DESTINYは所属選手であるファルコンの改名を発表。ファルコン改め、ファルコン・ザ・グレートとなった。おそらく、ヒールターンしたことによる、イメージチェンジが理由だと思われる。
タツ・マモルのプロレスコラム 第4回 DESTINY王者の変遷
DESTINYの誇る最高王座である、DESTINY王座。DESTINY王座を持つ者こそ、団体の主役であり、メインイベントを飾る。このベルトを巡って強者どもが日夜、抗争を繰り広げているのだ。
団体の至宝-DESTINY王座ベルト-
歴代王者
初代 ハーキュリーズ
第2代 シャックス
第3代 ハーキュリーズ
第4代 "アルファ・メイル"・ジョニー
第5代 ファルコン
第6代 シャックス
王者たちの変遷
現在の最多戴冠記録はハーキュリーズとシャックスが共に並び2回。最多防衛記録はV10を成し遂げたハーキュリーズ。
当初、団体には王座は創設されていなかった。黎明期は今のような路線ではなく、フリーの大物の参戦が目玉の規模の小さい団体にすぎなかった。それから、団体の方向性が決まったことにより、DESTINY王座が創設された。王者はトーナメントによって決められ、ハーキュリーズがトーナメントを制覇し、初代王者としてその名を刻む。周知の事実であるか、ハーキュリーズはかつての団体の主役であり、顔であった。つまり、DESTINY王座はハーキュリーズのために用意されたものであると言える。
団体の黎明期やDESTINY王座が創設された背景については以前、こちらに詳しく書いた。
初代王者ハーキュリーズはV10の怒涛の防衛ロードを歩みながら、団体を代表する善と悪の軍団抗争(正義軍vsデビルズ・ゲートとの抗争)を繰り広げる。その最中、抗争相手=デビルズ・ゲート、リーダーのシャックスに王座を奪取された。トップヒールのシャックスがハーキュリーズから王座を引っ剥がすという衝撃は凄まじく、会場は割れんばかりのブーイングに包まれた。当時のハーキュリーズ・ファンにとっては悪夢のような出来事だったのだ。
すぐさま、ハーキュリーズはリターンマッチを行い、シャックスを下した。シャックス政権は悪夢の如く、三日天下に終わったのだ。ファンたちは溜飲を下げた。シャックス政権は単調な勧善懲悪のストーリーのワンクッションにすぎなかったのだ。
しかし、ここからはそうはいかなかった。
ハーキュリーズ、2度目の政権はV10の記録を更新することなく、やや短命に終わった。6人参加のエリミネーション・マッチでフリーの大物選手"アルファ・メイル"・ジョニーにあっさり王座を明け渡した。
ジョニー政権について唐突間は否めないが、これには裏の事情がある。
この頃にハーキュリーズの素行問題が浮き彫りとなり、懲罰として王座戦線から外されたのだ。
そうは言っても、団体はこれまで築いてきたハーキュリーズのブランドを暴落させるわけにいかない。
つまり、シングルマッチではなく、ジョニーが飛び入り参加でも"あまり不自然ではない"、6人参加のエリミネーションという、特別にあつらえた舞台で王座を落とすことで、"ひとまず"ハーキュリーズの面目を保ったのである。ジョニーはそのための暫定王者にすぎなかった。
懲罰をしつつも、ハーキュリーズへの"プロテクト"がなされた上での王座交代劇。もちろん、ハーキュリーズは懲罰後に王座奪還するプランも用意されていた。
"暫定王者"ジョニーはその後、"2番手のトップベビー"であるファルコンに敗れて王座陥落し、役目を終えて団体からフェードアウト。ファルコンは王座を初戴冠ものの、この時点では短命政権で終わる予定だった。
しかし、ここでプランを破棄しなければならない事態に見舞われる。
ハーキュリーズが懲罰期間の抗争相手、ザ・フィニッシャーにシュートを仕掛け、団体を去ってしまったのだ(ハーキュリーズ・シュート事件)。
団体にとってこれ以上にない痛手だった。それに伴い、ファルコンは本来の予定よりも長く王座を保持することになる。
その後、シャックスが「ドリーム・ロード・トーナメント」で優勝し、「インフェニティ・ポッシブル」にて王者ファルコンに挑戦。一進一退の攻防の末、シャックスはファルコンを破り、王者となった。
シャックス、2度目の戴冠はハーキュリーズと並ぶ記録で、フィニッシャー(乱入により無効試合)、ファルコン、シャドー・イーグルの挑戦を退け、現在も王者に君臨している。
強者どもが渇望する栄光、DESTINY王座。これから、どの主の腰に巻かれ、スターにしていくのだろうか?
最後に、前王者ファルコンがDESTINY王座について語ったインタビューを引用したい。
「王座に刻まれている、その名は勝者の名前だけだ。しかし、それと同時にその名が刻まれることのない、敗北者たちの戦いが積み重なっている。分かるか?王者というものは感傷でなれるものではない。執念や非情さなどを兼ね備えた上で、やっとなれるものだ。それが王者の重みだ。」
DESTINY Season1 June 2nd 「BRAVE」#10
「BRAVE」対戦カード(全7試合)
・DESTINYタッグ王座挑戦者チーム決定トーナメント第1回戦 ブラッディ・ジャッカー(ブラッディ・キース&ブレイン・ジャック) vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)
・DESTINY女子シューティング・スター王座戦 三井マキ(c) vs 青柳芽依
・DESTINYタッグ王座挑戦者チーム決定トーナメント第1回戦 X vs X
・DESTINY非公認アンダードッグ王座 アレックス・オブライエン(c) vs アンダードッグ鬼塚
・シングルマッチ ザ・フィニッシャー vs ファルコン
・ノンタイトルマッチ ジャスティン・デューク vs テリー・ウィズダム
・メインイベント 6人タッグマッチ エリック&ロード・ロッケンローラー vs シャックス&ジ・エンターテイナー&ブラック・フィニッシャー
試合結果
・グレイテスト・エンターテイナー
リングにはゲスト用のイスが1脚用意されている。
エンターテイナー「この俺様はジ・エンターテイナーだ。フェイス・スタイル・ボイス全て整っている男だ。今夜の『BRAVE』は、この素晴らしきコーナーから幕を開けるぞ。やはり、上層部は俺様を評価しているようだ。今回のゲストはメインイベントの6人タッグマッチのパートナーで、"我らがDESTINY王者"だ!!おい、みんなも承知の人物だぞ!!」
会場からブーイング(若干、声援アリ)が起こる。エンターテイナー「いいか、お前らがどんなにブーイングを浴びせようとも、彼が王者である事実は覆ることはない!!今回のゲストは、シャックス!!」
シャックス登場!!
エンターテイナー「(手で促して)さぁ、座ってくれ。」
シャックスと同時にイスに座るエンターテイナー。
エンターテイナー「さすがの俺様も番組の構成に逆らう訳にはいかないのだ。つまり、どういうことかと言うと、扱わなければならないことがある。」
シャックス「あぁ、俺もそのつもりでここに来たからな。」
エンターテイナー「では、さっそく本題に入りたい。このコーナーの初回のゲストはエリックとファルコンだった。そういえば、アンタも急遽参加したな。」
シャックス「そうだった。」
エンターテイナー「あの2人はナンバーワン・コンテンダーマッチで戦い、勝利したエリックが、我らがDESTINY王者のアンタに次回PPVで挑戦することになった。ということで、エリック相手に何か、備えていることはあるか?」
実況「意外とエンターテイナーは真面目に進行してますね。」
解説「ヤツはきっと、真面目を変に拗らせた結果なんだろ。」
シャックス「特別に備えてることはない。ヤツが挑戦者となったのはまぐれだ。格下が格上を破ることは往々にしてある。果たして、その勢いがいつまで続くか、それが重要なんだ。ヤツはファルコンを倒して挑戦者となったが、俺は王者時代のファルコンを倒して、DESTINY王者となったのだ。分かるか?この違いを?これを理解していないヤツがこの会場にはたくさんいる。愚か者め。」
観客、ブーイング。
エンターテイナー「アンタ言うことはもっともだ。しかし、この俺様はファルコンにもエリックにも負けてる。途中から聞いてられなかったぜ。」
会場から笑いが起こる。
実況「おっと、シャックス、発言に配慮が足りなかったようです。」
シャックス、何回かうなづいて、「スマン、お前を傷つけるつもりはなかった。」と言う。
エンターテイナー「大丈夫だ。気にしていない。」
解説「ヤツはコーナーのホストとして気丈に振る舞ってる。」
シャックス「とにかく、俺が言いたいことはエリックがDESTINY王者になる運命は訪れないということだ。かつて、小娘が俺のことを禿鷹と言ったが、俺は禿鷹などではない。エリックに敗北と屈辱をもたらす、不幸のコウノトリだ。そしてこれからも俺の政権は続くぞ。」
エンターテイナー「シャックス、アンタなら絶対に王座防衛する。ヤツの王座挑戦はまぐれ・・・、」
エンターテイナーの言葉を遮るようにエリックが入場口に登場。
エンターテイナー「姿を見せたな。なんだったら、ここに来たらどうだ?特別にもてなすぞ。」
エリック「バーカ。2対1になる所に、おめおめと行くと思うか?前のシャックスのように、ここで安全に話させてもらうぜ。せっかくお前ら2人がこの場にいることだし、是非とも話したいことがあるんだ。お前ら2人は忘れてるようだが、ここで『ドリーム・ロード・トーナメント』の件を振り返ろう。まず、エンターテイナー。お前は1回戦で俺に負けてるよな?その後、PPVで2回も戦って全部俺に負けてる。これはまぐれじゃないぜ?まぐれは何回も続かない。エンターテイナー、たまにはまぐれで俺に勝ったらどうだ?」
エンターテイナー「・・・・・・。」
エリック「それからシャックス。本来、そのベルトを巻くべきなのは俺だぞ。決勝戦、誰がどう考えても、俺が勝負を決めそうだった。これは俺の個人的見解ではない。映像を見返せば、分かることだ。しかし、お前は俺に勝った。それはなぜか?そう、エンターテイナーが負け惜しみで乱入してきやがったからだ。シャックス、お前は混乱に乗じて俺に勝ち、『インフェニティ・ポッシブル』のメインで王者だったファルコンを破った。その点、お前の実力は認めよう。まぐれじゃない。だが、そもそも俺はお前に勝ちかけてたし、あのファルコンをも破った。これのどこがまぐれなんだ?答えてくれよ。」
シャックス「だから、PPVでお前を倒してまぐれだと証明してやる。」
エリック「いや、負けない・・・、」
エンターテイナーはエリックの言葉を遮って「今夜のメイン戦でお前を叩きのめしてやる!!」と言い放つ。
エリック「でも、今夜の俺のパートナーは心強いぞ。この団体のタッグ王者ロード・ロッケンローラーなんだぜ!!これほど頼もしい味方はいない。」
シャックス「フン、ヤツらなど取るに足らん!!なにせ、ヤツらは有象無象の王者なのだからな。」
すると、ロード・ロッケンローラーが現れる!!
解説「コケにされたら黙ってはられないだろう!!」
実況「口の悪さが災いして、虎の尾を踏んでしまったか!?」
エリックはロード・ロッケンローラーと合図して、エンターテイナーとシャックスの入るリングに走ってリングイン!!エンターテイナーとシャックスはロード・ロッケンローラーがリングインするや否や、リングアウトして入場口に向かって逃げる。リングのウィズはイスを倒し、それを見たエンターテイナーは指差して何やら文句を言っている。
実況「番組開始、早速、メイン戦の対戦者組同士が一触即発でした!!」
解説「メイン戦出場者のほぼ全員が顔を見せて、バチバチに火花を散らしていたな。しかし、あの場に姿を見せなかったブラックは一体、何を考えてるんだろうか?前回はタッグ戦でフィニッシャー組に敗れているし、ここで挽回したいだろうが、果たしてどうなるか?」
・DESTINYタッグ王座挑戦者チーム決定トーナメント第1回戦 ブラッディ・ジャッカー(ブラッディ・キース&ブレイン・ジャック) vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)
実況「前回の王座戦では三つ巴の状況で抗争を繰り広げた両チーム。今回はトーナメントの1回戦でぶつかることになりましたが、ある意味これは抗争の決着戦とも言えます。」
初陣はジャックとUSAで、殴り合いで幕を開ける!!
ジャックが優勢となり、USAにチョップを連打し、ニー・バットから首筋から背中付近にダブル・アックス・ハンドルを浴びる。ジャックはダウンしたUSAの左腕を脇の下に抱えて、アームロック。すぐにUSAが起き上がり、ボディブローとパンチで反撃!!USAはジャックをロープに振るも、逆に振り返され、リバウンドしてきた瞬間、フラップ・ジャックで叩きつけられる!!ジャックはフォールするが、カウント2!!
ジャックはキースと交代。キースは起き上がろうとするUSAの顔面にビッグ・ブート!!すぐにUSAを起こし、パンチを連打してロープに振る!!キースはバッグ・ボディ・ドロップを狙うも、リバウンドしてきたUSAが咄嗟にカウンターのトーキック!!即座にUSAはショートアーム・クローズラインでキースを倒し、ストンピングとエルボーを連続で浴びせる!!USAはキースを起こしてフリーのコーナー(どのチームも控えていないコーナー)のターンバックルに叩きつけ、パンチを連打!!
USAはキースを連行してハードコアと交代。USAはエプロンに待機せず、キースにアトミック・ドロップを決め、ハードコアはコーナーに上がり、ダイビング・クローズラインと、連携技を決める!!ハードコアはキースをフォールするが、カウント2!!
ハードコアはキースを起こすが、キースがパンチで反撃!!しかし、ハードコアはサミング!!
解説「卑劣な!!」
ハードコアはキースをフォール・アウェイ・スラムで放り投げる!!控えのジャックはキースを鼓舞するも、形勢逆転ならず。ハードコアはUSAはタッチ。
USAは弱るキースにトドメを刺すべく、必殺技のラストライド!!が、キースはパンチで反撃し、着地して逆に得意技のネック・ハンギング・ツリーを炸裂させる!!両者ダウン!!
レフェリーがダウン・カウントを取る中、両チーム共にエプロンから手を伸ばして、タッチを促す!!そして、キースとUSAは這ってタッチに成功!!
ジャックは勢いよく向ってきたハードコアをクローズラインで薙ぎ倒し、さらにベリー・トゥー・ベリー!!
ジャックはチャンスと見るや、ハードコアを必殺技のブレイン・バスターの体勢に持ち上げようとする!!しかし、背後から復活したUSAが殴りかかり阻止!!すると、同じく復活したキースがUSAを捕らえ、ジャックにパンチを浴びせろと、促す!!ジャックは捕えられたUSAにパンチを浴びせようとするが、なんと寸前でUSAは避けてジャックのパンチがキースに誤爆!!動揺するジャック!!その瞬間、復活したハードコアがジャックにスピアーを敢行!!ハードコアはジャックをフォールし、3カウント!!ハードコア・エキスプレスの勝利、2回戦に進出!!
試合終了後、起き上がったジャックはキースに不満をぶつけ、リングを去っていく。キースはひとり、リングに残される。
実況「これはチームの絆に亀裂が生じたか!?」
・実況席
実況「前回、鬼塚は日本語で演説しました。内容はアンダードック王座への挑戦表明ということで今夜、対戦カードの通り、アンダードッグ王者オブライエンに挑戦します。また、その演説の中で鬼塚はアンダードッグ王座を団体に持ち込んだのは、ハーキュリーズ12の功業に匹敵するとも述べていたようです。」
解説「ハーキュリーズ12の功業に匹敵するかはさておき、アンダードッグ王座は立派な功績ではある。なにせ、若手たちの活躍の場を広げたからな。しかし、その王座を持ってきた超本人の手元には無く、憎きオブライエンが現在の持ち主ときた。鬼塚はなんとしても取り返したいはずだろうな。」
・DESTINY女子シューティング・スター王座戦 三井マキ(c) vs 青柳芽依
実況「前回『BLAZE』の王座決定戦で最後の2人となったマキと芽依は激闘を繰り広げました。もちろん激闘を制し、初代王者となったマキですが、今夜はその王座を賭けて芽依と戦います。」
マキと芽依は握手してから、ロックアップで試合開始。
芽依がヘッドロックで先制し、マキからテイクダウンを奪う。すかさずマキはヘッドシザースで応戦。すると互いに技を解いて起き上がり、ファイティング・ポーズ。観客から声援が送られる。
両者共にジリジリと近づき、互いにロープで勢いをつけてショルダー・ブロック!!どちらも倒れず、再度、ロープで勢いをつけてショルダー・ブロック!!またまた倒れず!!芽依は叫び声を上げながら、エルボー・スマッシュ連打!!続けてボディスラムでマキを投げ、勢いをつけてエルボーを投下!!
芽依はマキを起こしてコーナーに追い詰め、エルボー・スマッシュ!!芽依は一旦、離れて助走をつけてマキ目掛けてダッシュ!!だが、マキは寸前で避けて、芽依はターンバックルに突進してしまう!!攻勢に転じたマキは芽依にバック・スープレックスを見舞おうとするも、芽依が背後に着地して回避!!マキは瞬時に向かって行くが、芽依はジョー・ブリーカーで反撃!!フラつくマキに芽依はコーナーに上がってダイビング・ブロック・バスター!!マキをフォールするが、カウント2!!
芽依はチャンスと見るや、マキが起き上がるのを待ち構えて必殺技のスーパーキック!!しかし、マキは避けて、トーキックを浴びせてからDDT!!
実況「これは強烈です!!」
マキは芽依をフォールするが、カウント2!!
マキはコーナーに上がり、ダイビング・ドロップキックを敢行!!畳み掛けるべく、芽依が起きるのを待ち構えて必殺技のハイマキック!!が、芽依も避けて、ネックブリーカー・ドロップ2連発から、ジャーマン・スープレックス・ホールド!!だが、マキはカウント2で返す!!
芽依はマキが起き上がるなり、ヒップ・アタック!!さらにリバース・DDT!!それから芽依はマキをジャーマンの体勢で捕らえながら起こすが、咄嗟にマキが背後に回り、スクール・ガールで丸め込む!!芽依はカウント2で返し、逆に芽依がマキをジャックナイフ・フォール!!マキもカウント2で返し、今度はマキが芽依をラ・マキストラルで丸め込み!!3カウント!!マキの王座防衛!!
・解説席
実況「この後すぐ、タッグ王座挑戦者チーム決定トーナメントの続きが行われます。対戦チームは両チーム共に未発表となっていましたが、たった今、判明しました!!」
解説「誰なんだ?」
実況「カタストロフィ&デザイア・ハートのグリーディ・デストロイヤーズvsスコット・サンダース&高木翔吾です!!つまり、新しいタッグチームです。」
解説「共に既存のタッグではないのか!!しかし、新タッグの参戦はタッグ戦線を大いに盛り上げそうだな!!」
・DESTINYタッグ王座挑戦者チーム決定トーナメント第1回戦 グリーディ・デストロイヤーズ(カタストロフィー&デザイア・ハート) vs スコット・サンダース&高木翔吾
カタストロフィーと高木で試合開始。高木はローキック。空振りながら、カタストロフィーを牽制。カタストロフィーは警戒しながら、隙を見て高木の懐に飛び込もうとするも、ローキックで迎撃!!動きの止まったカタストロフィーに高木はチョップを連発し、ロープ側まで追い込み、さらにチョップ!!カタストロフィーは思わず、胸を押さえる。
高木はカタストロフィーをロープに振り、バッグ・ボディ・ドロップを狙うが、カタストロフィーは高木を飛び越えるようにサンセット・フィリップで丸め込む!!高木はカウント2で返すが、カタストロフィーはすぐに起き上がるなり、顔面に低空ドロップキックを浴びせ、続け様にレッグ・ドロップを投下!!カタストロフィーはハートと交代。
ハートは倒れている高木をロープ側まで引っ張り、セカンドロープを介してキャメルクラッチ!!反則攻撃のため、レフェリーがカウントを取る中、ハートはカウント4で技を解く。
解説「これはあくまで憶測だが・・・、」
実況「どうしました?」
解説「バースト王座決定戦の時、ハートがあっさりタップしたのはタッグ戦に出るためだったのかもしれんぞ!!」
実況「あのタップは不可解でしたからね!!」
ハートは高木にブルドッグを決めようとするが、高木が突き飛ばしてブロック!!高木はハートの起き上がり際に掌底を浴びせ、サンダースと交代。
サンダースは倒れているハートにエルボー・ドロップを投下してから、ヘッドロック!!ハートはなんとか起き上がってサンダースをロープに振ることでヘッドロックから逃れようとするが、逆にサンダースに振り返される!!サンダースはハートがリバウンドしてきた瞬間、クローズライン!!が、ハートは避けて独特のフワッと浮き上がるドロップキックでカウンター!!ハートはサンダースをフォールするが、カウント2!!
ハートは畳み掛けるべく、サンダースを起こして必殺技のデスバレー・ボムの体勢に持ち上げる。サンダースは咄嗟に背後に着地し、ハートを倒して必殺技のアンクル・ロック!!
実況「突如、試合を決めるか!?」
しかし、カタストロフィーがサンダースを背後から殴り、カット!!高木もリングインしてカタストロフィーに殴りかかり、共にリングから落下!!高木は場外でもカタストロフィーに殴りかかるが、カタストロフィーが突進し、防護壁に背中から激突してしまう!!
一方、リングではハートとサンダースが殴り合う!!サンダースが徐々に優勢になり、エルボー・スマッシュを浴びせる!!フラつくハートにサンダースはもうひとつの必殺技のTボーン・スラムを決めようとするも、ハートが咄嗟にエルボーで抵抗し、技から逃れ、エプロンに控えていたカタストロフィーと交代!!
リングインしたカタストロフィーは勢いよくサンダースに向かって行くが、サンダースがクローズラインで迎撃!!
解説「これはチャンスだぞ!!」
すると、コーナーで控えていたハートがリングイン!!サンダースはそっちを警戒するも、復活したカタストロフィーが背後からサンダースをスクール・ボーイで丸め込む!!3カウント!!グリーディ・デストロイヤーズの勝利!!
解説「サンダースと高木に期待したが、ヤツらが上手いこと勝利を盗んでいったな。」
実況「ある意味、彼ららしい勝ち方ではありますが・・・。まぁ、何が起こるか、分からないのがタッグ戦ということでしょう。」
・バックステージ 試合前のフィニッシャーへのインタビュー
アナウンサー「今夜はファルコンとのシングルマッチが控えていますね。ファルコンと言えば、この前にデュークに対して蛮行を働きましたが・・・。」
フィニッシャー「この業界では"昨日の友は今日の敵"ということが多々ある。もちろん、逆もあるが・・・。俺はブラックにフォーカスしているが、やはり、ファルコンの行動は今だに信じられない。彼は越えてはならない一線を越えてしまったのだ。俺たちはどんなに怒(いか)ったり、悔しかったりしても、その一線を踏みとどまる。まぁ、それでもギリギリの時はあるがな。これを言ったところで何も変わりはしないだろうが、敢えて言おう。ファルコンよ、自分の誇りをそう簡単に捨てないでくれ。」
・DESTINY"非公認"アンダードック王座戦 アレックス・オブライエン(c) vs アンダードッグ鬼塚
両者、睨み合う。鬼塚は今にも飛びかかりそうに構えているが、オブライエンはそれを見て薄笑い浮かべている。すると、鬼塚が飛びかかる!!が、オブライエンはトーキックで迎撃し、パンチを浴びせ、コーナーに追い詰める。オブライエン はさらにパンチを浴びせるが、鬼塚が体勢を入れ替えて、オブライエンにパンチとチョップを連発!!鬼塚は距離を取り、助走をつけて向かって行く!!オブライエンは素早く反応して蹴りで迎撃!!フラつく鬼塚!!
オブライエンはニー・バットを決め、ロープで勢いをつけるが、鬼塚はタックルでカウンターし、マウント・パンチ!!間髪入れずに鬼塚はロープで勢いをつけるも、起き上がったオブライエンがレッグ・ラリアットで迎撃!!
すぐさまオブライエンは鬼塚を起こしてネックブリーカーから、リア・チンロック!!オブライエンは力づくで技を極め続ける。それでもなんとか鬼塚は起き上がり、ボディブローで反撃し、オブライエンはたまらず技を解く!!鬼塚はパンチを連続で見舞ってから、クローズライン!!オブライエンはそれを素早く避けて、カウンターのスピンキック!!オブライエンはフォールするが、鬼塚がカウント2で肩を上げる!!
オブライエンは少しムッとした表情となり、鬼塚を起こしてコーナーに上がらせる。しかし、鬼塚は蹴りで反撃!!フラつくオブライエンにすぐさまダイビング・ショルダー・ブロックを敢行!!オブライエンは吹っ飛ぶ!!!鬼塚はフォールしようとするが、オブライエンが鬼塚をセカンドロープとトップロープの間から押し出して、場外に落下させる!!オブライエンは一呼吸置くことに成功。
オブライエンはロープの間から頭を出して、場外の鬼塚の様子を覗き込む。すると、鬼塚はリングしたから取り出したイスでオブライエンの頭を一撃!!衝撃のあまり、オブライエンは転がるように倒れてリング中央でグロッキーに!!
鬼塚は倒れているオブライエンをイスでメッタ打ちに!!完全にグロッキーとなったオブライエン。鬼塚はそのオブライエンを起こして、アンダードッグ・DDTの体勢に捕える。
実況「ついに鬼塚が王座に返り咲くか!?」
突如、照明が落ち、場内が真っ暗となる!!
解説「なんだ、これは・・・!!」
実況「停電・・・、照明のトラブルでしょうか!?」
すぐに照明は明るくなったが、リングでは鬼塚は棒立ちし、傍にはオブライエンが倒れている。
解説「まぁよく分からんが、元に戻ったなら、勝負を決めるんだ!!」
再度、オブライエンを起こし、満を持して再度、アンダードッグ・DDTを狙う!!が、オブライエンは咄嗟のローブ・ローでディフェンス!!股間を押さえて身を屈める鬼塚にオブライエンは勢いをつけてトラジディ・オブ・ギロチンを炸裂させる!!鬼塚をフォールし、3カウント!!オブライエンの王座防衛!!
オブライエンは王座防衛に成功したものの、突然の出来事に、警戒しながら足早にその場を後にする。
・バックステージ 試合終了後のグリーディ・デストロイヤーズへのインタビュー
アナウンサー「あなた方は1回戦を突破されましたが・・・、」
カタストロフィー「なんだ?俺たちの勝利が気に食わんのか?」
ハート「おっとカタストロフィー、落ち着くんだ。勝利に必要なのは美しい勝ち方ではない。手段を選ばぬ執念なのだ。清廉さや勝ち方にこだわっては、栄光は掴めない。いくら非難されようとも、この勝利は覆らない。堂々としていよう。」
カタストロフィー「そうだな。とにかく俺たちが2回戦を突破し、ロード・ロッケンローラーに挑んで新タッグ王者になってやる!!」
そう言って去っていく、グリーディ・デストロイヤーズ。
・シングルマッチ ザ・フィニッシャー vs ファルコン
実況「悪に染まった黒い隼と団体の顔が戦います。」
ファルコンはロックアップに行くと見せかけて、ローキックを連発!!さらにミドルキック!!フィニッシャーはたまらずダウン!!ファルコンは倒れたフィニッシャーの顔にストンピング!!そこから助走をつけてニー・ドロップを投下!!フィニッシャーをフォールするが、カウント2!!
ファルコンは浅めのキャメル・クラッチを極める!!が、フィニッシャーはファルコンを背負いながら起き上がり、ファルコンの腕を引き剥がして背中からマットに叩きつける!!
フィニッシャーはすかさず、ファルコンにショルダー・ブロック2連発!!起き上がったファルコンは咄嗟にコーナーの方へ逃れるも、フィニッシャーはダッシュしてファルコンの方へと向かう!!ファルコンは向かってきたフィニッシャーを蹴りで迎撃し、素早くコーナー両脇のセカンドロープを足場にダイビング・ヨーロピアン・アッパーカットを決める!!フィニッシャーをフォールするが、カウント2!!
ファルコンは倒れているフィニッシャーに容赦なくストンピングを浴びせ、ロープで勢いをつけてレッド・ドロップを投下!!
ファルコンはフィニッシャーを起こしてコーナーに振り、コーナーに寄りかかるフィニッシャーにパンチを連打。続け様にフィニッシャーをフロント・ネックロックの状態で捕らえてからコーナーに上がり、トルネード・DDTを敢行!!しかし、フィニッシャーは踏ん張って、旋回するファルコンの遠心力を利用してそのまま振り払う!!
フィニッシャーはファルコンを捕らえてベリー・トゥー・ベリー!!間髪入れずにファルコンが起き上がった瞬間、強烈なクローズラインを見舞う!!ファルコンは1回転して倒れる!!フィニッシャーはフォールするが、カウント2!!
今度はフィニッシャーが倒れているファルコンにニー・ドロップを投下!!そしてフィニッシャーは得意技のシャープ・シューターを極めようとするも、ファルコンは素早く這ってロープ・ブレイク!!ロープ・ブレイクのため、フィニッシャーはファルコンから一旦、離れるも、すぐにファルコンをクローズラインでリングから落とす!!
フィニッシャーはリングから降りて、ファルコンをリングに戻し、自らもリングイン。すると、復活したファルコンが顔目掛けてベースボール・スライド!!隙をついて逆転したファルコンはシングルレッグ・ドロップキック2連発から、フライング・クローズライン!!
ファルコンはチャンスと見るや、フィニッシャーが起き上がるのを待ち構えて必殺技のファルコン・クラッシュ!!しかし、フィニッシャーは素早くキャッチしてファルコンを叩き落とし、得意技のスーパーキックを放つ!!
勝機を悟ったフィニッシャーはファルコンが起き上がるのを待ち構えて、必殺技のフィニッシャー・バスターの体勢に捕える!!だが、ファルコンはバック・エルボーでブロック、リングアウトして退避!!
ファルコンはリングに背を向けて入場口に向かって歩き出し、試合放棄。レフェリーはファルコンのリングアウト・カウントを数え、10カウント!!フィニッシャーのリングアウト勝ち!!
実況「デュークに蛮行を働いたと思ったら、今度は試合放棄ですよ!!やはり、フィニッシャーの言葉は響かなかったようです。」
・バックステージ 試合終了後のオブライエン
試合を終えて通路を歩いているオブライエン。すると、イーグルがやってきてオブライエンの前に立ち塞がる。
イーグル「・・・・・・。」
オブライエン「・・・、なんの用だ?」
イーグル「防衛おめでとう。だが、ベルトはもう一つ持ってるよな?2冠王者だもんな。」
オブライエン「それがどうした?」
イーグル「まぁ、俺が目指していた2冠王者はスター王座とDESTINY王座を同時に保持することだったが・・・、お前は俺の2冠王者というアイデアを拝借したろ?」
オブライエン「でも、お前は実現できなかったんだろ。」
イーグル「そうだな。だが、バースト王座決定戦のことは覚えているか?忘れたとは言わせない。その代償は必ず払ってもらう。そう、その代償とは俺がスター王座に返り咲くこと。それがどういう意味か、分かるよな?」
そう言ってイーグルは去っていく。
・ノンタイトルマッチ ジャスティン・デューク vs テリー・ウィズダム(セコンド アイリーン)
ロックアップで試合開始。
解説「デュークは初代バースト王者だ。今回はノンタイトルだが、ウィズダムが勝てば、きっと初の王座挑戦のチャンスを手にすることができるだろう。」
デュークがヘッドロックで先制するも、ウィズダムはデュークをロープに振ることで逃れる。ウィズダムはデュークがリバウンドしてくるのを2度、リープ・フロッグ(2度目は後ろ向きで飛ぶ)でやり過ごし、3度目リバウンドしてきた瞬間、スピンキックを炸裂!!フォールするが、カウント2!!
ウィズダムはデュークを起こしてロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、ヒップ・トス!!デュークは素早く反応し、踏ん張って逆にウィズダムをスクール・ボーイで丸め込む!!ウィズダムはカウント2で返す!!すぐさまデュークは起き上がってウィズダムに向かっていくが、ウィズダムがカウンターのハリケーン・ラナで丸め込む!!しかし、カウント2!!
ウィズダムはデュークを起こしてDDT!!さらに得意技のパンプハンドル・スラムを決めようとデュークを持ち上げるが、デュークは抵抗し、着地!!咄嗟にウィズダムは振り向くが、デュークが美しいフォームのドロップキックを決める!!
デュークは畳み掛けるべく、ウィズダムが起き上がるのを待ち構える!!
解説「待て、ヤツが来たぞ!!」
なんとファルコンが乱入し、リングイン!!デュークがそれに気づいた瞬間、ファルコンはファルコン・クラッシュを炸裂させる!!ファルコンは一撃を浴びせて満足したのか、すぐにその場から去る。試合は無効試合に。
ウィズダムは起き上がり、倒れているデュークに肩を貸して起こす。デュークは悔しげに入場口を見つめている。
・ジュディとリサのプロモ
ジュディ「(左頬を押さえて)スズキ、お前のせいでアタシはシューティング・スター王座の決定戦に出れなかった。もちろん、お前もだけど。まぁ、せいぜいアタシに対して申し訳ないと思いながら、残り日まで謹慎しとけ!!」
観客はブーイング。
リサ「なんか、私の持つ、(ベルトを掲げて)この王座の挑戦者が決まってるようだけど、影薄くない?誰だっけ?正直、前回の防衛戦の方が遥かに注目度が高かったし。なんか今回はすんごいモチベーション下がるんだけど。」
観客、大ブーイング。
すると、ブーイングを裂くようにレイラが登場。リサとジュディがリングにいても、迷うことなくリングイン!!
レイラ「ジュディには用はない。リサ、あまり調子に乗らない方がいい。確かに注目度は劣るけど、私は必ず王者になる。そうしたら、一気に話題になる。」
レイラはそう言い終えた瞬間、ジュディをクローズラインで倒し、すぐさまリサにタックルを決めてマウント・パンチ!!
しかし、ジュディは起き上がってリサに馬乗りになっているレイラを引き剥がし、リサと2人ががりでレイラを攻撃!!
解説「勢いよく向かっていったものの、やはり多勢に無勢だ。」
ジュディはレイラを押さえつけて、リサがビンタを放つ。レイラは耐えて睨みつける。
観客はブーイングを送る中、会場がざわつきだす。
実況「なんか、様子がおかしいようですね・・・。観客席で何かが・・・?」
突如、観客席から帽子とマスクの姿の女性が防護壁を超えてリングイン!!レイラを押さえつけているジュディを引き剥がし、すぐさまジュディに殴りかかる!!
解説「これはどういうことだ!?」
リサは咄嗟にその女性に向かって行こうとするも、レイラが阻止!!レイラはリサをリングから放り投げる!!その折り、入場口から"部外者"である女性を取り押さえるためにレフェリーとスタッフたちがやってくる!!それに気づいた女性は素早くリングから降り、防護壁を越えて観客席に逃げ込む!!スタッフとレフェリーはそれを追って行く!!
リング上で、困惑するレイラ。
解説「しかし、あの女性は帽子とマスクで顔を隠していたが、動きを見ていると、ただの"シロウト"ではなさそうだ。多分、格闘技等の心得はあるはずだぞ。というか・・・、まさか・・・!?」
実況「でしょうね・・・。謹慎中ですが、居ても立っても居られなかったのでしょう。まだそうと判明したわけではないですが・・・。」
・メインイベント 6人タッグマッチ エリック&ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・ キング&ウィズ) vs シャックス&ジ・エンターテイナー&ブラック・フィニッシャー
まず、エリックとシャックスが出陣。シャックスはロックアップすると見せかけて、スカす!!
実況「シャックスは序盤から、自分のペースにもっていきます。」
エリックはすぐさまシャックスに殴りかかり、シャックスをロープに振るが、逆にシャックスが振り返す!!シャックスはリバウンドしてきたエリックにバック・ボディ・ドロップを狙うも、エリックはキックで反撃し、ロープで勢いをつけてフライング・フォアアーム!!シャックスは倒れず、再びエリックはロープで勢いをつけるが、シャックスはカウンターのバック・エルボーを決め、エリックからダウンを奪い、ヘッドロック!!エリックはなんとか立ち上がり、ヘッドロックを極められながらも、ロープ・ブレイク!!仕方なくシャックスは技を解く。その瞬間、シャックスはエリックにビンタ!!すぐにシャックスはリングアウトして退避!!
解説「これぞ、まさにシャックスだな。」
エプロンで待機していたロード・ロッケンローラーがシャックスに近づくも、シャックスはすぐに逃げる!!エリックはリング内でその様子を窺っていると、突如エンターテイナーがリングインして、背後からエリックを殴る!!観客はブーイング(若干、声援アリ)!!レフェリーから注意を受けたエンターテイナーはすぐにエプロンに戻り、その間、シャックスがしれっとリングイン。
実況「シャックスとエンターテイナーは連携が取れてますね。」
シャックスはエリックを起こして、胸板にチャップを連発し、ロープに振る!!シャックスは待ち構えてドロップキック!!しかし、エリックは踏みとどまって回避し、シャックスは不発となって自爆!!エリックは倒れたシャックスをジャックナイフ・フォールで丸め込む!!だが、カウント2!!シャックスはすぐに起き上がるも、エリックは立て続けにスモール・パッケージで丸め込む!!シャックスはカウント2で返し、自軍コーナーに向かい、ブラックとタッチし交代!!
実況「これは・・・、緊張感が走ります。」
ブラックはエリックを見据えて、ゆっくりリングイン。すると、キングがエリックに手を伸ばしてタッチを促す!!エリックはキングとタッチ!!
ブラックとキングはじりじりと近づき、睨み合う。するとキングはロープで勢いをつけてショルダー・ブロックで先制!!ブラックは倒れず!!キングは2度目のショルダー・ブロックをトライ!!ブラックはまたも耐える!!キングは3回目をトライするも、ブラックがカウンターのビッグ・ブート!!
ブラックはキングを起こし、パンチを浴びせてフィッシャーマンズ・スープレックス!!そのままブリッジしてフォール!!が、カウント2!!ブラックはキングを自軍コーナーまで連行し、エンターテイナーとタッチ!!
ブラックはキングを抑えつけ、エンターテイナーがボディブローを浴びせる!!そしてブラックはエプロンに待機。
エンターテイナーはキングにニー・リフトと背中へのハイ・ニーのコンボを浴びせ、さらに倒れたキングにニー・ドロップ!!フォールするが、カウント2!!続け様にエンターテイナーはチンロックをキングに極めつつ、控えているエリックとウィズにドヤ顔をして挑発!!
実況「こんな時にもヤツはしっかりと自己主張だな。」
それを反応にしたウィズがリングインし、エンターテイナーにダブル・アックス・ハンドを浴びせてカット!!しかし、シャックスもリングインして、ウィズにヒールキックを浴びせる!!が、エリックもリングインして、シャックスに撚りを加えたエンズイギリを浴びせる!!ウィズとシャックスは転がってリングアウト。エリックはエプロンに戻る。
一方、エンターテイナーとキングが同時に起き上がってパンチ合戦!!徐々にキングが優勢となるが、エンターテイナーは咄嗟にニー・バットで流れを切る!!攻勢に転じたエンターテイナーはロープで勢いをつけるが、キングはクローズラインでカウンター!!それでもエンターテイナーはすぐに起き上がり、反撃を試みるが、キングがパワースラムで迎撃!!両者ダウン!!
エプロンで待機しているブラックとエリックがそれぞれ手を伸ばしてタッチを促し、エンターテイナーとキングは同時に起き上がってタッチ!!
リングインしたエリックとブラックはパンチ合戦!!
解説「ブラックとパンチでやり合うのは分が悪いぞ。」
徐々にブラックが優勢となり、エリックにKOパンチ!!しかし、エリックは避けてカウンターのペレキックを決める!!フラつくブラック!!
チャンスと見たエリックは必殺技のシンボル・カット!!ブラックも素早く反応して、エリックをマットに叩きつけてブロック!!すかさずブラックはエリックを起こしてフィニッシャー・バスターを炸裂!!そしてエリックをフォール!!
咄嗟にキングがカット!!キングはコーナーに戻るが、ブラックがキングの前に立ち、突如KOパンチ!!だが、復活したエリックがブラックに再度、シンボル・カット!!フォールしようとするが、エンターテイナーがリングインしてエリックにクローズライン!!エリックは避けて、エンターテイナーにもカウンターのシンボル・カット!!
それに釣られてシャックスも勢いよくリングイン、そのままエリックに向かって行くが、エリックはシャックスを捕らえてリングから放り投げる!!そしてエリックはウィズとタッチ!!
ウィズはブラックが起き上がった瞬間、必殺技のキラー・ヘッドバットを決める!!
実況「タッグ王者がブラックを沈めるか!?」
ウィズはブラックはフォール!!しかし、シャックスがカットに入る!!すると、エリックはリングインしてシャックスにシンボル・カット!!しかし、シャックスが突き飛ばしてブロックし、逆にカウンターのデビルズ・ショットを炸裂!!だが、背後からキングがやってきてシャックスにスリーパー・スラム!!今度はエンターテイナーがやってきてキングに必殺技のフェイス・チェック!!
勝ち誇るエンターテイナー。油断大敵、背後からウィズがそのエンターテイナーにクローズライン!!リングにいるのはウィズとブラックのみ、他の参戦者は転がってリングアウトし、場外で倒れている。
再び、ウィズにチャンス到来!!起き上がったブラックにヘッドバットを敢行!!しかし、ブラックはカウンターのKOパンチをウィズに決める!!そのままフォールし、3カウント!!ブラック組の勝利!!
試合が終わってもブラックはウィズに攻撃を続行、マウント・パンチで殴り続け、さらにウィズを起こして首を掴み、チョークスラムの体勢に!!
しかし、フィニッシャーが救出に現れる!!
ブラックはフィニッシャーに気づくと、ウィズを離し、フィニッシャーを待ち構えて殴り合いに!!試合を終えたばかりだが、荒ぶるブラックが優勢となり、フィニッシャーにチョークスラム!!フィニッシャーは即座に反応し、背後に着地して逆にブラックをフィニッシャー・バスターの体勢に捕える!!
その瞬間、シャックスがフィニッシャーの背中をイスで叩く!!膝をついて悶絶するフィニッシャー、ブラックはそのフィニッシャーの首を掴む!!すると、シャックスはイスをマットに投げ捨てて、ブラックに合図する。それを受けたブラックはイスに向かってフィニッシャーをチョークスラムで叩きつける!!
身体を反るようにして、背中の激痛に苦しむフィニッシャー、それを見下ろすブラックとシャックス、そこにエンターテイナーも加わり、3人で勝ち誇る。
DESTINY Season1 June 1st 「BLAZE」#1
「BLAZE」対戦カード(全3試合)
・新たな所属選手デビュー戦シングルマッチ(ノンタイトル) リサ vs X
・シックス・パック・チャレンジ DESTINYバースト王座決定戦 ファルコン vs ジャスティン・デューク vs シャドー・イーグル vs アレックス・オブライエン vs スコット・サンダース vs デザイア・ハート
・メインイベント 4WAY エリミネーション DESTINY女子シューティング・スター王座決定戦 三井マキ vs キャサリン vs ソフィア vs 青柳芽依
試合結果
・レイチェルGMの挨拶
レイチェル「『BLAZE』にようこそ!!記念すべき第1回は新しく創設された2大王座の決定戦が行われる!!つまり新しい王者・・・、初代王者が2人も誕生するし、この番組の最初の歩みと共に、王座の歴史を紡いでいくことになる!!だけど、それだけじゃない!!今夜、これから行われる試合で期待の新人がデビューするのことになってる!!まさに新しいことづくしね!!まぁ・・・、私がエキサイトしても仕方ない・・・。そう、エキサイトすべきはここにいるファンのみんなだから!!これから行われるビッグな試合を楽しんで!!」
実況「レイチェルGMはすでに興奮気味ですが、実は我々も同じです!!」
解説「新2大王座決定戦、それにこれから行われる第1試合では新人がデビューするぞ!!しかも、相手は女子王者リサだ!!試合形式はノンタイトルだが、果たしてどうなるのかな!?王者、相手にどこまでやるのか?いや、勝利することも十分あり得るぞ!!」
・新たな所属選手デビュー戦シングルマッチ(ノンタイトル) リサ vs X
登場した新たな所属選手はエル・ヴァルキリー!!
ロックアップで試合開始するも、リサは力比べで後退させられる!!
リサは一旦、ロックアップを解いて一呼吸置く。もう一度、ロックアップしたかけた瞬間、リサはトーキックを決め、続いてヘッドロック!!ヴァルキリーも反応し、リサをロープに振ることでヘッドロックから逃れる!!だが、リサはロープに触れた途端、リングから降りてブレイク・タイム!!
実況「まぁ、貫禄の戦法でしょうか?」
解説「昔は逃げ腰ながら隙を窺う戦法だったが、今となっては堂々と相手の気持ちを逆撫でするようになったぞ。」
リサは場外で太々しく、両手を広げてアピールし、間を置いてからリングイン!!その瞬間、ヴァルキリーはドロップキック!!ヴァルキリーは倒れたリサを起こしてノーザンライト・スープレックスを決め、そのままブリッジしてフォール!!だが、リサはカウント2で返す!!
ヴァルキリーはリサを起こしてロープに振るが、逆に振り返される!!リサはヴァルキリーがリバウンドしてきた瞬間、クローズラインを狙うが、ヴァルキリーは避けて背後に回り、ジャーマン・スープレックス・ホールド!!だが、カウント2!!
リサはヴァルキリーに圧倒され、思わず後さずりしてコーナーに逃れる。ヴァルキリーはリサを捕えようとするが、リサは突如ヴァルキリーの頭を掴んでターンバックルにぶつける!!攻勢に転じたリサはチョップを連発し、アバランシュ(雪崩式)技を狙うため、ヴァルキリーをコーナーに上がらせる!!だがヴァルキリーは抵抗し、リサをフロント・ネックロックの状態で捕らえ、カウンターのトルネード・DDTを敢行!!またもフォールするが、カウント2!!
実況「リサはペースがまったく掴めていません。」
解説「おそらくは前回特番でのラダーマッチが影響してるようだが、それにしてもヴァルキリーの戦いぶり、これは今後の活躍が大いに期待できるぞ。」
優勢のヴァルキリーがリサをスープレックスの体勢で持ち上げようとするも、リサは抵抗して反撃のチョップ・ブロックを決め、間髪入れずに頭目掛けて低空ドロップキック!!フォールするが、ヴァルキリーはカウント2で返す!!
リサはヴァルキリーをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、スリーパー・スラム!!さらに倒れているヴァルキリーをロープ近くに引っ張り、スープレックスの状態で持ち上げ、トップロープに足をかけて得意技のスリングショット・ネックブリーカーを決める!!
リサは勝負を決するべく、ヴァルキリーを起こして必殺技のインプラント・DDTの体勢に!!が、ヴァルキリーはボディブローで反撃、逆にリサにガントレッチ・パワーボムを決める!!
ヴァルキリーはフォールせず、リサが起き上がるのを待ち構え、勢いをつけてスピアー!!リサは咄嗟にリープ・フロッグで回避、ヴァルキリーにトーキックを浴びせて再度、インプラント・DDTの体勢に捕える!!が、ヴァルキリーも体勢を入れ替えてリサの背後に回り、ジャーマンの体勢に!!しかしリサも背後に回り、そのままバックスライドで丸め込み、3カウント!!リサの勝利!!
リサは逃げるようにリングを後にし、ヴァルキリーはそれを悔しそうに眺めている。
実況「王者リサがなんとか逃げ切った形になりましたが、新人ヴァルキリーは王者をあと一歩まで追い詰めたのです。デビュー戦でその実力を我々に知らしめました!!」
解説「ヴァルキリーが王座戦線に参加するのはそう遠くないだろう。いや、王者の資質は十分ある。」
・バックステージ 試合前のオブライエンのプロモ
オブライエン「俺はバースト王座決定戦に出場することになった。この前の『BRAVE』で2冠王座を防衛した俺は他の出場者よりも、完全に勢いに乗っている。しかも、2人相手に防衛したんだぜ。それに今夜はデュークも出場する。デューク、お前はこの前に続き、勝つことはない。そう、この俺が初代バースト王者になるからだ。それはまさしく史上初の2冠王者という偉業から・・・、さらに史上初の3冠王者という、ランクアップした偉業を成し遂げることになる!!この偉業は今後、誰も塗り替えることはできないぜ!!今夜は初めて尽くしだが、史上初の3冠王者誕生も加わるんだ!!『BLAZE』の初回、この俺もしっかり、インパクトと偉業を残してやる!!」
解説「誰がヤツの鼻を明かしてやれ!!」
・シックス・パック・チャレンジ DESTINYバースト王座決定戦 ファルコン vs ジャスティン・デューク vs シャドー・イーグル vs アレックス・オブライエン vs スコット・サンダース vs デザイア・ハート
ゴングが鳴ると同時にファルコンとハート、デュークとオブライエン、イーグルとサンダースが各々殴り合う!!
その混戦の最中、デュークはオブライエンをクローラインでリングから排除し、イーグルと殴り合う、サンダースに加勢!!イーグルは2対1となり、劣勢に立たされるが、咄嗟にイーグルはダブル・クローズラインで逆襲!!サンダースとデュークは転がってリングアウト。
一方、ファルコンとハートの戦いは続いており、隙をついたハートがファルコンを必殺技のデスバレー・ボムの体勢に持ち上げるが、ファルコンは抵抗して背後に着地、ハートをリングから放り投げる!!
リング上では他の出場者は一掃され、ファルコンとイーグルの戦いとなる!!殴り合う両者!!イーグルは得意の強烈なエルボーを放つが、ファルコンは避けてローキックで反撃し、さらにヨーロピアン・アッパーカットを決める!!
勢いづいたファルコンはイーグルにシングルレッグ・ドロップキックを2連発!!続け様にフライング・クローズラインを敢行するが、イーグルはそれを避け、ファルコンは背中からマットに叩きつけられる!!イーグルは倒れたファルコンにその場飛びセントーン!!そのままフォールするが、カウント2!!
一方、場外ではオブライエンとデュークが乱闘!!その最中、オブライエンは隙をついてデュークを鉄柱にぶつけ、リングイン。
だが、ファルコンとイーグルはオブライエンを見かけるなり、共闘してオブライエンにロープに振り、ツープラトン・ヒップ・トス!!それを食らったオブライエンはリングアウト!!
再度、ファルコンとイーグルは組み合うが、そこに復活したサンダースとハートが割って入る!!サンダースはファルコンにガントレッチ・スープレックス、ハートはイーグルにバック・スープレックスをそれぞれ決める!!ファルコンとイーグルは共にダウンし、転がりながらリングアウト!!
リング上に2人だけとなった、サンダースとハートは殴り合う!!優勢となったサンダースはハートをロープに振ろうとするが、逆に振り返される!!ハートはサンダースがリバウンドしてきた瞬間、フワッと飛び上がるような独特のムーブのドロップキックを決める!!ハートはフォールするが、カウント2!!
チャンスと見たハートはサンダースを得意技のハーフネルソン・スープレックスの体勢に捕えるが、サンダースは素早く体勢を入れ替えて逆にハートを必殺技のTバーン・スープレックスの体勢に捕える!!しかし、ハートもエルボーで反撃し、サンダースをデスバレーボムの体勢に持ち上げる!!が、またもサンダースは抵抗し、背後に着地してハートの左脚を取って倒し、そのままもう一つの必殺技のアンクル・ロックを極める!!なんと、ハートは瞬時にタップ!!ハートは脱落!!
実況「最初の脱落者はハート!!技を極められると、即座にタップしました!!」
解説「うーん、なんか、早すぎる気がするな。まだ抵抗できたとは思うぞ。」
サンダースは1人リングに立っているが、生き残っているファルコン、イーグル、デューク、オブライエンが一斉にリングイン!!
ファルコンとイーグルは再度殴り合い、サンダースとデュークは共闘してオブライエンを攻撃し、各々戦う。
イーグルはファルコンに突如、強烈なエルボーを食らわせる!!ファルコンはエプロン側でダウン。
サンダースはオブライエンをフルネルソンで押さえつけて、デュークは殴りかかるが、オブライエンは寸前で避けてサンダースに誤爆!!デュークは咄嗟にオブライエンに向かっていくが、オブライエンがサミングで迎撃!!サンダースはリングアウト。
解説「オブライエンめ、褒められたものではないが、反則裁定はないから有効な手だな・・・。」
攻勢に転じたオブライエンはデュークをコーナーに追い詰めてパンチを連打!!しかし、デュークもパンチで応戦し、逆にオブライエンをコーナーに寄りかからせ、助走をつけてクローズラインで串刺しに!!デュークは畳み掛けるべく、オブライエンをコーナーに上がらせてスーパープレックスの体勢に!!オブライエンは踏ん張って抵抗するも、そこにイーグルがデュークをパワーボムの体勢に捕え、オブライエンを巻き込んでパワーボムで投げる!!マットに叩きつられたデュークとオブライエンはリングアウト!!
実況「これは凄いことになりました!!」
パワーボムを決めたイーグルだが、突如、復活したファルコンがスモール・パッケージで丸め込む!!しかし、カウント2!!イーグルは立ち上がってクローズラインをするが、ファルコンは避けてスーパーキック!!イーグルは転がってエプロン側でダウン!!
今度はサンダースが復活して、ファルコンをTボーン・スラムの体勢に捕えるが、ファルコンはエルボーで回避、続けてローキック!!サンダースは思わず膝をつき、ファルコンは続けてミドルキック!!ファルコンは2発目のミドルキック放つが、サンダースは避けてファルコンにアンクル・ロック!!が、ファルコンはなんとか立ち上がり、技を極められていない右脚でカウンターのエンズイギリ!!
フラつくサンダースにファルコンはセカンドロープを足場に得意技のファルコン・キックを決める!!ファルコンはサンダースをフォールし、3カウント!!サンダースは敗退!!
場外ではデュークとオブライエンが睨み合う!!するとオブライエンは逃れるようにリングイン、デュークもそれに続いてリングインする!!その様子を見ているファルコン。だが、復活したイーグルがファルコンに得意技のフルネルソン・スラムを決める!!
デュークもオブライエンに向かっていくが、オブライエンはハイ・ニーで迎撃!!
ファルコンとデュークがダウンする中、イーグルとオブライエンが睨み合う!!すると突如、イーグルがエルボー・スマッシュで先制!!イーグルはフラつくオブライエンを必殺技のタイガー・ボムの体勢に捕える!!オブライエンはすぐに反応して抜け出し、なんとイーグルにロー・ブロー!!
解説「またやりやがった!!」
悶絶するイーグルにオブライエンは勢いをつけて必殺技のトラジディ・オブ・ギロチンを決める!!オブライエンはイーグルをフォールし、3カウント!!イーグルは敗退!!
敵を排除して喜ぶオブライエン。そこに突如、復活したデュークがオブライエンに美しいフォームのドロップキックをお見舞いする!!さらに復活したファルコンがコーナーに上がり、オブライエンが起き上がるのを待ち構えて、ダイビング・ローリング・セントーン!!すかさずファルコンはフォールするが、カウント2!!
ファルコンとオブライエンはゆっくりと立ち上がり、睨み合う。そこにデュークがやってくるが、オブライエンはファルコンとデュークの頭同士をぶつけて、フラつくファルコンをリングから投げる!!オブライエンはターゲットをデュークに絞り、得意技のリフティング・リバース・DDTでマットに叩きつける!!
オブライエンはチャンスと見るや、起き上がったデュークにトラジディ・オブ・ギロチン!!しかし、デュークは避けてオブライエンにカウンターのバタフライ・エフェクトを決める!!そのままフォールし、3カウント!!オブライエンは敗退!!
解説「ついにデュークはこの前の借りを返した!!やったぞ!!」
ファルコンは場外からリングイン、ファルコンとデュークの戦いに。
実況「この2人のどちらかが、初代バースト王者となります!!」
解説「共に前王者同士だ。ここで勝って、改めて自分の実力を証明したいところだな!!」
ファルコンはローキックを連発し、さらにそこからシングルレッグ・ドロップキック2連発とフライング・クローズラインを決める!!
ファルコンは畳み掛けるべく、デュークを起こしてファルコン・アロー!!しかしデュークは抵抗し、逆にファルコンをバタフライ・エフェクトの体勢に捕える!!ファルコンもデュークの脚に自分の脚をかけて抵抗!!するとデュークは片腕だけ解いて、ファルコンにボディブロー!!再度、ファルコンをダブルアームの体勢に捕らえ、そのままダブルアーム・スープレックスを炸裂させる!!デュークはフォールするが、カウント2!!
デュークはファルコンを起こし、コーナーに振るも逆に振り返される!!デュークはコーナーにもたれ掛かり、ファルコンは走って向かっていくが、デュークはバック・エルボーで迎撃!!フラつくファルコンにデュークはDDTを決める!!
それからデュークはコーナーに上がり、ファルコンが起き上がるのを待ち構えて、飛びかかる!!しかし、ファルコンは必殺技のファルコン・クラッシュをカウンターで決める!!
実況「ファルコンがデュークをフォール!!1・・・、2・・・、ス・・・、デュークが返した!!」
ファルコンはデュークが起き上がった瞬間、エンズイギリ!!さらにファルコン・アローを決める!!
今度はファルコンがコーナーに上がり、新必殺技のダイビング・フットスタンプ!!
しかし、デュークはダイビング・フットスタンプを避け、ファルコンに必殺技のバタフライ・エフェクトを決める!!そのままフォールし、3カウント!!デュークの勝利、初代王者となる!!
敗れたファルコンはデュークの片腕を上げて、勝利を祝福。
解説「さすがファルコン、誇り高き男だな。」
実況「新王者デュークを讃えています!!」
ファルコンはその場を離れるが、またデュークに近づく。そして突如、デュークにファルコン・クラッシュを浴びせる!!
解説「これは・・・!!」
ファルコンはデュークの落としたベルトを拾い上げ、じっと見つめている。観客は騒然とする。その間、デュークがなんとか立ち上がるが、それに視線を合わせたファルコンはベルトでイーグルを殴る!!
ファルコンは気が済んだように、倒れているデュークにベルトを放り投げ、リングから降りていく。観客はブーイング。
実況「王座陥落後、なかなかチャンスは掴めずにいるとは思いましたが、そのフラストレーションをデュークにぶつけたのか!!これはいけません!!」
・バックステージ 通路 アナウンサーが待機
アナウンサーとスタッフが慌ただしくしている。アナウンサーはファルコンが試合を終えて、通路を歩いているのを発見すると、スタッフに確認して、ファルコンの元へ向かう。
アナウンサー「ファルコン、試合を終えた後ですが、伺いたいことが・・・、」
ファルコンは足を止めて、アナウンサーを無言で睨みつける。
アナウンサー「フ、ファルコン・・・、試合終了後、デュークに対して・・・、」
ファルコンはアナウンサーにグッと近づいて、言葉を遮る。
ファルコン「・・・・・・。」
ファルコンは無言のまま、その場を去ってしまう。
実況「ファルコンは何も語りませんでした。」
解説「しかし、これでヤツの本性は明らかとなったな。」
・メインイベント 4WAY エリミネーション DESTINY女子シューティング・スター王座決定戦 三井マキ vs キャサリン vs ソフィア vs 青柳芽依
マキとキャサリン、芽依とソフィアで戦いをはじめて試合開始!!
マキとキャサリンが殴り合う中、芽依はソフィアにエルボー・スマッシュ!!が、ソフィアはニー・バットですぐに逆襲し、芽依をボディスラムで叩きつける!!ソフィアは芽依を起こすが、芽依は即座に反撃開始、ソフィアをリングからリングから投げる!!ソフィアは投げられながらも咄嗟にロープを掴んで、エプロンサイドに着地!!咄嗟に芽依はソフィアに向かっていくが、ソフィアはロープの間から身を乗り出してタックルで迎撃、リングインして芽依をリングから排除!!
一方、キャサリンはマキをコーナーに追い詰めてチョップを連発!!そこにソフィアがキャサリンに加勢。2人がかりでマキをロープに振る!!ソフィアとキャサリンは待ち構えるが、マキはリバウンドしてきた瞬間に2人にカウンターのドロップキック!!
マキはソフィアをラ・マキストラルで丸め込むが、カウント2!!マキが起き上がった瞬間、キャサリンが顔面にビッグ・ブート!!
実況「これはかなりキツイ一撃です!!」
キャサリンはマキをフォール。だが、カウント2!!
キャサリンはマキを起こしてコーナーに振る!!キャサリンはコーナーにもたれ掛かるマキに向かっていくが、マキが蹴りで迎撃!!咄嗟にソフィアも向かっていくが、マキが素早くクローズライン!!しかし、キャサリンが背後からマキにクローズライン!!マキはリングアウト!!
そこに復活した芽依がコーナーに上がってキャサリンとソフィアにダイビング・クロスボディを敢行!!すると、場外からマキが倒れているソフィアの足を引っ張り、リングから引き摺り落とす。そのままマキとソフィアは乱闘になり、ソフィアはマキを防護壁にぶつける!!マキは防護壁にへたり込み、ソフィアが助走をつけてマキの顔目掛けて膝蹴り!!が、寸前でマキは避け、ソフィアに必殺技のハイマキックを決める!!両者共に場外でダウン!!
リングでは芽依とキャサリンは立ち上がり、殴り合いに!!優勢となったキャサリンは芽依にスープレックス!!そのままフォールするが、カウント2!!さらに芽依をロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、クローズライン!!再度、フォールするが、カウント2!!
実況「キャサリンが芽依を圧倒しています!!」
またキャサリンは芽依を起こして、コーナーに思いっきり振る!!芽依は勢いよくターンバックルにぶつかり、ダウン!!倒勝機を悟ったキャサリンは芽依を起こして必殺技のノーブル・パニッシュメントを決めようとする!!しかし、芽依はバック・ボディ・ドロップで回避し、すぐさま、必殺技のスーパーキックをキャサリンに炸裂させる!!芽依はキャサリンをフォールし、3カウント!!キャサリンは敗退!!
芽依はリングで待ち構えていると、復活したマキがリングインして、エルボー合戦がはじまる!!優勢となったマキはロープで勢いをつけて芽依にショルダー・ブロック!!芽依は耐えて、今度は芽依がショルダー・ブロックを敢行するも、マキも耐える!!だがそこに、復活したソフィアがやってきてマキと芽依にダブル・クローズライン!!
ソフィアは芽依を足で押し込むようにしてリングから排除。ダウンするマキにエルボーとレッグ・ドロップを投下!!フォールするが、カウント2!!
優位に立つソフィアはマキを起こして、横回転ベリー・トゥー・ベリーでマットに叩きつける!!続け様にソフィアは再度マキを起こしてロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、クローズライン!!しかし、マキは避けてそのままロープで勢いをつけてフライング・フォアアームを決める!!両者ダウン!!
そこに芽依が復活して、ソフィアとマキを起こしてコーナーに振り、そのまま2人に串刺しドロップキック!!さらに芽依はソフィアを起こし、助走をつけてクローズライン!!しかし、ソフィアは避け、起き上がったマキが芽依にクローズライン!!芽依はエプロン側でダウン!!
しかし、突如ソフィアが背後からマキに必殺技のフォースド・インスピレーション!!マキも咄嗟にロープを掴んで踏ん張り、ソフィアの技は不発に!!それでもソフィアはマキに向かっていくが、突如マキが必殺技のハイマキックで迎撃!!マキはソフィアをフォールし、3カウント!!ソフィアは敗退!!
マキはソフィアを敗退させるも、芽依が復活してマキにネックブリーカー・ドロップ2連発!!さらにジャーマン・スープレックス・ホールド!!だが、マキはカウント2で返す!!
解説「この2人のどちらかが初代王者となるぞ!!」
芽依は追撃すべくコーナーに上がり、マキに向かってダイビング・ブロック・バスターを敢行!!
芽依はフォールせず、マキが起き上がるのを待ち構えてスーパーキック!!だが、マキは避けてカウンターのハイマキックを炸裂!!
解説「マキが初代王者になるかもしれんぞ!!」
マキはなんとか這ってフォール!!
実況「1・・・、2・・・、ス、芽依が肩を上げた!!」
マキと芽依は同時に起き上がり、互いに額をくっつけて睨み合う!!それから両者共にロープに勢いをつけて、同時にぶつかり合う!!しかし、どちらも倒れず!!再度、両者共にトライ!!どちらも倒れなかったが、マキはフラつく!!すると、芽依はロープで勢いをつけてヒップ・アタック!!フラつくマキ!!芽依はまたロープで勢いをつけるが、今度はマキがドロップキックで迎撃!!そして間髪入れずにハイマキック!!マキは芽依をフォールし、3カウント!!マキが初代王者となる!!
実況「マキが初代王者となりました!!」
マキはベルトを泣きながら、ベルトを抱える。すると、敗れた芽依がマキと見つめ合い、勝利を讃えて抱き合う。そしてマキの腰にベルトを巻く。
マキも芽依の腕を掲げて、健闘を讃える!!
実況「第1回の『BLAZE』、波乱の展開もありましたが、メインイベントはこのように素晴らしい幕切れとなりました!!そして次回の『BRAVE』ではどんな展開となるのか!?注目です!!」
【速報】DESTINY新番組「BLAZE」の対戦カード変更について
DESTINY新番組「BLAZE」の初回では新たに設立される女子部門の王座、DESTINYシューティング・スター王座決定戦についてシックス・パック・チャレンジの試合形式で行うことが予定されていたが、試合形式と出場選手について変更の発表があった。
・シックス・パック・チャレンジ スズキ・ルイ vs 三井マキ vs ジュディ・テイラー vs キャサリン vs ソフィア vs 青柳芽依
元々はこのようになっていたが、変更後にはこの形となった。
・エリミネーション・4WAY 三井マキ vs キャサリン vs ソフィア vs 青柳芽依
スズキ・ルイとジュディ・テイラーの2名が不参加となったことについての理由はこのように発表されている。
前回「BRAVE」にて両者はシングルマッチで対戦。その際、ルイはジュディに対し突如、右ストレートを放ち、"不穏試合"の様相を呈して無効試合となった。ジュディはその右ストレートで負傷、大事を取って「BLAZE」を欠場、ルイは2週間の謹慎処分が発表された。それより、王座決定戦の試合形式はシックス・パック・チャレンジ(6人出場)から、エリミネーション形式の4WAY(4人出場)に変更されたようだ。
【速報】DESTINY、新たな選手のデビュー間近か
DESTINYは新たな選手数名を番組でデビューさせることを計画中であるという。その場は新番組「BLAZE」となるが、ある選手のみ6月開催のPPV「ザ・ダーク」でのデビューが予定されている。
現段階での情報はこれだけであるものの、PPVでデビューする選手は破格の待遇、もしくはかなりの期待枠と思われる。
DESTINY Season1 June 1st 「BRAVE」#9
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「BRAVE」対戦カード(全7試合)
・DESTINYスター王座 or DESTINY"非公認"アンダードッグ王座戦 アレックス・オブライエン vs X
・シングルマッチ テリー・ウィズダム(セコンド アイリーン) vs ルーク・バーンズ
・シングルマッチ ファルコン vs ジ・エンターテイナー
・シングルマッチ レイラ・トンプソン vs 青柳芽依
・シングルマッチ スズキ・ルイ vs ジュディ・テイラー
・タッグマッチ ザ・フィニッシャー&ポセイドン vs シャックス&ブラック・フィニッシャー
・メインイベント シングルマッチ エリック vs シャドー・イーグル
試合結果
・ジョージ・ブッカーの挨拶
ブッカー「会場の諸君、こんばんは。私は戻ってきた。新番組の準備はかなり大変だったが、ついに始動した。新番組はこの前まで『BRAVE』を仕切ってくれていた、あの彼女が担当することになっている。きっと彼女に任せておけば間違いはないだろう。さらに新番組では新しく2大王座が新設される。ということは、新王者が2人も誕生することになる。非常に楽しみだ!!また今回の『BRAVE』はPPV『ソウル・インパクト』の直後だ。『ソウル・インパクト』は盛大に幕を閉じたが、ここからは次回PPV『ザ・ダーク』に向かって進まねばならない。まぁ、とにかく私はこの番組に戻ってきた。せっかく戻ってきたからには、何か一つ、大きなことをやりたい。今回、タッグ王座参戦について、私のプランがあるのだ。取り敢えず、王者組のロード・ロッケンローラーよ、ここに来てくれ。」
ロード・ロッケンローラー登場。
キング「王座戦についてのプランとはなんだ?」
ウィズ「まぁ、何があっても俺たちは王座を守るぜ。」
ブッカー「まぁ、私のプランは聞いてくれ。次週、この『BRAVE』にて、君たちに挑戦するタッグチームを決める、4チーム出場者のトーナメント
を行う!!どうだ?」
キング「なるほどな。」
ブッカー「君たちは強い。次の挑戦者はトーナメントで決めるしかない。もちろん、君たちは王者だからトーナメントには参加しないが、その戦いを是非ともしっかりと見届けてくれ。」
ウィズ「ああ、しっかり見させてもらう。」
ロード・ロッケンローラーはその場を去る。
ブッカー「まだあるぞ。次は2冠王者についてだ。オブライエン、ここに来たまえ。今夜の王座戦について話がある。」
オブライエン登場。
オブライエン「なんだ、話ってのは?」
ブッカー「今夜、これから行なわれる君のその、王座の防衛戦についてだ。現段階で王座戦が行われることがすでに発表されているが、どの王座かは名言されていはいない。」
オブライエン「そうだ。このスター王座か、アンダードックか・・・。どっちか決めてくれ。」
ブッカー「なんなら、その2つを同時に賭けたらどうだ?」
オブライエン「何!?どういうことだ!?」
ブッカー「前王者には再戦権がある。つまり、キッドとデュークは君との対戦を控えていると言っていい。だから、2人同時に戦うのは面白くないかね!?」
観客は察して、歓声を上げる。
ブッカー「つまり、君はトリプルスレットで防衛戦を行うのだ!!」
オブライエン「ふざけるな!!俺は面白くないぞ!!それに王座はどう賭けるんだ!?」
ブッカー「君は前王者2人を相手にすることになる。ならば、キッドが勝った場合はスター王座、デュークが勝ったらアンダードック王座を手にすることになる。もちろん、君が勝てば2つの王座は防衛だ。どうだ?」
オブライエン「俺はそんな試合を受ける気はない!!」
ブッカー「そもそも君が強引にこの2冠王者という事態を招いたのだ。それくらいはやってもらうぞ!!さっさと試合の準備をしたまえ。」
今夜の対戦カードである、「DESTINYスター王座 or DESTINY"非公認"アンダードッグ王座戦」は「トリプルスレット DESTINYスター王座&DESTINY"非公認"アンダードッグ王座 ダブル・タイトルマッチ アレックス・オブライエン(c) vs フライ・キッド vs ジャスティン・デューク」となる。
・トリプルスレット DESTINYスター王座&DESTINY"非公認"アンダードッグ王座 ダブル・タイトルマッチ アレックス・オブライエン(c) vs フライ・キッド vs ジャスティン・デューク
この試合では、キッドが勝った場合はスター王座、デュークが勝った場合はアンダードックを王座をそれぞれ手にすることになる。
3人とも様子を窺っているが、突如キッドとデュークがオブライエンに殴りかかる!!オブライエンは袋叩きにされ、リングから投げ捨てられる!!
リング上で2人だけとなったキッドとデュークは殴り合い!!優勢となったデュークがキッドをロープに振り、ドロップキック!!だが、キッドはロープを掴んで踏ん張り、デュークのドロップキックは不発に!!それでもデュークはロープ間近にいるキッドにクローズラインを決めるべく、向かっていくものの、キッドが寸前で避けつつ、ロープを下げて場外に落とそうとする!!デューク咄嗟にロープを掴み、外側のエプロンサイドで持ち堪えている。が、キッドはロープ越しのデュークを捕らえ、スープレックスでリングに投げ戻す!!
キッドは畳み掛けるべくコーナーに上がり、必殺技のダイビング・クロスボディを敢行!!しかし、デュークはキッドはキャッチし、カウンターのパワースラム!!フォールするが、オブライエンがカットに入る!!
キッドはエプロサイド付近でダウンし、デュークとオブライエンの戦いとなる。
オブライエンはデュークにスナップ・メアを決め、ロープで勢いをつけて低空ドロップキック!!そのままフォールするが、カウント2!!
倒れているデュークにオブライエンはストンピングで痛めつけ、キャメルクラッチを極める!!デュークはなんとか起き上がってエルボーで反撃するも、オブライエンはニー・バットですぐに流れを引き戻す!!オブライエンは追撃するべくロープで勢いをつけるが、場外からキッドが手を伸ばし、オブライエンの足を引っ張って、そのまま場外に引き摺り込む!!キッドはオブライエンを防護壁にぶつけて、リングイン!!オブライエンはダウン。
しかし、復活したデュークがリングインしたキッドを捕らえて、必殺技のバタフライ・エフェクトを炸裂!!
解説「デュークが返り咲くか!?」
キッドは3カウント寸前で肩を上げる!!
デュークはキッドを起こしてロープに振り、今度こそドロップキックを決める!!デュークは勝機を悟ったのか、もう一度、キッドを起こしてバタフライ・エフェクトを狙う!!しかし、キッドは抵抗してカウンターのエンズイギリ!!続け様にキットは必殺技のカナディアン・ネックブリーカーを炸裂させる!!
すぐさまキッドはフォールしようとするが、復活したオブライエンがやってきてキッドをリングから投げ捨て、横取りフォール!!しかし、デュークはなんとか3カウントギリギリで返す!!デュークはフォールを返したものの、体力を消耗しているため、ダウン。
キッドはすぐにリングに戻り、オブライエンをバック・スープレックスの状態で持ち上げるも、オブライエンは後方宙返りの要領で着地!!オブライエンはキッドにバックスピンキックを当てて、必殺技のトラジディ・オブ・ギロチン!!だが、キッドもそれをかわして、尻餅をついたオブライエンを奥の手チキンウィング・クレイドルで丸め込む!!しかし、オブライエンはカウント2で返し、キッドをスモール・パッケージで丸め込み、3カウント!!オブライエンの勝利、王座防衛!!
実況「なんとオブライエンが逃げ切りました!!」
解説「2人相手に逃げ切るとはな・・・。あまり褒めたくはないが、なかなかやるな。」
・ブラックのプロモ
実況「ブラック・フィニッシャーがリング上で何か話すようです。ブラックはPPV『ソウル・インパクト』にて、ザ・フィニッシャーと2度目のシングルマッチを行いました。試合は壮絶な様相を呈しましたが、結果はブラックがフィニッシャーに惜しくも敗れ、フィニッシャーは1度目のシングルマッチのリベンジを果たしたのです。」
解説「まさか、フィニッシャーがパイルドライバーからギロチン・チョークまで出すとは思わなかったな。」
実況「それはまさにリベンジに賭ける思いと、ザ・フィニッシャーが"ザ・フィニッシャー"であることを改めて再確認させられました。そしてこれからブラックは、一体何を話すのでしょうか?」
ブラック、間をたっぷりと使って話出す。
ブラック「俺は負けた。この気持ちはなんなのだ・・・。言いようのない怒りと、拭い去れないこびりついた憎しみ・・・。はっきり言おう。俺はこの世に誕生した瞬間から、己の存在がハッキリとした線で描かれた実体のようには思えぬのだ。なぞり書きとして存在しているに過ぎない。しかも、生まれた瞬間から朧げながら、この世のことは大体知っているような気がする。それは自分で得たものではない。ヤツが得たもの、そのお下がりなのだ。この感覚はヤツを倒せば、癒えるような気がした。だが1度勝っても、何も変わりやしねぇ・・・。そして負けたら、それがもっと強くなった。フィニッシャー、俺は"ブラック・フィニッシャー"なのだ。その意味が分かるか?」
そこにフィニッシャーが登場。
フィニッシャー「お前の抱えている苦悩、それは一言で解決できるようなものじゃない。きっと世の中にはそれについて何か言うことで、自分の存在を主張しようとする愚か者がいるが、俺は何も言うことはできない。"ブラック・フィニッシャー"、お前の苦悩から来る怒りや憎しみ、それがリングであるならば、いつでも、いくらでもぶつけて来い。俺はとことん付き合ってやる。だが、その分、俺も本気で行くぞ。それがリングでの戦いだからな。」
ブラックはフィニッシャーの言葉に何も反応せず、無言でその場から去っていく。
解説「多少なりとも、響くものはあったのかもしれん。まぁ、あのブラックがそれを言われて、"はい、わかった"とすんなり納得するのは難しいだろうからな。」
実況「リング上ではザ・フィニッシャーがひとり残された状況になりましたが、今夜、2人のフィニッシャーはタッグマッチで激突します!!」
・シングルマッチ テリー・ウィズダム(セコンド アイリーン) vs ルーク・バーンズ
ロックアップで試合開始し、バーンズがヘッドロックで先制!!ウィズダムは抜け出そうとするも、バーンズは素早く背後に回り込んでバックサイド・テイクダウンでグラウンドに持ち込み、再びヘッドロック!!ウィズダムは技を極められながらも起き上がって、バーンズをロープに振る!!バーンズがリバウンドしてきた瞬間、ウィズダムはアーム・ドラッグ2連発!!そのまま、バーンズの左腕を脇の下に抱えてアームロック!!バーンズもすぐさま反応して、倒されながらも蹴り反撃し、ウィズダムをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にクルーシフィックスで丸め込む!!だが、カウント2!!バーンズは続け様にネックブリーカーを決め、再びフォールするも、カウント2!!
優勢のバーンズはウィズダムにリバース・DDTを決めようとするが、ウィズダムが切り返してカウンターのスピンキック!!ウィズダムはフォールするが、カウント2!!
ウィズダムはバーンズをコーナーに振り、コーナーにもたれ掛かった瞬間、助走をつけて向かって行く!!すかさずバーンズは避けるが、ウィズダムはコーナー両脇のセカンドロープに飛び乗る!!今度はバーンズがウィズダムに向かっていくが、ウィズダムはロープを手で掴みながら、スラストキック気味の蹴りで迎撃!!ウィズダムはフラつくバーンズにムーンサルト・アタックを決め、そのままフォールし、3カウント!!ウィズダムの勝利!!
解説「またも鮮やかな勝利だ!!」
・新コーナー グレイテスト・エンターテイナー
リングにはマットのサイズに合わせて赤い絨毯が敷かれ、脚がニョキっと伸びたカウンターチェアが右側に2脚、左側にエンターテイナー用のが1脚ずつ用意されている。
エンターテイナー「この俺様はジ・エンターテイナー。フェイス・スタイル・ボイス、全て整っている男だ。臨時GMとやらは、『BLAZE』のGMに就任したらしい。まぁ、ここには現れないだろうから、一安心ということだ。今回からこの『BRAVE』で俺様のコーナーがはじまるのだ。なんだかんだで、この団体の上層部は俺様のことはしっかりと買っているらしい。まぁ、とにかく、ゲストを呼びたい。このイスを見る限り、2つのイスが用意されている。そう、2人のゲストが控えているのだ。では、ここに来てくれ!!」
エリックとファルコンが登場。
エンターテイナー「では、そこに掛けてくれ。」
用意されたカウンターチェアに腰を掛けるエリックとファルコン。
エンターテイナー「いや、PPV『ソウル・インパクト』で君たちは1枠しかない、DESTINY王座のナンバーワン・コンテンダーを賭けて戦った。結果はエリックが勝者し、見事に挑戦権を手に入れた。おめでとう。」
エリック「なんか不気味だな。」
エンターテイナー「何がだ?」
エリック「急にかしこまって、褒め出すとはな。」
エンターテイナー「俺様はこのコーナーのホストだぞ!!ゲストをもてなすのは当然だ!!」
エリック「それが不気味なんだよ!!」
ファルコン「一体、何を企んでる?」
エンターテイナー「何も企んではいないぞ。まぁ、そんなに警戒するな。とりあえずこれは"トークのコーナー"なのだからな。平和的に行こう。」
だが、そこにシャックスが入場口に登場!!
シャックス「エンターテイナー、新コーナーの進行を妨げるような格好になるが申し訳ない。」
エンターテイナー「シャックス、せっかくならここに来て話したらどうだ?」
シャックス「いや、ここで話させてもらう。お気遣いはありがたいがな。」
エリック「なんだ、ベルトを自慢しに来たのか?」
シャックス「俺はシャドー・イーグルとの試合に勝ち、見事、DESTINY王座を防衛した。」
エンターテイナー「その試合は素晴らしかった。この俺様が見る限り、タッチの差であったとは思う。だが、そのタッチの差で勝利を掴むのがDESTINY王者たる所以だ。」
シャックス「さすがエンターテイナー、分かっている。」
ファルコン「おい、エンターテイナー、お前はシャックスに取り入るつもりか?」
エンターテイナー「何を言うか。この俺様は公平な意見・感想を述べたまでだ。」
シャックス「ファルコン、お前は残念ながらこの俺に挑戦することはできない。だが、エリックよ、お前はファルコンに勝ってこの俺への挑戦権を手にした。その戦いには然るべき舞台が用意されるから、残念ながら今夜は俺たちの試合は組まれていない。だが、これだけは覚えておけ。この俺はDESTINY王者だ。しかも、ファルコンを下し、イーグルも下したのだ。よーく覚えておけ。」
そう言って去っていくシャックス。
実況「シャックスも不気味ですね・・・。あっさりと去って行きました。」
エンターテイナー「思わぬゲストが現れたが、本題に入りたい。エリック、お前は挑戦者となったが、シャックスに負ける。いや、負けろ!!挑戦してさっさと負けやがれ!!そしてファルコン、今夜はこの俺様と試合が組まれてる。エリックに敗れたお前など取るに足らないが、この俺様が勝ってやる!!まぁ、なんだかんだで前王者のお前を倒せば、この俺様の格は上がるからな。」
解説「ついに本性を現したな。」
エリックとファルコンは立ち上がって、互いに目を合わせる。その瞬間、エンターテイナーに殴りかかる!!しかし、エンターテイナーは素早くリングアウトして回避!!
エンターテイナーは去り際、悲しそうに「俺様のコーナーだぞ」と呟く。
実況「まぁ、そうなるでしょうね・・・。」
解説「エンターテイナー、記念すべき初回のコーナーは散々な結果となったな。」
・シングルマッチ ファルコン vs ジ・エンターテイナー
実況「先程、新コーナーで一悶着ありましたが、ファルコンとエンターテイナーの試合が始まります!!」
互いにロックアップは仕掛けず、様子を窺う。エンターテイナーはじりじりと近づくが、ファルコンはローキックで先制し、立て続けにエルボー・スマッシュ!!
ペースを掴むべくファルコンは助走をつけてシングル・レッグドロップ2連発で決め、さらにフライング・クローズライン!!エンターテイナーはファルコンの技を受け続けるものの、ファルコンがアーム・ドラッグを仕掛けようとした瞬間、それをブロックしてファルコンをマッドスラムで倒し、覆い被さってフォール!!すぐさまファルコンはカウントを返すが、エンターテイナーはハーフネルソンで押さえ込む!!
試合は序盤、ファルコンの体力は有り余っており、技を極められながらも起き上がってタイミングよく技から抜け出し、タイガースピンの要領でドロップ・トゥー・ホールドでエンターテイナーを倒して、左腕にハンマー・ロック!!
解説「ファルコンは心機一転、逆に前よりも動きが良いぞ!!」
エンターテイナーも起き上がってハンマー・ロックから逃れ、ファルコンにサイドヘッドロックからテイクダウン!!しかし、ファルコンはヘッドシザースで反撃し、互いに起き上がってファイティング・ポーズ!!
両者、仕切り直しでロックアップで組み合おうとするも、即座にエンターテイナーは裏切りのボディブロー!!
エンターテイナーはファルコンにニー・リフトから、背中にハイ・ニーを決める!!続け様にファルコンを上体を起こし、助走をつけて背中にサッカーボール・キック!!そのままフォールするが、カウント2!!
エンターテイナーはファルコンを起こしてパーティカル・スープレックスを決める!!エンターテイナーはフォールせず、自分の胸を人差し指でつついて、自分が優勢だとアピール!!観客はブーイング(若干、自らのファン=チルドレンから声援アリ)。それに反応したエンターテイナーは倒れているファルコンにストンピングを浴びせる!!
再度、エンターテイナーはファルコンを起こすが、ファルコンはローキックで反撃!!たまらずエンターテイナーは膝をつくと、ファルコンはスナップ・DDTを炸裂させる!!
攻勢に転じたファルコンはエンターテイナーを起こし、得意技のファルコン・アロー!!しかし、エンターテイナーは抵抗し、逆にファルコンをカナディアン・バックブリーカーで持ち上げ、バックブリーカー・ドロップを決める!!悶絶するファルコンをフォールするが、カウント2!!
エンターテイナーは畳み掛けるべく、ファルコンをパイルドライバーの体勢で持ち上げようとする!!だがファルコンはその状態からバック・ボディ・ドロップでエンターテイナーを放り投げる!!
エンターテイナーは起き上がって咄嗟にコーナーにもたれ掛かる。
そこにファルコンは助走をつけてコーナーに寄りかかるエンターテイナーにステップ・アップ・エンズイギリ!!エンターテイナーは気絶したように倒れ、ファルコンはそのエンターテイナーにファルコン・アローを決める!!
ファルコンはフォールせず、コーナーに上がり、倒れたエンターテイナーにダイビング・フットスタンプ!!ファルコンはエンターテイナーをフォールし、3カウント!!ファルコンの勝利!!
実況「ファルコン、新技による鮮やかな勝利を収めました!!」
・鬼塚のプロモ
鬼塚「(日本語で)PPV『ソウル・インパクト』で2冠王者が誕生した・・・。しかも、よりによってオブライエンの野郎が王者となり、今夜、防衛した。ふざけんな!!そもそもアンダードック王座は俺がこの団体に持ち込んだものだ。それが、それがオブライエンの手に、さらには2冠王座の1つになっちまうとはな!!この俺がアンダードック王座を持ち込んだ事実、それは、それは・・・、ハーキュリーズの12の功業に匹敵する!!」
解説「ヤツは日本語で何を言ってるんだ?」
実況「そのうち、翻訳されて我々の耳にも伝わるはずです。」
鬼塚「ここで表明するぞ!!俺はオブライエンのアンダードック王座に挑戦する!!」
そう言って鬼塚はマイクをマットに投げつける。
・シングルマッチ レイラ・トンプソン vs 青柳芽依
ゴングが鳴ると同時に芽依がレイラにエルボー・スマッシュの先制!!連打で浴びせてからレイラをロープに振る!!だが、レイラはリバウンドしてきた瞬間、ジャンプして回転気味にヨーロピアン・アッパーカットを決める!!そのままフォールするが、カウント2!!
レイラは芽依を立たせてボディブローとパンチのコンビネーションを浴びせて、コーナーに追い詰める。レイラは芽依をコーナーに上がらせてアバランシュ(雪崩式)技を狙うが、芽依が前蹴りで反撃!!フラつくレイラに芽依はそこからダイビング・ブロック・バスターを敢行!!フォールするが、カウント2!!
芽依は起き上がったレイラにネックブリーカー・ドロップ2連発!!さらにレイラを起こしてジャーマン・スープレックスの体勢に!!が、レイラは抵抗して逆に芽依をヒップ・トスで投げ、間髪入れずにヘッドロックで押さえ込む!!芽依はすぐに立ち上がり、エルボーで反撃するもレイラはヨーロピアン・アッパーカットを当てて、芽依の流れを断ち切り、ヨーロピアン・ネックロックを極める!!
解説「さすがレイラだな。芽依に経験の差を見せつけてる。」
しばらく極められているが、芽依はボディブローで逆襲!!さらにジョー・ブリーカーを決め、背後に回ってジャーマン・スープレックス・ホールド!!だが、カウント2!!
芽依はレイラを起こしてエルボー・スマッシュを浴びせて、自らロープで勢いをつけるも、レイラがカウンターのスパインバスターを決める!!そのままフォールするが、カウント2!!
レイラは倒れている芽依にエルボーを投下し、芽依を起こすが、芽依が突如スモール・パッケージで丸め込む!!レイラはカウント2で返すが、芽依はすぐさまドロップキック!!
芽依は畳み掛けるべくコーナーに上がり、ダイビング・クロスボディを敢行!!だが、レイラは芽依をキャッチして必殺技のスクラップ・バスターを決める!!そのままフォールし、3カウント!!レイラの勝利!!
・バックステージ 試合前のシャックスとブラック
シャックス「今夜、俺たちはタッグを組むことになっている。お前はこの王座を狙ってるようだが・・・、とにかく今夜は力を合わすのだ。」
ブラック「そうだな・・・。」
ブラックはそう返事したものの、心ここにあらずという様子。
シャックス「ブラック、お前はヤツが心底の憎いのか?」
ブラック「・・・・・・。」
シャックス「いいか、よく聞け。ヤツはリングでの戦いならば、お前と向き合ってやるようなことを言った。お前はヤツと戦うだけで気が済むのか?いや、済まんのだ。俺には分かる。そう、ヤツの存在自体が目障りなのだ。なら、どうすればいいか・・・。ひとつ方法がある。試合のルールによっては何をしても許される。たとえ、ヤツを再起不能にしても、それは試合で起こったこと・・・。分かるな?まぁ、これはひとつの方法だ。頭に入れておけ。あ、そういえばこんなことを思い出した。かつてヤツを潰そうとした者がこの団体にいたのだ。そう、ヤツは誰にとっても目障りな存在なのだ。この俺にとってもな。」
ブラック「・・・・・・。」
解説「ヤツはとんでもない入れ知恵をしたぞ。」
実況「ゾッとする会話です・・・。」
・シングルマッチ スズキ・ルイ vs ジュディ・テイラー
実況「これはPPVのリマッチです。ルイはジュディの卑怯な一撃を食らってもなんとか耐えましたが、それでも試合に敗れてしまいました。とにかくルイは今夜、ジュディにリベンジを果たしたいところです。」
試合開始、突如、ルイがジュディに真っ直ぐ正確無比な右ストレートを放つ!!
解説「これは・・・。」
ジュディは失神。レフェリーが咄嗟に間に入り、試合を止めて、無効試合を宣言。
騒然とする会場。ルイは不貞腐れながら、リングを後にする。それから救護班と数人のレフェリーがやってきてジュディを介抱。ジュディはレフェリーの肩を借りて退場。
・バックステージ 通路
試合を終えたエンターテイナーが歩いていると、ウィズダムとアイリーンに出くわす。
エンターテイナー「また会ったな・・・。」
ウィズダムとアイリーンは無視して去っていく。
エンターテイナーは鼻で笑って、その場を後にする。
・タッグマッチ ザ・フィニッシャー&ポセイドン vs シャックス&ブラック・フィニッシャー
ポセイドンvsシャックスで幕を開ける。
解説「ポセイドンにとって相手チームの2人ともリベンジを果たしたいはずだ。」
実況「確かに。ここ最近のポセイドンは上り調子ですが、シャックスには『ドリーム・ロード・トーナメント』の1回戦で敗れ、少し前にはブラックに敗れています。」
解説「ブラックに関しては乱入さえなければ、勝てそうだった。この4人の中でポセイドンは1番、体格が小さいが、持ち前のガッツでは引けを取らないぞ。」
ポセイドンとシャックスは睨み合うも、ポセイドンがパンチで先制!!シャックスはポセイドンのパンチを連打で受け、そのたびに"起き上がりこぼし"状態で、何度も起きては倒される。間髪入れずにポセイドンはパンチを放つが、シャックスは咄嗟にトーキックで逆襲に転じ、チョップを連発!!ポセイドンは気合いで耐える!!そのポセイドンをシャックスはロープに振るが、逆に振り返されて、リバウンドを待ち構えていたポセイドンがクローズライン!!しかし、シャックスは寸前で回避して、すぐさまブラックとタッチ。
リングインしたブラックはゆっくりとポセイドンの元へ近づいていく。すかさずポセイドンはパンチを放つも、ブラックは手でガードし、逆にポセイドンに体重差のある強烈なパンチを連打で浴びせる。ブラックはフラつくポセイドンにビッグ・ブートでマットに倒してから、ロープで勢いをつけてニー・ドロップを投下!!そのままフォールするが、カウント2!!
ブラックはすぐにポセイドンをヘッドロック気味のチンロックで押さえ込む。体重差あるものの、なんとかポセイドンは技を極められながらも立ち上がるが、ブラックは強引にポセイドンを自軍コーナーに引き寄せて、シャックスとタッチ。
シャックスはポセイドンにチョップを連打してからロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にドロップキック!!そのままフォールするが、カウント2!!
実況「驚いたことにシャックス組は連携して、ポセイドンを孤立させています。」
ポセイドンは防戦一方のため、体力を消耗。シャックスがチャンスと見てポセイドンに得意技のシャックス・ドライバー!!が、ポセイドンは背後に着地して得意技のファイナル・カットを決める!!両者ダウン!!
ポセイドンはなんとか這ってフィニッシャーとタッチ!!フィニッシャーは勢いよくリングイン!!シャックスもつられてフィニッシャーに向かって行くが、フィニッシャーがカウンターのクローズライン!!さらに2発目を決め、すぐさまパワースラム、レッグ・ドロップを投下!!必殺技前の連携技を決める!!
解説「フィニッシャーは一気に勝負を決める気か!?」
フィニッシャーはシャックスが起き上がるのを待ち構えるが、シャックスはブラックの元へ向かい、タッチして交代!!
実況「賢明な判断だな。流れを断ち切った。」
ブラックはフィニッシャーに視線を合わせてゆっくりとリングイン。フィニッシャーは手出しせず、様子を窺っている。そして両者、リング中央で向き合う。だが突如、以心伝心したように殴り合う!!殴り合う中、ブラックが得意技のKOパンチを放つが、フィニッシャーは避ける!!拳を振りかぶったブラックをフィニッシャーは抱えて、ベリー・トゥー・ベリー!!フィニッシャーはフォールするが、カウント2!!
フィニッシャーは倒れているブラックにニー・ドロップを投下!!続け様にブラックを起こして、右腕を捻ってからDDT!!そのままフォールするも、これはシャックスがカットに入る!!
フィニッシャーは仕切り直して起き上がった、ブラックにクローズライン!!しかし、ブラックは避けてカウンターのKOパンチ!!続け様にブラックはフィッシャーマンズ・スープレックスを決め、ブリッジしてフォール!!だが、カウント2!!ブラックはシャックスと交代する。
シャックスは膝立ちするフィニッシャーの胸にキックを連発!!そこからコーナーに上がって、起き上がったフィニッシャーにダイビング・ダブル・アックス・ハンドル!!フィニッシャーをフォールするが、カウント2!!シャックスはフィニッシャーに休む暇を与えず、ネックブリーカーを決め、ブラックと交代。
実況「シャックスとブラックは交代を繰り返して、優位に立っています。」
ブラックはフィニッシャーにマウント・パンチを浴びせ、さらにフィニッシャーが起き上がった瞬間、ビッグ・ブート!!フィニッシャーは防戦一方のため、体力を消耗している。
ブラックは勝機を悟り、フィニッシャーの首を掴んで持ち上げて必殺技のチョークスラム!!しかし、フィニッシャーは着地してカウンターのスーパーキックを炸裂させる!!ブラックはダウン、フィニッシャーはなんとか這ってポセイドンとタッチ!!
ポセイドンは起き上がったブラックにパンチを浴びせる!!
実況「ポセイドンに闘志が溢れ出ています!!」
ポセイドンはフラつくブラックにロープで勢いをつけてフライング・ニールキック!!
チャンスと見たポセイドンは必殺技のランニング・ニーを決めるためにブラックから距離を取る!!そして助走をつけてブラックに向かって行くが、なんと突如、シャックスがリングインしてポセイドンにヒールキックを浴びせる!!ブラックとポセイドンはダウン。
それに反応してフィニッシャーがリングイン、シャックスをフィニッシャー・バスターの体勢に捕えるが、シャックスはバック・エルボーでブロックし、フィニッシャーにハイキック!!フィニッシャーもすばやく避けて、カウンターのクローズライン!!だが、復活したブラックがフィニッシャーの首を掴んでチョークスラムの体勢に!!しかし、フィニッシャーがトーキックで抵抗、そこに復活したポセイドンがブラックにランニング・ニーを炸裂させる!!そのままブラックをフォールし、3カウント!!ポセイドン組の勝利!!
・実況席
実況「先程、スズキ・ルイとジュディ・テイラーのシングルマッチで混乱があったようですが、まだ詳しいことは分かっておりません。」
解説「うーん・・・、なんともコメントし難い状況だ。」
実況「この件に関してはいずれ、何らかの発表があると思われます。」
・メインイベント シングルマッチ エリック vs シャドー・イーグル
実況「前回PPV『ソウル・インパクト』で晴れてNo.1コンテンダーになったエリックと、DESTINY王座戦で惜しくも敗北したイーグルの一騎打ちです。」
解説「それに王座挑戦者候補として争った者同士でもある。ちょうど1ヶ月前にはエリックはトリプルスレットでイーグルに敗れてる。勢いに乗るエリックはここでイーグルを倒しておきたいし、逆にイーグルはNo1.コンテンダーを倒すことで盛り返したいな。」
ロックアップで試合開始!!すぐさまイーグルがヘッドロックからテイクダウンを奪い、先制するも、エリックはヘッドロックを極めているイーグルをひっくり返してフォール!!フォールを返すイーグルだが、エリックは膝をついて起き上がり、技を解いてヒップ・トス!!さらにエリックはサイドロック・テイクダウンを決める!!
イーグルも立ち上がってヘッドロックから脱出するために、エリックをバック・スープレックスで投げる!!が、エリックは背後に着地して、スクール・ボーイでイーグルを丸め込む!!すかさずイーグルは返すが、エリックは間髪入れずにビクトリー・ロールでまた丸め込む!!イーグルもまたも返す!!エリックはイーグルを逃さないために向かって行くが、イーグルがカウンターのエルボーで薙ぎ倒す!!
実況「おっと、これは強烈!!」
イーグルは倒れたエリックをフォールするが、カウント2!!攻勢に転じたイーグルは倒れているエリックの上体を起こして、ネック・スナップ!!続けてエリックを起こし、そのままコーナーまで引き連れてターンバックルに頭をぶつけ、パンチを連打!!パンチを食らうエリックだが、隙を見てイーグルと体勢を入れ替え、逆にエルボー・スマッシュを連打!!エリックはその場から距離を取り、助走をつけてイーグルに飛びつき、モンキー・フリップ!!
勢いづいたエリックはクローズライン2連発から、飛び上がってカーフキック(格闘技系の蹴りではない)!!エリックは畳み掛けるべく、イーグルが起き上がるのを待ち構えて、必殺技のシンボル・カット!!しかし、イーグルはエリックが飛びついた瞬間、キャッチしてマットに叩きつけて回避!!さらに倒れているエリックにその場飛びセントーンをお見舞い!!フォールするが、カウント2!!
イーグルはエリックを起こしてロープに振り、バック・ボディ・ドロップを狙う!!が、エリックはカウンターのサンセット・フィリップで丸め込む!!しかし、カウント2!!エリックは後転してから、イーグルに低空ドロップキックを見舞い、さらにサーフボード・ストレッチ!!
解説「今のところ互角の勝負を繰り広げてるな。」
イーグルは徐々に起き上がって、トーキックで反撃!!エリックをボディスラムで持ち上げてから、スタンディング・ドラゴン・スリーパーの体勢で着地させ、リバース・DDTを決める!!
実況「イーグルは強烈な得意技を決めました!!」
イーグルはエリックをフォールするが、カウント2!!イーグルは間髪入れずに倒れたエリックをフルネルソンで捕らえて持ち上げるが、エリックは足を絡めてブロックし、反撃!!フルネルソンから脱出したエリックはイーグルにシンボル・ブレイカー!!だが、イーグルもパンチで抵抗し、トーキックを放つ!!しかしエリックはイーグルの足を掴み、得意技のハングマンズ・ネックブリーカー!!が、イーグルもまたもかわして、逆に必殺技のタイガーボムを決める!!イーグルはエリックをフォールするが、カウント2!!
実況「勝負を決める一撃でしたが、エリックは気力で返しました!!」
両者起き上がって殴り合い!!エリックもパンチも放つが、ダメージが残っているため、イーグルが優勢となる!!そしてイーグルは得意の強烈はエルボーを放つ!!しかしエリックはそれをかわし、ペレキックを炸裂させる!!それを食らったイーグルはフラつき、エリックは背後からオコーナー・ロールでイーグルを丸め込む!!だが、カウント2!!
なんとエリックは突如、起き上がったイーグルに必殺技のシンボル・カットを決める!!そのままフォールし、3カウント!!エリックの勝利!!
実況「シャックスを彷彿とさせる、勝負の決め方です!!」
だが、どこからともなくシャックスがやってきて、エリックにデビルズ・ショットを決める!!
解説「あの時、あっさりと去っていったのは油断させる目的だったわけか!!」
実況「まるで悪魔であり、禿鷹のような王者です!!」