになるとは限らない。ヤツは鳴りを潜めてはいるが、一度波に乗ったら手がつけられない。そういや、思い出してみろ。俺たちは共にブラック・フィニッシャーに負けてる。もちろん、ヤツも負けてるがヤツの場合、俺たちと少し状況が異なる。そう、ヤツは乱入で負けたにすぎない。ヤツはブラック相手に奮戦してたんだぞ。脅威となる存在だ。」

シャックス「ご忠告、ありがとう・・・。」

そう言い残し、シャックスは去る。

シングルマッチ ブラッディ・キース vs ブレイン・ジャック

殴り合いで試合開始!!徐々にジャックが劣勢となり、クローズラインを食らう!!さらにキースは怒りに任せてマウント・パンチを浴びせる!!すかさずレフェリーが止めに入る!!

キースは一旦クールダウンして再度、ジャックに向かっていくが、ジャックがクローズラインで反撃!!ジャックはダウンしているキースにストンピングを浴びせまくり、キースを起こしてベリー・トゥー・ベリー!!フォールするが、カウント2!!

両者同時に起き上がるが、キースがパンチで攻勢に転じ、ロープで勢いをつけてビッグ・ブート!!キースはさらにクローズラインを狙うが、ジャックがカウンターのクロスフェイスを極める!!キースは素早くロープ・ブレイク!!しかしジャックは技を解かず、5カウント!!ジャックの反則負け!!

それでもジャックはお構いなしに技を極め続ける!!キースはグロッキーに。

ジャックはイスを持ち出し、キースが起き上がるのを待ち構える!!キースが起き上がった瞬間、ジャックはイスを振り下ろす!!が、キースは避けてジャックにパンチで逆襲!!ジャックはそれを受けてイスを手から離す!!さらにキースはイスを拾って逆にジャックにイスで一撃!!ジャックはグロッキーに。

キースはイスを手に持ったまま、両手を挙げてアピール!!

・鬼塚のプロモ

鬼塚「(日本語で)おい、おい、おい・・・、最近、俺の邪魔をしやがるヤツがいる。つうか、いつからここはインチキ団体になったんだ・・・。照明を真っ暗にすることが、存在のアピールってか?コソコソしてないで姿を見せやがれ!!」

突如照明が真っ暗になる。

鬼塚「またか!!いい加減にしろ!!」

すると真っ暗の中、入場口にピンスポが当たり、タッキシード姿で丸メガネをした紳士風の男が登場。鬼塚にもピンスポが当たる。

鬼塚「お前は誰だ?これまでのことは全部、お前の仕業か?」

紳士「(流暢な日本語で)おっと、私はあくまであるお方のメッセージを伝えに来ただけです。」

鬼塚「あるお方だと!?じゃ、そのメッセージってのを聞かせて貰おうじゃねぇか!!」

紳士「そのお方は、開催が目前に迫ったPPV『ザ・ダーク』でデビューすることになっています。光栄なことにあなたはそのデビュー戦の相手に指名されているのです!!いかがでしょうか?」

鬼塚「はぁ、ふざけんな!!指名されてるだと!?この俺が!?」

紳士「そうです。ですから、是非ともお受けいただきたい。」

鬼塚「ハッキリ言ってやる!!そのお方とやらをボコボコにしてやる!!何がデビュー戦の相手に指名だ!?忘れられないデビュー戦にしてやるからな!!そう伝えとけ!!」

紳士「ハッハハハ・・・。感情表現が豊かですね。しかし、PPVではその威勢を保っては入れないでしょう。あなたは恐怖と闇に飲み込まれるはずですから・・・。」

鬼塚「薄気味の悪いヤツだな・・・。」

解説「一体どんなヤツがデビューするんだ?」

実況「照明の件と不気味な紳士といい、非常に不穏な空気を漂わせつつ、謎めきながらもその存在感を強めていますね・・・。最近では新番組が始まり、新たな所属選手が続々とデビューしていますが、その中でも今回デビューする選手は別格ということでしょうか・・・?」

・タッグマッチ ジャスティン・デューク&シャドー・イーグル vs ファルコン・ザ・グレート&アレックス・オブライエン

デュークとファルコンで出陣。デュークは気合い十分、一方のファルコンはスカし気味。デュークはロックアップしようとすると、ファルコンはオブライエンとタッチ!!

実況「心理戦を仕掛けてきてるな。」

オブライエンはやや戸惑いながらリングイン。すると、イーグルがデュークに手を伸ばしてタッチを促し、デュークはイーグルと交代!!

イーグルとオブライエン、互いに見合って手を出さず。が、突如オブライエンはパンチを放つも、イーグルの先制の強烈なエルボー!!イーグルはフォールするが、カウント2!!

イーグルはオブライエンを起こしてロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にクローズライン!!オブライエンはそれをかわしてカウンターのバック・エルボーを決める!!攻勢に転じたオブライエンはトーキックを浴びせ、必殺技のトラジディ・オブ・ギロチン!!だがイーグルはかわし、オブライエンは尻餅をつく!!イーグルはそのオブライエンにネック・スナップを決めてから、セントーン!!フォールするが、カウント2!!

オブライエンが起き上がり、イーグルはロープで勢いをつけるが、オブライエンがカウンターのレッグラリアットが決める!!オブライエンはファルコンと交代!!

ファルコンはリングインするなり、ストンピングを浴びせてイーグルを起こさせず、ロープで勢いをつけてレッグ・ドロップを投下!!フォールするも、カウント2!!

チャンスと見たファルコンはイーグルを起こして、得意技のファルコン・アロー!!しかし、イーグルは背後に着地してバック・スープレックスを決める!!ファルコンはダウン、イーグルはなんとか這ってデュークと交代!!

デュークは勢いよくリングイン、ファルコンに美しいフォームのドロップキック!!するとオブライエンがリングインしてデュークを急襲するも、デュークはオブライエンをリングから放り投げる!!

解説「デュークは勢いに乗ってるぞ!!」

さらにデュークは起き上がったファルコンにクローズラインを決めてから、得意技のリバース・パワースラムを炸裂!!それからファルコンが起き上がるのを待ち構えるが、ファルコンは転がってリングから退避!!観客ブーイング!!

しかし、イーグルがエプロンから降りてファルコンを捕らえようとするが、オブライエンが阻止し、イーグルにハイ・ニー!!そのままイーグルを防護壁にぶつけようするも、逆にイーグルにぶつけられてしまう!!その瞬間、ファルコンがイーグルにスーパーキックを炸裂!!

ファルコンはリングイン!!すると待ち構えていたデュークがファルコンを必殺技のバタフライ・エフェクトの体勢に捕える!!が、ファルコンは素早く反応してデュークをバックスライドで丸め込み、3カウント!!ファルコン組の勝利!!

ファルコンとオブライエンはそそくさとリングを後にする。

・バックステージ グリーディ・デストロイヤーズのプロモ

ハート「いいか、ロード・ロッケンローラーよ、PPVで私たちが必ずタッグ王者になるのだ!!君たちがタッグの強豪でも、タッグの超新星たる私たちには敵わないのだ!!」

カタストロフィー「ハートの言う通り、俺たちが新タッグ王者となる!!ロード・ロッケンローラーよ、俺たちグリーディ・デストロイヤーズの前には全てが破壊される。そう、俺たちが歩いた跡は"ウェイストランド(不毛の地)"となるのだ!!」

・メインイベント ノンタイトルマッチ シャックス vs ポセイドン

シャックス、ポセイドンは互いに見合う。なんと、しっかりロックアップで試合開始!!シャックスはヘッドロックで先制し、サイドロック・テイクダウン!!

解説「シャックス、ヤツはここで自分の実力を示すつもりのようだ。」

実況「王座戦直前です。ここで負けるわけにいきません。」

ポセイドンは起き上がってシャックスをロープに振ることでヘッドロックから逃れようとするも、シャックスが自ら倒れ込んで阻止し、ポセイドンを押さえ込む。

それでもなんとかポセイドンは立ち上がってシャックスの腹にエルボー連打して反撃し、ヘッドロックから解放される!!ポセイドンはロープで勢いをつけるが、シャックスがドロップキックで迎撃!!シャックスはフォールするが、カウント2!!

シャックスはポセイドンを起こしてコーナーへと連行。ターンバックルにもたれ掛からせて、シャックスはチャップを連発!!ポセイドンもパンチで応戦し、逆にシャックスをターンバックルにもたれ掛からせてから、助走をつけて串刺しドロップキック!!さらに2発目も決める!!シャックスはフラつきながら、コーナーから離れてロープ付近に移動。すぐ様ポセイドンはクローズラインでシャックスをリングから落とす!!

ポセイドンはリングから降りてシャックスの頭を掴んでエプロンに叩きつけてからリングに戻し、フォールするが、カウント2!!

ポセイドンはコーナーに上がり、シャックスが起き上がった瞬間、ミサイルキックを敢行!!チャンスと見たポセイドンは距離を取って、必殺技のランニング・ニーを狙うが、シャックスは察知し転がってリングアウト!!

ポセイドンはリングから降りてその後を追う!!シャックスは例の如く先にリングに戻る!!そしてポセイドンもリングインするが、シャックスがポセイドンを捕らえてダブルアーム・スープレックス!!

解説「劣勢でも形勢をしてくるのが、シャックスだ。油断ならん。」

ダウンするポセイドンにシャックスはフィギュア・フォー・ネックロックを極める!!ポセイドンはなんとか起き上がって脱出するも、シャックスがトーキックを決める!!すかさずシャックスは得意技のシャックス・ドライバー!!が、ポセイドンは背後に着地してカウンターのファイナル・カットを決める!!ポセイドンはシャックスをフォールするが、3カウント寸前で返される!!

ポセイドンはシャックスを起こし、ロープに振ってフロート・オーバー・DDT!!ポセイドンはフォールするが、またもカウント2!!間髪入れずにポセイドンはシャックスを起こすも、突如シャックスがオコーナー・ロール!!が、フォールせず、スルスルと蛇のように這って距離を取り、ポセイドンが起き上がるのを待ち構える!!そして、シャックスはポセイドンに向かって行くが、なんとポセイドンがカウンターのランニング・ニー!!

実況「これでポセイドンが勝負を決めるか!?」

ポセイドンはフォールするが、シャックスはロープに足を掛けてロープ・ブレイク!!

実況「これは惜しい・・・。まさにシャックスには命綱だったな。」

ポセイドンは間髪入れずに得意技のレッグ・ホック・バック・スープレックス!!しかし、シャックスは抵抗してポセイドンにハイキック!!さらに助走をつけて必殺技のSDM!!そのままフォールして、3カウント!!シャックスの勝利!!

実況「ポセイドンも惜しかったですが、やはりここはシャックスが王者であることを改めて我等に示しました。ある意味、ここでの勝利は挑戦者にプレッシャーを与えることができます。」

シャックスはレフェリーからベルトを渡され、勝利アピール!!

すると、そこにエリックが現れる。

エリックはリングインしてシャックスからベルトを取り上げる!!エリックは右手でベルトを掲げながら、俺ものだとシャックスにアピール!!シャックスはただ黙ってエリックを睨んでいる。

実況「『ドリーム・ロード』から続く因縁は、DESTINY王座ベルト伴って決着をつけることになります!!」

解説「エリックはシャックスに必ず落とし前はつけると言っていたが、シャックスもそう簡単にベルトを明け渡すつもりはない。死守するだろう。こうなったら、PPVが楽しみだな!!」

・ブラック・フィニッシャーのプロモ

ブラック「俺とザ・フィニッシャーは2度も1対1で戦った。戦績は共に1勝1敗。だからこそPPVで3度目の正直、決着をつけよう。ザ・フィニッシャー、ここに来て話をしよう。」

フィニッシャー、登場。

フィニッシャー「3度目の正直か?戦績的に互いにイーブンだからな。決着をつけるのにはちょうどいい。しかし、最近お前は物騒なことを言っているようだな。どうやら、この俺を再起不能すると。シャックスに入れ知恵でもされたのか?お前は一体どういうつもりだ?」

ブラック「ハッキリ言おう。この世に、この団体に2人のフィニッシャーは必要か?いや、不必要だ。どちらかが消えるべきなのだ。完全なる決着をつける必要がある・・・。」

フィニッシャー「待て、決着をつけるのには賛成だが、消える必要はない。」

ブラック「お前には分からんのだ!!お前が存在する限り、俺は所詮"ブラック・フィニッシャー"にすぎない!!そう、俺の存在はお前の"お下がり"なのだ!!」

フィニッシャー「お前の苦悩は分かる!!しかし・・・、」

ブラック「分かるものか!!これ以上、ダラダラと説明しても無駄だ!!単刀直入に言ってやる!!勝った方が正真正銘の"フィニッシャー"となる!!その試合はラストマン・スタンディングだ!!最後に立っているのは、この俺だ。」

ブラックはそう言い放つと、フィニッシャーを必殺技のチョークスラムでマットに叩きつける!!

実況「両者は宿命はまるで遺伝子の螺旋のように交わっていくと思われましたが、ここでブラックが決着を宣言!!ラストマン・スタンディングでフィニッシャーを再起不能にするつもりのようです!!」

解説「フィニッシャーは"あの一撃"を食らっても復活し、それからニック・リーガンを破った男だ。再起不能になると到底思えない。だが何はともあれ、これが決着となるようだ。どうなるのだ!?」