架空プロレス団体DESTINY

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DESTINY Season1 June 1st 「BRAVE」#9

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「BRAVE」対戦カード(全7試合)

・DESTINYスター王座 or DESTINY"非公認"アンダードッグ王座戦 アレックス・オブライエン vs X

シングルマッチ テリー・ウィズダム(セコンド アイリーン) vs ルーク・バーンズ

シングルマッチ ファルコン vs ジ・エンターテイナー

シングルマッチ レイラ・トンプソン vs 青柳芽依

シングルマッチ スズキ・ルイ vs ジュディ・テイラー

・タッグマッチ ザ・フィニッシャー&ポセイドン vs シャックス&ブラック・フィニッシャー

・メインイベント シングルマッチ エリック vs シャドー・イーグル

試合結果

・ジョージ・ブッカーの挨拶

ブッカー「会場の諸君、こんばんは。私は戻ってきた。新番組の準備はかなり大変だったが、ついに始動した。新番組はこの前まで『BRAVE』を仕切ってくれていた、あの彼女が担当することになっている。きっと彼女に任せておけば間違いはないだろう。さらに新番組では新しく2大王座が新設される。ということは、新王者が2人も誕生することになる。非常に楽しみだ!!また今回の『BRAVE』はPPV『ソウル・インパクト』の直後だ。『ソウル・インパクト』は盛大に幕を閉じたが、ここからは次回PPV『ザ・ダーク』に向かって進まねばならない。まぁ、とにかく私はこの番組に戻ってきた。せっかく戻ってきたからには、何か一つ、大きなことをやりたい。今回、タッグ王座参戦について、私のプランがあるのだ。取り敢えず、王者組のロード・ロッケンローラーよ、ここに来てくれ。」

ロード・ロッケンローラー登場。

キング「王座戦についてのプランとはなんだ?」

ウィズ「まぁ、何があっても俺たちは王座を守るぜ。」

ブッカー「まぁ、私のプランは聞いてくれ。次週、この『BRAVE』にて、君たちに挑戦するタッグチームを決める、4チーム出場者のトーナメント

を行う!!どうだ?」

キング「なるほどな。」

ブッカー「君たちは強い。次の挑戦者はトーナメントで決めるしかない。もちろん、君たちは王者だからトーナメントには参加しないが、その戦いを是非ともしっかりと見届けてくれ。」

ウィズ「ああ、しっかり見させてもらう。」

ロード・ロッケンローラーはその場を去る。

ブッカー「まだあるぞ。次は2冠王者についてだ。オブライエン、ここに来たまえ。今夜の王座戦について話がある。」

オブライエン登場。

オブライエン「なんだ、話ってのは?」

ブッカー「今夜、これから行なわれる君のその、王座の防衛戦についてだ。現段階で王座戦が行われることがすでに発表されているが、どの王座かは名言されていはいない。」

オブライエン「そうだ。このスター王座か、アンダードックか・・・。どっちか決めてくれ。」

ブッカー「なんなら、その2つを同時に賭けたらどうだ?」

オブライエン「何!?どういうことだ!?」

ブッカー「前王者には再戦権がある。つまり、キッドとデュークは君との対戦を控えていると言っていい。だから、2人同時に戦うのは面白くないかね!?」

観客は察して、歓声を上げる。

ブッカー「つまり、君はトリプルスレットで防衛戦を行うのだ!!」

オブライエン「ふざけるな!!俺は面白くないぞ!!それに王座はどう賭けるんだ!?」

ブッカー「君は前王者2人を相手にすることになる。ならば、キッドが勝った場合はスター王座、デュークが勝ったらアンダードック王座を手にすることになる。もちろん、君が勝てば2つの王座は防衛だ。どうだ?」

オブライエン「俺はそんな試合を受ける気はない!!」

ブッカー「そもそも君が強引にこの2冠王者という事態を招いたのだ。それくらいはやってもらうぞ!!さっさと試合の準備をしたまえ。」

今夜の対戦カードである、「DESTINYスター王座 or DESTINY"非公認"アンダードッグ王座戦トリプルスレット DESTINYスター王座&DESTINY"非公認"アンダードッグ王座 ダブル・タイトルマッチ アレックス・オブライエン(c) vs フライ・キッド vs ジャスティン・デューク」となる。

・トリプルスレット DESTINYスター王座&DESTINY"非公認"アンダードッグ王座 ダブル・タイトルマッチ アレックス・オブライエン(c) vs フライ・キッド vs ジャスティン・デューク

この試合では、キッドが勝った場合はスター王座、デュークが勝った場合はアンダードックを王座をそれぞれ手にすることになる。

3人とも様子を窺っているが、突如キッドとデュークがオブライエンに殴りかかる!!オブライエンは袋叩きにされ、リングから投げ捨てられる!!

リング上で2人だけとなったキッドとデュークは殴り合い!!優勢となったデュークがキッドをロープに振り、ドロップキック!!だが、キッドはロープを掴んで踏ん張り、デュークのドロップキックは不発に!!それでもデュークはロープ間近にいるキッドにクローズラインを決めるべく、向かっていくものの、キッドが寸前で避けつつ、ロープを下げて場外に落とそうとする!!デューク咄嗟にロープを掴み、外側のエプロンサイドで持ち堪えている。が、キッドはロープ越しのデュークを捕らえ、スープレックスでリングに投げ戻す!!

キッドは畳み掛けるべくコーナーに上がり、必殺技のダイビング・クロスボディを敢行!!しかし、デュークはキッドはキャッチし、カウンターのパワースラム!!フォールするが、オブライエンがカットに入る!!

キッドはエプロサイド付近でダウンし、デュークとオブライエンの戦いとなる。

オブライエンはデュークにスナップ・メアを決め、ロープで勢いをつけて低空ドロップキック!!そのままフォールするが、カウント2!!

倒れているデュークにオブライエンはストンピングで痛めつけ、キャメルクラッチを極める!!デュークはなんとか起き上がってエルボーで反撃するも、オブライエンはニー・バットですぐに流れを引き戻す!!オブライエンは追撃するべくロープで勢いをつけるが、場外からキッドが手を伸ばし、オブライエンの足を引っ張って、そのまま場外に引き摺り込む!!キッドはオブライエンを防護壁にぶつけて、リングイン!!オブライエンはダウン。

しかし、復活したデュークがリングインしたキッドを捕らえて、必殺技のバタフライ・エフェクトを炸裂!!

解説「デュークが返り咲くか!?」

キッドは3カウント寸前で肩を上げる!!

デュークはキッドを起こしてロープに振り、今度こそドロップキックを決める!!デュークは勝機を悟ったのか、もう一度、キッドを起こしてバタフライ・エフェクトを狙う!!しかし、キッドは抵抗してカウンターのエンズイギリ!!続け様にキットは必殺技のカナディアン・ネックブリーカーを炸裂させる!!

すぐさまキッドはフォールしようとするが、復活したオブライエンがやってきてキッドをリングから投げ捨て、横取りフォール!!しかし、デュークはなんとか3カウントギリギリで返す!!デュークはフォールを返したものの、体力を消耗しているため、ダウン。

キッドはすぐにリングに戻り、オブライエンをバック・スープレックスの状態で持ち上げるも、オブライエンは後方宙返りの要領で着地!!オブライエンはキッドにバックスピンキックを当てて、必殺技のトラジディ・オブ・ギロチン!!だが、キッドもそれをかわして、尻餅をついたオブライエンを奥の手チキンウィング・クレイドルで丸め込む!!しかし、オブライエンはカウント2で返し、キッドをスモール・パッケージで丸め込み、3カウント!!オブライエンの勝利、王座防衛!!

実況「なんとオブライエンが逃げ切りました!!」

解説「2人相手に逃げ切るとはな・・・。あまり褒めたくはないが、なかなかやるな。」

・ブラックのプロモ

実況「ブラック・フィニッシャーがリング上で何か話すようです。ブラックはPPV『ソウル・インパクト』にて、ザ・フィニッシャーと2度目のシングルマッチを行いました。試合は壮絶な様相を呈しましたが、結果はブラックがフィニッシャーに惜しくも敗れ、フィニッシャーは1度目のシングルマッチのリベンジを果たしたのです。」

解説「まさか、フィニッシャーがパイルドライバーからギロチン・チョークまで出すとは思わなかったな。」

実況「それはまさにリベンジに賭ける思いと、ザ・フィニッシャーが"ザ・フィニッシャー"であることを改めて再確認させられました。そしてこれからブラックは、一体何を話すのでしょうか?」

ブラック、間をたっぷりと使って話出す。

ブラック「俺は負けた。この気持ちはなんなのだ・・・。言いようのない怒りと、拭い去れないこびりついた憎しみ・・・。はっきり言おう。俺はこの世に誕生した瞬間から、己の存在がハッキリとした線で描かれた実体のようには思えぬのだ。なぞり書きとして存在しているに過ぎない。しかも、生まれた瞬間から朧げながら、この世のことは大体知っているような気がする。それは自分で得たものではない。ヤツが得たもの、そのお下がりなのだ。この感覚はヤツを倒せば、癒えるような気がした。だが1度勝っても、何も変わりやしねぇ・・・。そして負けたら、それがもっと強くなった。フィニッシャー、俺は"ブラック・フィニッシャー"なのだ。その意味が分かるか?」

そこにフィニッシャーが登場。

フィニッシャー「お前の抱えている苦悩、それは一言で解決できるようなものじゃない。きっと世の中にはそれについて何か言うことで、自分の存在を主張しようとする愚か者がいるが、俺は何も言うことはできない。"ブラック・フィニッシャー"、お前の苦悩から来る怒りや憎しみ、それがリングであるならば、いつでも、いくらでもぶつけて来い。俺はとことん付き合ってやる。だが、その分、俺も本気で行くぞ。それがリングでの戦いだからな。」

ブラックはフィニッシャーの言葉に何も反応せず、無言でその場から去っていく。

解説「多少なりとも、響くものはあったのかもしれん。まぁ、あのブラックがそれを言われて、"はい、わかった"とすんなり納得するのは難しいだろうからな。」

実況「リング上ではザ・フィニッシャーがひとり残された状況になりましたが、今夜、2人のフィニッシャーはタッグマッチで激突します!!」

シングルマッチ テリー・ウィズダム(セコンド アイリーン) vs ルーク・バーンズ

ロックアップで試合開始し、バーンズがヘッドロックで先制!!ウィズダムは抜け出そうとするも、バーンズは素早く背後に回り込んでバックサイド・テイクダウンでグラウンドに持ち込み、再びヘッドロック!!ウィズダムは技を極められながらも起き上がって、バーンズをロープに振る!!バーンズがリバウンドしてきた瞬間、ウィズダムはアーム・ドラッグ2連発!!そのまま、バーンズの左腕を脇の下に抱えてアームロック!!バーンズもすぐさま反応して、倒されながらも蹴り反撃し、ウィズダムをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にクルーシフィックスで丸め込む!!だが、カウント2!!バーンズは続け様にネックブリーカーを決め、再びフォールするも、カウント2!!

優勢のバーンズはウィズダムにリバース・DDTを決めようとするが、ウィズダムが切り返してカウンターのスピンキック!!ウィズダムはフォールするが、カウント2!!

ウィズダムはバーンズをコーナーに振り、コーナーにもたれ掛かった瞬間、助走をつけて向かって行く!!すかさずバーンズは避けるが、ウィズダムはコーナー両脇のセカンドロープに飛び乗る!!今度はバーンズがウィズダムに向かっていくが、ウィズダムはロープを手で掴みながら、スラストキック気味の蹴りで迎撃!!ウィズダムはフラつくバーンズにムーンサルト・アタックを決め、そのままフォールし、3カウント!!ウィズダムの勝利!!

解説「またも鮮やかな勝利だ!!」

・新コーナー グレイテスト・エンターテイナー

リングにはマットのサイズに合わせて赤い絨毯が敷かれ、脚がニョキっと伸びたカウンターチェアが右側に2脚、左側にエンターテイナー用のが1脚ずつ用意されている。

エンターテイナー「この俺様はジ・エンターテイナー。フェイス・スタイル・ボイス、全て整っている男だ。臨時GMとやらは、『BLAZE』のGMに就任したらしい。まぁ、ここには現れないだろうから、一安心ということだ。今回からこの『BRAVE』で俺様のコーナーがはじまるのだ。なんだかんだで、この団体の上層部は俺様のことはしっかりと買っているらしい。まぁ、とにかく、ゲストを呼びたい。このイスを見る限り、2つのイスが用意されている。そう、2人のゲストが控えているのだ。では、ここに来てくれ!!」

エリックとファルコンが登場。

エンターテイナー「では、そこに掛けてくれ。」

用意されたカウンターチェアに腰を掛けるエリックとファルコン。

エンターテイナー「いや、PPV『ソウル・インパクト』で君たちは1枠しかない、DESTINY王座のナンバーワン・コンテンダーを賭けて戦った。結果はエリックが勝者し、見事に挑戦権を手に入れた。おめでとう。」

エリック「なんか不気味だな。」

エンターテイナー「何がだ?」

エリック「急にかしこまって、褒め出すとはな。」

エンターテイナー「俺様はこのコーナーのホストだぞ!!ゲストをもてなすのは当然だ!!」

エリック「それが不気味なんだよ!!」

ファルコン「一体、何を企んでる?」

エンターテイナー「何も企んではいないぞ。まぁ、そんなに警戒するな。とりあえずこれは"トークのコーナー"なのだからな。平和的に行こう。」

だが、そこにシャックスが入場口に登場!!

シャックス「エンターテイナー、新コーナーの進行を妨げるような格好になるが申し訳ない。」

エンターテイナー「シャックス、せっかくならここに来て話したらどうだ?」

シャックス「いや、ここで話させてもらう。お気遣いはありがたいがな。」

エリック「なんだ、ベルトを自慢しに来たのか?」

シャックス「俺はシャドー・イーグルとの試合に勝ち、見事、DESTINY王座を防衛した。」

エンターテイナー「その試合は素晴らしかった。この俺様が見る限り、タッチの差であったとは思う。だが、そのタッチの差で勝利を掴むのがDESTINY王者たる所以だ。」

シャックス「さすがエンターテイナー、分かっている。」

ファルコン「おい、エンターテイナー、お前はシャックスに取り入るつもりか?」

エンターテイナー「何を言うか。この俺様は公平な意見・感想を述べたまでだ。」

シャックス「ファルコン、お前は残念ながらこの俺に挑戦することはできない。だが、エリックよ、お前はファルコンに勝ってこの俺への挑戦権を手にした。その戦いには然るべき舞台が用意されるから、残念ながら今夜は俺たちの試合は組まれていない。だが、これだけは覚えておけ。この俺はDESTINY王者だ。しかも、ファルコンを下し、イーグルも下したのだ。よーく覚えておけ。」

そう言って去っていくシャックス。

実況「シャックスも不気味ですね・・・。あっさりと去って行きました。」

エンターテイナー「思わぬゲストが現れたが、本題に入りたい。エリック、お前は挑戦者となったが、シャックスに負ける。いや、負けろ!!挑戦してさっさと負けやがれ!!そしてファルコン、今夜はこの俺様と試合が組まれてる。エリックに敗れたお前など取るに足らないが、この俺様が勝ってやる!!まぁ、なんだかんだで前王者のお前を倒せば、この俺様の格は上がるからな。」

解説「ついに本性を現したな。」

エリックとファルコンは立ち上がって、互いに目を合わせる。その瞬間、エンターテイナーに殴りかかる!!しかし、エンターテイナーは素早くリングアウトして回避!!

エンターテイナーは去り際、悲しそうに「俺様のコーナーだぞ」と呟く。

実況「まぁ、そうなるでしょうね・・・。」

解説「エンターテイナー、記念すべき初回のコーナーは散々な結果となったな。」

シングルマッチ ファルコン vs ジ・エンターテイナー

実況「先程、新コーナーで一悶着ありましたが、ファルコンとエンターテイナーの試合が始まります!!」

互いにロックアップは仕掛けず、様子を窺う。エンターテイナーはじりじりと近づくが、ファルコンはローキックで先制し、立て続けにエルボー・スマッシュ!!

ペースを掴むべくファルコンは助走をつけてシングル・レッグドロップ2連発で決め、さらにフライング・クローズライン!!エンターテイナーはファルコンの技を受け続けるものの、ファルコンがアーム・ドラッグを仕掛けようとした瞬間、それをブロックしてファルコンをマッドスラムで倒し、覆い被さってフォール!!すぐさまファルコンはカウントを返すが、エンターテイナーはハーフネルソンで押さえ込む!!

試合は序盤、ファルコンの体力は有り余っており、技を極められながらも起き上がってタイミングよく技から抜け出し、タイガースピンの要領でドロップ・トゥー・ホールドでエンターテイナーを倒して、左腕にハンマー・ロック!!

解説「ファルコンは心機一転、逆に前よりも動きが良いぞ!!」

エンターテイナーも起き上がってハンマー・ロックから逃れ、ファルコンにサイドヘッドロックからテイクダウン!!しかし、ファルコンはヘッドシザースで反撃し、互いに起き上がってファイティング・ポーズ!!

両者、仕切り直しでロックアップで組み合おうとするも、即座にエンターテイナーは裏切りのボディブロー!!

エンターテイナーはファルコンにニー・リフトから、背中にハイ・ニーを決める!!続け様にファルコンを上体を起こし、助走をつけて背中にサッカーボール・キック!!そのままフォールするが、カウント2!!

エンターテイナーはファルコンを起こしてパーティカル・スープレックスを決める!!エンターテイナーはフォールせず、自分の胸を人差し指でつついて、自分が優勢だとアピール!!観客はブーイング(若干、自らのファン=チルドレンから声援アリ)。それに反応したエンターテイナーは倒れているファルコンにストンピングを浴びせる!!

再度、エンターテイナーはファルコンを起こすが、ファルコンはローキックで反撃!!たまらずエンターテイナーは膝をつくと、ファルコンはスナップ・DDTを炸裂させる!!

攻勢に転じたファルコンはエンターテイナーを起こし、得意技のファルコン・アロー!!しかし、エンターテイナーは抵抗し、逆にファルコンをカナディアン・バックブリーカーで持ち上げ、バックブリーカー・ドロップを決める!!悶絶するファルコンをフォールするが、カウント2!!

エンターテイナーは畳み掛けるべく、ファルコンをパイルドライバーの体勢で持ち上げようとする!!だがファルコンはその状態からバック・ボディ・ドロップでエンターテイナーを放り投げる!!

エンターテイナーは起き上がって咄嗟にコーナーにもたれ掛かる。

そこにファルコンは助走をつけてコーナーに寄りかかるエンターテイナーにステップ・アップ・エンズイギリ!!エンターテイナーは気絶したように倒れ、ファルコンはそのエンターテイナーにファルコン・アローを決める!!

ファルコンはフォールせず、コーナーに上がり、倒れたエンターテイナーにダイビング・フットスタンプ!!ファルコンはエンターテイナーをフォールし、3カウント!!ファルコンの勝利!!

実況「ファルコン、新技による鮮やかな勝利を収めました!!」

・鬼塚のプロモ

鬼塚「(日本語で)PPV『ソウル・インパクト』で2冠王者が誕生した・・・。しかも、よりによってオブライエンの野郎が王者となり、今夜、防衛した。ふざけんな!!そもそもアンダードック王座は俺がこの団体に持ち込んだものだ。それが、それがオブライエンの手に、さらには2冠王座の1つになっちまうとはな!!この俺がアンダードック王座を持ち込んだ事実、それは、それは・・・、ハーキュリーズの12の功業に匹敵する!!」

解説「ヤツは日本語で何を言ってるんだ?」

実況「そのうち、翻訳されて我々の耳にも伝わるはずです。」

鬼塚「ここで表明するぞ!!俺はオブライエンのアンダードック王座に挑戦する!!」

そう言って鬼塚はマイクをマットに投げつける。

シングルマッチ レイラ・トンプソン vs 青柳芽依

ゴングが鳴ると同時に芽依がレイラにエルボー・スマッシュの先制!!連打で浴びせてからレイラをロープに振る!!だが、レイラはリバウンドしてきた瞬間、ジャンプして回転気味にヨーロピアン・アッパーカットを決める!!そのままフォールするが、カウント2!!

レイラは芽依を立たせてボディブローとパンチのコンビネーションを浴びせて、コーナーに追い詰める。レイラは芽依をコーナーに上がらせてアバランシュ(雪崩式)技を狙うが、芽依が前蹴りで反撃!!フラつくレイラに芽依はそこからダイビング・ブロック・バスターを敢行!!フォールするが、カウント2!!

芽依は起き上がったレイラにネックブリーカー・ドロップ2連発!!さらにレイラを起こしてジャーマン・スープレックスの体勢に!!が、レイラは抵抗して逆に芽依をヒップ・トスで投げ、間髪入れずにヘッドロックで押さえ込む!!芽依はすぐに立ち上がり、エルボーで反撃するもレイラはヨーロピアン・アッパーカットを当てて、芽依の流れを断ち切り、ヨーロピアン・ネックロックを極める!!

解説「さすがレイラだな。芽依に経験の差を見せつけてる。」

しばらく極められているが、芽依はボディブローで逆襲!!さらにジョー・ブリーカーを決め、背後に回ってジャーマン・スープレックス・ホールド!!だが、カウント2!!

芽依はレイラを起こしてエルボー・スマッシュを浴びせて、自らロープで勢いをつけるも、レイラがカウンターのスパインバスターを決める!!そのままフォールするが、カウント2!!

レイラは倒れている芽依にエルボーを投下し、芽依を起こすが、芽依が突如スモール・パッケージで丸め込む!!レイラはカウント2で返すが、芽依はすぐさまドロップキック!!

芽依は畳み掛けるべくコーナーに上がり、ダイビング・クロスボディを敢行!!だが、レイラは芽依をキャッチして必殺技のスクラップ・バスターを決める!!そのままフォールし、3カウント!!レイラの勝利!!

・バックステージ 試合前のシャックスとブラック

シャックス「今夜、俺たちはタッグを組むことになっている。お前はこの王座を狙ってるようだが・・・、とにかく今夜は力を合わすのだ。」

ブラック「そうだな・・・。」

ブラックはそう返事したものの、心ここにあらずという様子。

シャックス「ブラック、お前はヤツが心底の憎いのか?」

ブラック「・・・・・・。」

シャックス「いいか、よく聞け。ヤツはリングでの戦いならば、お前と向き合ってやるようなことを言った。お前はヤツと戦うだけで気が済むのか?いや、済まんのだ。俺には分かる。そう、ヤツの存在自体が目障りなのだ。なら、どうすればいいか・・・。ひとつ方法がある。試合のルールによっては何をしても許される。たとえ、ヤツを再起不能にしても、それは試合で起こったこと・・・。分かるな?まぁ、これはひとつの方法だ。頭に入れておけ。あ、そういえばこんなことを思い出した。かつてヤツを潰そうとした者がこの団体にいたのだ。そう、ヤツは誰にとっても目障りな存在なのだ。この俺にとってもな。」

ブラック「・・・・・・。」

解説「ヤツはとんでもない入れ知恵をしたぞ。」

実況「ゾッとする会話です・・・。」

シングルマッチ スズキ・ルイ vs ジュディ・テイラー

実況「これはPPVのリマッチです。ルイはジュディの卑怯な一撃を食らってもなんとか耐えましたが、それでも試合に敗れてしまいました。とにかくルイは今夜、ジュディにリベンジを果たしたいところです。」

試合開始、突如、ルイがジュディに真っ直ぐ正確無比な右ストレートを放つ!!

解説「これは・・・。」

ジュディは失神。レフェリーが咄嗟に間に入り、試合を止めて、無効試合を宣言。

騒然とする会場。ルイは不貞腐れながら、リングを後にする。それから救護班と数人のレフェリーがやってきてジュディを介抱。ジュディはレフェリーの肩を借りて退場。

・バックステージ 通路

試合を終えたエンターテイナーが歩いていると、ウィズダムとアイリーンに出くわす。

エンターテイナー「また会ったな・・・。」

ウィズダムとアイリーンは無視して去っていく。

エンターテイナーは鼻で笑って、その場を後にする。

・タッグマッチ ザ・フィニッシャー&ポセイドン vs シャックス&ブラック・フィニッシャー

ポセイドンvsシャックスで幕を開ける。

解説「ポセイドンにとって相手チームの2人ともリベンジを果たしたいはずだ。」

実況「確かに。ここ最近のポセイドンは上り調子ですが、シャックスには『ドリーム・ロード・トーナメント』の1回戦で敗れ、少し前にはブラックに敗れています。」

解説「ブラックに関しては乱入さえなければ、勝てそうだった。この4人の中でポセイドンは1番、体格が小さいが、持ち前のガッツでは引けを取らないぞ。」

ポセイドンとシャックスは睨み合うも、ポセイドンがパンチで先制!!シャックスはポセイドンのパンチを連打で受け、そのたびに"起き上がりこぼし"状態で、何度も起きては倒される。間髪入れずにポセイドンはパンチを放つが、シャックスは咄嗟にトーキックで逆襲に転じ、チョップを連発!!ポセイドンは気合いで耐える!!そのポセイドンをシャックスはロープに振るが、逆に振り返されて、リバウンドを待ち構えていたポセイドンがクローズライン!!しかし、シャックスは寸前で回避して、すぐさまブラックとタッチ。

リングインしたブラックはゆっくりとポセイドンの元へ近づいていく。すかさずポセイドンはパンチを放つも、ブラックは手でガードし、逆にポセイドンに体重差のある強烈なパンチを連打で浴びせる。ブラックはフラつくポセイドンにビッグ・ブートでマットに倒してから、ロープで勢いをつけてニー・ドロップを投下!!そのままフォールするが、カウント2!!

ブラックはすぐにポセイドンをヘッドロック気味のチンロックで押さえ込む。体重差あるものの、なんとかポセイドンは技を極められながらも立ち上がるが、ブラックは強引にポセイドンを自軍コーナーに引き寄せて、シャックスとタッチ。

シャックスはポセイドンにチョップを連打してからロープに振り、リバウンドしてきた瞬間にドロップキック!!そのままフォールするが、カウント2!!

実況「驚いたことにシャックス組は連携して、ポセイドンを孤立させています。」

ポセイドンは防戦一方のため、体力を消耗。シャックスがチャンスと見てポセイドンに得意技のシャックス・ドライバー!!が、ポセイドンは背後に着地して得意技のファイナル・カットを決める!!両者ダウン!!

ポセイドンはなんとか這ってフィニッシャーとタッチ!!フィニッシャーは勢いよくリングイン!!シャックスもつられてフィニッシャーに向かって行くが、フィニッシャーがカウンターのクローズライン!!さらに2発目を決め、すぐさまパワースラム、レッグ・ドロップを投下!!必殺技前の連携技を決める!!

解説「フィニッシャーは一気に勝負を決める気か!?」

フィニッシャーはシャックスが起き上がるのを待ち構えるが、シャックスはブラックの元へ向かい、タッチして交代!!

実況「賢明な判断だな。流れを断ち切った。」

ブラックはフィニッシャーに視線を合わせてゆっくりとリングイン。フィニッシャーは手出しせず、様子を窺っている。そして両者、リング中央で向き合う。だが突如、以心伝心したように殴り合う!!殴り合う中、ブラックが得意技のKOパンチを放つが、フィニッシャーは避ける!!拳を振りかぶったブラックをフィニッシャーは抱えて、ベリー・トゥー・ベリー!!フィニッシャーはフォールするが、カウント2!!

フィニッシャーは倒れているブラックにニー・ドロップを投下!!続け様にブラックを起こして、右腕を捻ってからDDT!!そのままフォールするも、これはシャックスがカットに入る!!

フィニッシャーは仕切り直して起き上がった、ブラックにクローズライン!!しかし、ブラックは避けてカウンターのKOパンチ!!続け様にブラックはフィッシャーマンズ・スープレックスを決め、ブリッジしてフォール!!だが、カウント2!!ブラックはシャックスと交代する。

シャックスは膝立ちするフィニッシャーの胸にキックを連発!!そこからコーナーに上がって、起き上がったフィニッシャーにダイビング・ダブル・アックス・ハンドル!!フィニッシャーをフォールするが、カウント2!!シャックスはフィニッシャーに休む暇を与えず、ネックブリーカーを決め、ブラックと交代。

実況「シャックスとブラックは交代を繰り返して、優位に立っています。」

ブラックはフィニッシャーにマウント・パンチを浴びせ、さらにフィニッシャーが起き上がった瞬間、ビッグ・ブート!!フィニッシャーは防戦一方のため、体力を消耗している。

ブラックは勝機を悟り、フィニッシャーの首を掴んで持ち上げて必殺技のチョークスラム!!しかし、フィニッシャーは着地してカウンターのスーパーキックを炸裂させる!!ブラックはダウン、フィニッシャーはなんとか這ってポセイドンとタッチ!!

ポセイドンは起き上がったブラックにパンチを浴びせる!!

実況「ポセイドンに闘志が溢れ出ています!!」

ポセイドンはフラつくブラックにロープで勢いをつけてフライング・ニールキック!!

チャンスと見たポセイドンは必殺技のランニング・ニーを決めるためにブラックから距離を取る!!そして助走をつけてブラックに向かって行くが、なんと突如、シャックスがリングインしてポセイドンにヒールキックを浴びせる!!ブラックとポセイドンはダウン。

それに反応してフィニッシャーがリングイン、シャックスをフィニッシャー・バスターの体勢に捕えるが、シャックスはバック・エルボーでブロックし、フィニッシャーにハイキック!!フィニッシャーもすばやく避けて、カウンターのクローズライン!!だが、復活したブラックがフィニッシャーの首を掴んでチョークスラムの体勢に!!しかし、フィニッシャーがトーキックで抵抗、そこに復活したポセイドンがブラックにランニング・ニーを炸裂させる!!そのままブラックをフォールし、3カウント!!ポセイドン組の勝利!!

・実況席

実況「先程、スズキ・ルイとジュディ・テイラーのシングルマッチで混乱があったようですが、まだ詳しいことは分かっておりません。」

解説「うーん・・・、なんともコメントし難い状況だ。」

実況「この件に関してはいずれ、何らかの発表があると思われます。」

・メインイベント シングルマッチ エリック vs シャドー・イーグル

実況「前回PPV『ソウル・インパクト』で晴れてNo.1コンテンダーになったエリックと、DESTINY王座戦で惜しくも敗北したイーグルの一騎打ちです。」

解説「それに王座挑戦者候補として争った者同士でもある。ちょうど1ヶ月前にはエリックはトリプルスレットでイーグルに敗れてる。勢いに乗るエリックはここでイーグルを倒しておきたいし、逆にイーグルはNo1.コンテンダーを倒すことで盛り返したいな。」

ロックアップで試合開始!!すぐさまイーグルがヘッドロックからテイクダウンを奪い、先制するも、エリックはヘッドロックを極めているイーグルをひっくり返してフォール!!フォールを返すイーグルだが、エリックは膝をついて起き上がり、技を解いてヒップ・トス!!さらにエリックはサイドロック・テイクダウンを決める!!

イーグルも立ち上がってヘッドロックから脱出するために、エリックをバック・スープレックスで投げる!!が、エリックは背後に着地して、スクール・ボーイでイーグルを丸め込む!!すかさずイーグルは返すが、エリックは間髪入れずにビクトリー・ロールでまた丸め込む!!イーグルもまたも返す!!エリックはイーグルを逃さないために向かって行くが、イーグルがカウンターのエルボーで薙ぎ倒す!!

実況「おっと、これは強烈!!」

イーグルは倒れたエリックをフォールするが、カウント2!!攻勢に転じたイーグルは倒れているエリックの上体を起こして、ネック・スナップ!!続けてエリックを起こし、そのままコーナーまで引き連れてターンバックルに頭をぶつけ、パンチを連打!!パンチを食らうエリックだが、隙を見てイーグルと体勢を入れ替え、逆にエルボー・スマッシュを連打!!エリックはその場から距離を取り、助走をつけてイーグルに飛びつき、モンキー・フリップ!!

勢いづいたエリックはクローズライン2連発から、飛び上がってカーフキック(格闘技系の蹴りではない)!!エリックは畳み掛けるべく、イーグルが起き上がるのを待ち構えて、必殺技のシンボル・カット!!しかし、イーグルはエリックが飛びついた瞬間、キャッチしてマットに叩きつけて回避!!さらに倒れているエリックにその場飛びセントーンをお見舞い!!フォールするが、カウント2!!

イーグルはエリックを起こしてロープに振り、バック・ボディ・ドロップを狙う!!が、エリックはカウンターのサンセット・フィリップで丸め込む!!しかし、カウント2!!エリックは後転してから、イーグルに低空ドロップキックを見舞い、さらにサーフボード・ストレッチ!!

解説「今のところ互角の勝負を繰り広げてるな。」

イーグルは徐々に起き上がって、トーキックで反撃!!エリックをボディスラムで持ち上げてから、スタンディング・ドラゴン・スリーパーの体勢で着地させ、リバース・DDTを決める!!

実況「イーグルは強烈な得意技を決めました!!」

イーグルはエリックをフォールするが、カウント2!!イーグルは間髪入れずに倒れたエリックをフルネルソンで捕らえて持ち上げるが、エリックは足を絡めてブロックし、反撃!!フルネルソンから脱出したエリックはイーグルにシンボル・ブレイカー!!だが、イーグルもパンチで抵抗し、トーキックを放つ!!しかしエリックはイーグルの足を掴み、得意技のハングマンズ・ネックブリーカー!!が、イーグルもまたもかわして、逆に必殺技のタイガーボムを決める!!イーグルはエリックをフォールするが、カウント2!!

実況「勝負を決める一撃でしたが、エリックは気力で返しました!!」

両者起き上がって殴り合い!!エリックもパンチも放つが、ダメージが残っているため、イーグルが優勢となる!!そしてイーグルは得意の強烈はエルボーを放つ!!しかしエリックはそれをかわし、ペレキックを炸裂させる!!それを食らったイーグルはフラつき、エリックは背後からオコーナー・ロールでイーグルを丸め込む!!だが、カウント2!!

なんとエリックは突如、起き上がったイーグルに必殺技のシンボル・カットを決める!!そのままフォールし、3カウント!!エリックの勝利!!

実況「シャックスを彷彿とさせる、勝負の決め方です!!」

だが、どこからともなくシャックスがやってきて、エリックにデビルズ・ショットを決める!!

解説「あの時、あっさりと去っていったのは油断させる目的だったわけか!!」

実況「まるで悪魔であり、禿鷹のような王者です!!」