架空プロレス団体DESTINY

架空プロレス団体DESTINYのトピックスを投稿します

DESTINY Season1 April PPV「Sensational Storm」前編

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ーその時、Sensationalな嵐が吹き荒れるー

「Sensational Storm」対戦カード(全8試合)

シングルマッチ ポセイドン vs スコット・サンダース

・DESTINYタッグ王座戦 ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ)(c) vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

・フォールズ・カウント・エニウェアマッチ エリック vs ジ・エンターテイナー

・DESTINYスター王座戦 フライ・キッド(c) vs アレックス・オブライエン

シングルマッチ 青柳芽依 vs ジュディ・テイラー

・シックス・パック・チャレンジ・エリミネーション DESTINY女子王座戦 宝生ダリア(c) vs スズキ・ルイ vs リサ vs 三井マキ vs レイラ・トンプソン vs キャサリン

・トリプルスレット DESTINY王座戦 シャックス(c) vs ファルコン vs シャドー・イーグル

・メインイベント シングルマッチ ザ・フィニッシャー vs ブラック・フィニッシャー

試合結果

実況「はじまりました!!特番『センセーショナル・ストーム』。今夜はきっとセンセーショナルな夜になるでしょう。」

解説「そうだな。今夜のカードは波乱づくしだぞ!!なんと言っても、メインイベントのザ・フィニッシャーvsブラック・フィニッシャーは非常に注目だ!!」

実況「当初、ブラック・フィニッシャーは黒衣を纏い、正体を隠してザ・フィニッシャーの試合を邪魔し続けていました。それから特番直前の『BRAVE』でついにその正体を明かしたのです。」

解説「これはかなり衝撃的だった。だってフィニッシャーが2人もいるんだからな。しかもその2人が今夜戦うんだぞ!!」

実況「非常に注目の一戦です!!ファンの間では、ブラックの登場とその一連の出来事は"黒いフィニッシャー事件"と呼ばれているようです。また、DESTINY王座を賭けたトリプルスレットも注目ですが、これから第1試合がスタートします!!」

シングルマッチ ポセイドン vs スコット・サンダース

ロックアップで試合開始。サンダースはバック・サイド・スラムでポセイドンからテイクダウンを奪い、すかさずポセイドンの左足を取り、必殺技のアンクル・ロックの体勢に!!しかし、ポセイドンはすぐさま抵抗し、右足でサンダースを蹴る!!サンダースは一旦離すが、またもやポセイドンの左足を掴み、アンクル・ロックを狙うがポセイドンはロープ・ブレイクで逃れる。

実況「序盤ながら、サンダースは必殺技を狙いました。」

解説「もしかたら極めるつもりはなかったかもしれんぞ。」

実況「と、いうと?」

解説「プレッシャーを与えるために出したのかもしれん。俺はいつでもお前に必殺技を極めれるという、プレッシャーだ。あの技は1発で足を破壊する威力があるからな。まぁ、極めるつもりで失敗したとしても、どのみちプレッシャーにはなるぞ。」

お互い見合ってから、仕切り直しのロックアップ。サンダースがまた先に仕掛け、ポセイドンにヘッドロック。ポセイドンはサンダースをロープに振り、サンダースがリバウンドしてくると、ポセイドンはダウンとリープ・フロッグでやり過ごし、そこからハリケーン・ラナで丸め込む!!サンダースはカウント2で返しながら、ポセイドンを倒して逆にサンセット・フリップの状態でフォール!!ポセイドンもカウント2で返す!!

実況「初戦の『BRAVE』では両者とも丸め込みで決着がついたことに納得がいっていませんでしたが、今、互いにやり合っていますね。」

解説「これはフォールを奪うつもりはなく、体力を奪う目的でやっているんだろう。」

ポセイドンは後転して少し距離をとってから、サンダースの両脚を抱えてボストンクラブを狙う。サンダースは抵抗し、凄まじい脚力でポセイドンを吹っ飛ばして回避。それでもめげないポセイドンは2発のパンチを見舞ってサンダースをよろけさし、ロープで勢いをつけるが、誘っていたようにサンダースがポセイドンの右脚を抱えてキャッチ!!それは必殺技のTボーン・スラムの体勢である!!瞬時にポセイドンは反応し、背後に回って逆にサンダースの左脚をフックして得意技のレッグ・ホック・バック・スープレックスを仕掛けようとする!!だがサンダースも抵抗して、カウンターのラシアン・レッグ・スウィープ!!サンダースはフォールするが、カウント2!!

ポセイドンはフォールを返したのも束の間、サンダースに左足を掴まれる!!

解説「狙ってるぞ!!アンクル・ロックだ!!」

ポセイドンはすぐに抵抗しようとするが、サンダースは掴んだ左足を持ち上げて、レッグ・スラム!!

実況「これは上手いですね。フェイントでしょうか?」

解説「そうかもしれん。それに序盤のプレッシャーも効いてる。さすがは強豪だ。」

サンダースはポセイドンにニー・クラッシャーを決め、徹底的に左脚を攻め続ける。しかし、ポセイドンは脚を痛めながらもドロップキック!!それを皮切りにレッグ・ホック・バック・スープレックスDDTと怒涛の反撃!!倒れたサンダースをフォールするが、カウント2!!

しかし、サンダースもバック・スープレックスで反撃し、すぐさまアンクル・ロック!!苦しむポセイドンはロープまで這って行こうとするが、すぐに引き戻される!!

解説「まずいぞ、このままでは選択肢がさばめられていく!もがいても決定的な動きができなければ、どんどん体力を奪われ、痛みも増していくんだ。そしたらタップか、最悪レフェリーストップもありえるぞ!」

ポセイドンはリング中央でアンクル・ロックを極め続けられ、レフェリーはタップアウトするか確認。観客は盛り上がっている。ポセイドンは左足をロックされながらも右脚を軸に立ち上がり、なんとそこから、右足でエンズイギリ!!フラつくサンダースに、ポセイドンは背後から飛びついてリバース・DDT!!そこから助走をつけてランニング・ニー!!そのままフォールして、3カウント!!ポセイドンの逆転勝利!!

実況「ポセイドン勝利!!強豪サンダースを破りました!!」

解説「もしかしたら、ヤツはここから爆進するかもな。波には乗りかけてる。しかし、サンダースも敗れたとはいえ、ここからだぞ。」

・バックステージ 試合前 オブライエンへのインタビュー

アナウンサー「今夜、あなたはスター王座に挑戦します。しかし、『センセーショナル・ストーム』直前の『BRAVE』であなたはバトルロイヤルでスター王座挑戦権を勝ち取った後に、アンダードッグ王座戦に乱入し、試合中の2人を襲撃しましたが・・・。」

オブライエン「ちょうど良い。俺もあの件について話そうと思ってたんだ。ナイスタイミング。要は俺もアンダードッグ王座に挑戦したいってわけだ。なぜそう思ったか?それはちょうど俺がアンダードッグ王座戦に乱入する前、イーグルが2冠王者について話してただろ。元々、アイツはスター王座を保持したまま『ドリーム・ロード』で優勝、DESTINY王座を獲得するつもりだったってな。それでインスピレーションが沸いたんだ。あの時点で俺はスター王座に挑戦することが決まってるし、そして1番取れそうな王座がアンダードッグ王座ってわけだ!!この団体では王座を同時に2つ保持した者は誰もいない。ってことはどの王座も同時に保持すれば、史上初の2冠王者だぜ?つまり、DESTINY王座戦に割り込んだイーグルのやり方をマネさせてもらったわけだ!!なぁ、頭良いだろ!?このビジネスはインパクトが大事なんだ!なら、そのファースト・インパクト、史上初の2冠王者になるのはこの俺だ!!」

解説「なんて男だ。図々しいにも程がある。」

実況「しかし、このままアンダードッグ鬼塚が黙っているとも思えません。」

・DESTINY タッグ王座戦 ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ)(c)vs ハードコア・エキスプレス(ザ・ハードコア&ザ・USA)

まずキングとUSAが出陣。

USAがパンチで口火を切り、試合開始。キングも負けじと応戦、パンチ合戦となる。そのパンチ合戦を制したのはキングで、怯んだUSAにショルダー・ブロックを2連発!!

USAは様子を窺いながらゆっくりと立ち上がり、ロックアップを仕掛ける。キングはそれに乗るが、USAは突如トーキックを浴びせ、さらにニー・リフト!!USAは攻撃の手を緩めることなく、膝立ち状態のキングの頭目掛けてビック・ブート!!そのままフォールするが、カウント2!!

USAはキングを引き起こして胸にチョップ!!キングも負けじとチョップ!!今度はチョップ合戦となる。チョップ合戦を制したのはキングで、USAの頭を掴んでマットスラム!!USAはたまらず、ハードコアにタッチ。するとウィズも手を伸ばし、キングにタッチを促し、キングはウィズと交代。

ハードコアとウィズの戦いに。お互いに睨み合うが、冒頭と同じくパンチ合戦に。激しく殴り合う中、ウィズはヘッドバットを炸裂させる!!それを受けたハードコアはフラつく。

解説「ヤツのヘッドバットは殺人級だぞ!!」

チャンスと悟ったウィズは助走をつけて必殺技のキラー・ヘッドバットを敢行するが、ハードコアは読んでおりエルボーで迎撃、ウィズはグロッキーに!!ハードコアはウィズをフォールするが、キングがカットに入る!!

だが、ハードコアはウィズを持ち上げてフォール・アウェイ・スラムで自軍側のコーナーの方向に投げ飛ばす!!そしてマウント・パンチ!!それからUSAとタッチ、ツープラトンスープレックスでウィズを攻撃し、孤立させる。

対戦権の移ったUSAはウィズを自軍側のコーナーにぶつける。ハードコアはコーナーにもたれ掛かるウィズに、レフェリーの死角をついてロープ越しで首を絞める!!観客ブーイング。USAは防戦一方のウィズにベリー・トゥー・ベリー!!そのままフォールするが、カウント2!!

USAは追撃の手を緩めず、ウィズを立たせるが、ウィズはドロップ・トゥー・ホールドでターンバックルにぶつけて反撃!!ウィズは力を振り絞ってキングとタッチ!!ウィズはコーナーに上り、キングはUSAをバックドロップの状態で持ち上げる。そしてウィズはダイビング・クローズラインをUSAに敢行!!その勢いを利用してキングがバック・スープレックスで投げる!!

実況「これは強烈です!!」

USAはツープラトン攻撃を食らい、グロッキーに。そのままキングはフォールするが、ハードコアがカットに入る。ハードコアはリングに居座って、キングにオクラホマ・スタンピード!!

起き上がったUSAはキングに必殺技のラスト・ライド!!しかし、キングは背後に着地、必殺技のチョーク・スリーパーを掛ける!!が、ハードコアはすぐさまカットに入る。そのハードコアに対し、ウィズがリングインして攻撃、乱闘!!その乱闘の中、ハードコアがウィズをリングから投げる!!それからハードコアは自らリングを降り、待ち構えていたウィズと場外乱闘を開始!!その乱闘を制したハードコアはウィズにトドメを刺すべく、必殺技のスピアーを敢行!!だがウィズが寸前で避けて、ハードコアは防護壁に激突し自爆!!逆にウィズがトドメの一撃・必殺技のキラー・ヘッドバットをお見舞いする!!

一方、リングではUSAが逆にキングにチョーク・スリーパーを仕掛けるが、キングはそれを切り返し、必殺技のスリーパー・スープレックスを決める!!そのままフォールし、3カウント!!ロード・ロッケンローラーの勝利、王座防衛!!

・バックステージ 試合前 エリックへのインタビュー

アナウンサー「エリック、あなたはこの後、エンターテイナーとの長きに渡る抗争の決着をつけるべく、フォールズ・カウント・エニウェアマッチで戦います。その心境をお聞かせください。」

エリック「長きに渡る抗争・・・。本当にその通りだ。振り返ってみれば、かなり前からヤツとは因縁があったが、何の因果か、『ドリーム・ロード』のトーナメントで当たったことで抗争が再燃したな。でも、これだけはハッキリしておくぜ。俺はトーナメントでも、『インフェニティ・ポッシブル』でも勝ってる。本来なら決着はついてるが、ヤツはしつこい。しつこいヤツは嫌われるぞ。俺だから相手してやってるんだ。だが、これで最後だ。俺だっていつまでもヤツの相手してる暇はない。次のステップに進みたい。アンタも覚えてるはずだ。」

アナウンサー「と、言うと・・・?」

エリック「『ドリーム・ロード』で俺から勝利を盗んだヤツをな・・・。そいつはチャンピオンとなり、今夜も防衛戦が控えてる。分かるだろ?」

アナウンサー「DESTINY王者シャックスですね。」

エリック「その通り!前に俺はヤツに言った。必ずこの落とし前はつけさせるとな。ヤツが今夜、試合の後、王者でいられるかは分からない。それでもヤツとは決着をつけるつもりだ。だからこそ、今夜はエンターテイナーと決着をつけるぞ。試合形式はフォールズ・カウント・エニウェアだ。なんでもアリだ。道具も使い放題。危険な夜になるぞ。いや、過激な夜になるな。

そう言って去っていくエリック。

実況「長きに渡る抗争についに決着がつきます!この後はエリックvsエンターテイナーです。」

解説「さっきヤツが言った通り、試合形式はフォールズ・カウント・エニウェアだ。反則裁定無し、どこでもフォール可能だぞ!これはとてもすごい試合になるぞ!!」

・フォールズ・カウント・エニウェアマッチ エリック vs ジ・エンターテイナー

エンターテイナーが先に入場し、後から入場してきたエリックは「インフェニティ・ポッシブル」と同じく美女2人を同伴して入場してくる。エンターテイナーも前のように、実況席に向かってエリック達を指差して何やらブツブツと文句を言っている。それを尻目にエリックはリング上でポーズを決めているが、突如背後からエンターテイナーが襲撃し、試合開始。エンターテイナーはエリックをリングから投げて、そのまま防御壁、実況席に叩きつける。

解説「入場のアピール中に襲うのはフェアじゃないが、この試合ではお咎めなしだ。」

エンターテイナーはフラフラのエリックをリングに戻し、それからエリックの頭だけをリングから出してエルボー!!さらにビッグ・ブート!!そのままフォールするが、エリックはカウント2で返す!!

エンターテイナーは続け様にエリックにチンロック!!じわじわと締め上げる。だが、エリックはエンターテイナーをロープに振り、チンロックから逃れ、リング中央で待ち構えてエンズイギリ!!しかし、エンターテイナーは両腕をロープに絡めてリバウンドを拒否、エリックは空振りとなり自爆。エンターテイナーはストンピングをエリックに浴びせてから、バック・スープレックスの状態で持ち上げ、そのままトップロープ股間を食い込ませる!!エリックは悶絶!!

実況「これはまずい体勢です!!」

解説「ロープを拷問器具代わりにするとは!!」

それだけで終わらず、エンターテイナーはそのロープを揺らし、エリックに地獄の責め苦を与える!!苦しむエリックをエンターテイナーはフォールするが、カウント2!!

だがエリックは防戦一方ではなく、反撃開始。エンターテイナーにパンチを連打し、勢いをつけてフライング・フォアアームを浴びせる!!それからコーナーに振り、エンターテイナーに飛びついて、モンキー・フィリップ!!エンターテイナーは投げ飛ばされ、背中からマットに打ち付けられる!!背中が痛む中、エンターテイナーは上半身だけ起き上がらせるが、エリックはその背中に低空ドロップキックを決め、フォール!!しかし、カウントは2!!エリックは畳み掛けるべく、得意技のハングマンズ・ネックブリーカーの体勢に!!だが、エンターテイナーは体勢を入れ替えて逆にエリックの背中にエルボー・スマッシュ!!それからロープで勢いをつけてニー・リフトと、背中にハイ・ニーを見舞う!!エリックをダウンさせたエンターテイナーはリングから降りて、リング下からイスを持ち出し、倒れたエリックにそのイスを振り下ろす!!野太い悲鳴を上げるエリック!!だが、エンターテイナーはその1発では飽き足らず、再度イスを叩きつける!!エンターテイナーはエリックをフォールするが、カウント2!!

またイスを手に持ったエンターテイナーはトドメを刺すべく、エリックが立った瞬間にその頭を狙ってイスを振り下ろす!!しかし、エリックは寸前でかわしてトーキックで反撃!!思わず手に持っていたイスを落とすエンターテイナー。エリックはエルボー・スマッシュをエンターテイナーの顔に連打で浴びせて、さらにイスに向かってジャンピング・DDTを炸裂!!そのままフォールするが、エンターテイナーはなんとか2で返す!!

それから、両者は互いに殴り合いながら観客席になだれ込む!!通路の入り口前まで殴り合いながら移動し、エリックは隙をついてエンターテイナーに膝蹴り!!腹を抑えて倒れるエンターテイナー。すると、エリックはアリーナ出口の上側の観客席に上がり、吹き抜けとなっている部分の手すりを両手で掴んで、下で倒れているエンターテイナーを見下ろしている。

解説「まさか、飛ぶつもりじゃないだろうな・・・。」

実況「多分、そのつもりのようです!下はコンクリートの床ですよ!!」

エンターテイナーは徐々に起き上がる。エリックは足踏みをしている。

解説「盛り上げたいのは分かるが・・・やめるんだ・・・、エリック、今後のキャリアを考えるんだ・・・、あっ、やめろ!!」

実況「エリック、飛んでしまいました!!」

なんと、エリックはプランチャの要領で下にいたエンターテイナーに向かって飛び降りた!!場内は大歓声に!!

エリックはゆっくり這ってフォールするが、エンターテイナーは3カウントギリギリで肩を上げる!!

それから2人はフラフラになりながら殴り合い、アリーナ出口から離れて観客席を移動し、セット裏に消えていく。

戦いはバックステージの通路に移る!!

エンターテイナーはエリックを通路脇にある大型機材ケースにぶつけ、さらに頭を掴んで叩きつける。だがエリックもやり返し、それからゴミ箱をぶつけてエンターテイナーを黙らせる。床に散乱するゴミ。その上に立つエリックは、長いコードを見つけるなり、エンターテイナーの首に巻き付けて絞める!!エンターテイナーは身体をバタバタ動かしてもがく!!

実況「エンターテイナーがラフファイト全開かと思いましたが、エリックも非情な攻めを見せています!!」

解説「散々ヤツにはやられたからな。ここでヤツを完膚なきまで叩きのめすようだ。」

エリックはゼェゼェと呼吸の乱れるエンターテイナーを機材ケースに寄りかけて座らせ、そこから助走をつけて膝蹴り!!だがエンターテイナーは避けて、エリックは逆に膝を打ちつけてしまい、膝を抑えて悶絶する!!エンターテイナーは呼吸を整えてから、エリックをサイドウォーク・スラムで機材ケースに叩きつける!!そのままフォールするが、カウント2!!機材ケースの上でダウンするエリックに、エンターテイナーは馬乗りなってエルボーを連打。しかし、エリックは巴投げの要領でエンターテイナーを投げる!!エンターテイナーは背中からコンクリートの床に打ちつけ痛がるが、なんとか這って逃亡。それを追いかけるエリック。

戦いの舞台はリングに戻る!!

お互いリングに戻り殴り合うが、それを拒否するようにエンターテイナーは金的蹴りを放つ!!しかしエリックも即座に反応して同時に金的蹴り!!悶絶する2人。

解説「共に去勢だ!!」

両者同時に起き上がるが、エリックが先制攻撃のエルボー・スマッシュからペレキック!!エンターテイナーはグロッキーとなる。勝利を悟ったエリックは必殺技ジェット・スプラッシュのため、コーナーに上がる。しかし、突如起き上がったエンターテイナーはロープに寄りかかり、エリックはそのロープの反動で体勢を崩してしまう。チャンスと見たエンターテイナーはコーナーに上がり、スーパー・プレックスを狙うがエリックはパンチを連打して反撃。それからエンターテイナーを押し倒し、コーナーから落下させる!!ダメージと疲労の中、エリックは呼吸を整えてコーナーから飛ぶが、また突如エンターテイナーは起き上がり、エリックをキャッチしてカウンターの必殺技フェイス・チェックを決める!!

解説「カウンターのフェイス・チェック!!これは強烈だ!!」

力を振り絞り、なんとかエリックをフォールするエンターテイナー。

実況「エンターテイナーが勝負を決めるのか!!1・・・、2・・・、ス、返したぁ!!」

エリックはギリギリでフォールを返し、試合は続行!!

苛立つエンターテイナーはエリックを起こしてパイルドライバーの状態で持ち上げる。

解説「パイルドライバーは古典的な技ながら、その威力は老舗の味の如くお墨付きだぞ!!危険だ!!」

だがエリックは抵抗し踵で蹴り続け、エンターテイナーはエリックを解放する。そこからエリックは間髪入れずにハリケーン・ラナ!!エリックはフォールせず、向かってきたエンターテイナーに得意技のシンボル・ブリーカーを決め、さらに必殺技のシンボル・カットを炸裂させる!!そのままフォールして、3カウント!!エリックの勝利!!

実況「長きに渡るこの抗争に決着がつきました!!エリックの勝利です!!」

解説「ついに引導を渡したな。今度はシャックスに照準を定めているようだ。さて、そのシャックスの今夜の試合はどうなるのか?」

実況「DESTINY王者シャックスは今夜、ファルコン、イーグルとトリプルスレットで戦います。果たして、この試合の勝者は3人の内の誰になるのでしょうか?お見逃しなく!!」

・バックステージ 試合前 ジュディへのインタビュー

アナウンサー「今夜、青柳芽依との試合が控えていますが・・・、」

ジュディはアナウンサーからマイクを取り上げる。

ジュディ「あの小娘に教えてやるのよ。アレはマグレ。そんなのは何度も続かないってこと。いいかい、私との1対1の勝負ではゼッタイにマグレは起きないの。」

そう言って、マイクを投げるようにアナウンサーに返し、去っていくジュディ。

解説「潰す気満々だが、それが空回りして、また・・・も十分にあり得るぞ。」

実況「なるほど。足を掬われてしまうわけですね。」

解説「そういうことだ。」

実況「芽依とジュディの試合に注目です!また、以前に発表がありましたが、DESTINYは新番組の制作について検討中とのことです。」

解説「詳しいことはまだ伝わってないが、『BRAVE』とは違う新しい番組が放送される予定だそうだ。」

・DESTINYスター王座戦 フライ・キッド(c) vs アレックス・オブライエン

試合が始まるが突如、鬼塚がイスを持って乱入!!オブライエンをイスで殴る!!レフェリーはゴングを鳴らし、無効試合となってしまう!!水を差されたキッドは鬼塚に詰め寄るが、鬼塚はキッドもイスで殴る!!

・バックステージ 試合前 リサへのインタビュー

アナウンサー「今夜、あなたはシックス・パック・チャレンジの女子王座戦に出場しますね。しかし、この一戦はリサ、あなたが発端のようですが・・・。」

リサ「まぁ、そういうこと。何はともあれタイトルに挑戦できるんだから、他の出場者たちもその恩恵を受けてるでしょ?というか、私のおかげ?それはともかく、私はダリアから必ずあのベルトを引っ剥がしてみせる。だってみんなはこう思ってる。私、知ってんだから。ダリアの王者時代、飽きたでしょ?マンネリってこと。だったら、このセンセーショナルな嵐で吹き飛ばして、それから新しいチャンピオン誕生・・・。つまり新王者のワ・タ・シ、見たくない?」

実況「な、なんという傲慢な発言・・・。」

リサ「(ドスを聞かせて)ダリア、アンタの大事なもの奪い取ってやる!」

実況「まぁ、なんと言ったら分かりませんが、とりあえずリサも気合い十分という所でしょうか?そして、次はリサの盟友・ジュディと青柳芽依が激突します。そちらも注目です!」

シングルマッチ 青柳芽依 vs ジュディ・テイラー

試合開始、両者睨み合うが、なんと芽依が先制のビンタ!!そのまま馬乗りになってエルボー・スマッシュを連発!!ジュディはたまらずロープに逃れ、レフェリーが芽依を引き剥がすと同時にリングからエスケープ。

解説「芽依はそれでいい。ジュディは自分が負けるワケがないと思ってるから、ガンガン躊躇せず攻めるんだ。」

実況「両者の抗争は『インフェニティ・ポッシブル』から続いていますが、『インフェニティ・ポッシブル』でのタッグ戦で、ジュディは芽依に不覚を取られて敗北。それからというもの、ジュディは芽依を目の敵にしています。ジュディにはどうしてもあの敗北が許せないのでしょう。」

解説「そうだ。だからこそ、芽依が攻めれば攻めるほど、ジュディは深みにハマってしまうんだ。実力・経験は自分の方が上だと思っているから、新人の相手にやられる度に焦りが増していく。そうなるとミスを誘いやすくなるし、そこを突けば勝率はかなり上がる。」

リングサイドを練り歩くジュディに対し、芽依はリング上で「来い!」とアピール。ジュディは間を取ってからリングイン。ジュディはロックアップすると見せかけて、芽依にエルボー・スマッシュ!!不意の一撃により、かなりフラつく芽依。そこから攻勢に転じたジュディはロープで勢いつけて芽依を攻撃しようとするが、芽依が素早く反応してジュディをリングの外へ投げ捨てる!!ジュディはすぐ様立ち上がり、キレて鉄階段を蹴る!!ガンと鈍い音が会場に響き渡り、若干、笑いが起こる。

ジュディはリングインして、そのまま助走をつけて芽依にクローズラインするが、芽依は上半身を屈めてかわし、振り返って必殺技のスーパーキック!!それに対しジュディも素早く反応、芽依の足を掴み、なぎ倒すようなクローズラインを放つ!!今度はジュディが馬乗りになり、チョーク!!反則攻撃のためレフェリーが反則カウント(5カウントで反則、ただし凶器の場合は即刻反則)を取り、ギリギリで止めるジュディ。

それから芽依をコーナーに振り、すぐさま追いかけてバック・エルボー!!さらにエルボー・スマッシュの連打を浴びせてから、芽依の頭を掴んでターンバックルにぶつける。ジュディの厳しい攻めは止まず、芽依にスナップ・メア、そして助走をつけて頭にビッグ・ブート!!そのままフォールするが、カウント2!!

ジュディは芽依を起き上がらせるが突如、スモール・パッケージで丸め込まれる!!すかさず、2で返すジュディ!!それからジュディはビッグ・ブートで反撃しようとするが、芽依は避けてネックブリーカー・ドロップを2連発!!さらに芽依はジャーマン・スープレックス・ホールド!!しかし、カウント2!!

起き上がったジュディは芽依に向かっていくが、サイド・ヘッドロック・テイクダウンを受け、グランドに持ち込まれてしまう。

解説「ジュディは焦ってるな。芽依は上手く対応してるぞ。」

それでもなんとか脱出したジュディはハンマー・ロックに移行、それを離した直後にチョップを連発!!そこから芽依をロープに振り、リング中央で待ち構えてフラップ・ジャック!!

やっとペースを掴んだジュディは芽依にアイアン・クロー!!芽依は逃れようとするが、マットスラムの要領でそのまま押し倒す!!しかし、芽依は苦しみながらもなんと立ち上がり、ジュディの腕を掴んでクローを外し、逆転のDDT!!両者ダウン!!

それから両者は立ち上がってエルボー合戦。芽依はそれを制し、フラついているジュディにジョー・ブリーカー!!立て続け必殺技のスーパーキック!!

実況「スーパーキックを決めました!!勝負も決めるか!!」

しかし、ジュディは3カウントぎりぎりで返す!!

芽依は攻撃の手を緩めず、立ち上がったジュディにヒップ・アタック!!それを食らったジュディはエプロン側まで吹っ飛ぶ。芽依はトップロープセカンドロープから身を乗り出してジュディを掴もうとするが、突如ジュディは芽依の首をロープに引っ掛けてホットショット!!罠を張っていたのだ。

解説「手段は選ばないな。たった1発で逆転させた。」

強引ながら勝機を掴んだジュディは芽依を必殺技のスリル・ドロップの体勢で持ち上げる!!だが芽依は抵抗して背後に着地、カウンターのリバース・DDT!!それから芽依はコーナーに上がり、ジュディが起き上がるのを待ち構えるが、ジュディはすぐさま起き上がり、芽依にエルボーを浴びせてダイビング攻撃を阻止!!それから再度、芽依を持ち上げてついにスリル・ドロップを炸裂させる!!そのままフォールし、3カウント!!ジュディの勝利!!

解説「芽依も果敢に攻めたが、やはりここはジュディの貫禄勝ちという所だな・・・。」

実況「ですが、芽依はジュディを後一歩まで追い詰めたのは確かではありませんか?」

解説「その通りだ。負けはしたが、芽依は善戦したぞ。ここからだ。君の道はこれで終わりじゃない。」

実況「珍しく、良いことを言いましたね。」

・バックステージ 試合前 ファルコンへのインタビュー

アナウンサー「ファルコン、今夜あなたはトリプルスレットマッチでDESTINY王座に挑戦します。試合についての意気込みをお聞きかせください。」

ファルコン「まさかイーグルが割り込んでくるとはな・・・。だがそれでも、奪われた物は必ず取り返すぞ!!王者になればシングル戦以外の防衛戦も強いられるから、イーグルが割り込もうが、俺が勝って王者に返り咲く!!とにかく俺は勝つぜ!!」

そう言って去っていくファルコン。

解説「ファルコンはとにかく気合十分だな!!」

実況「トリプルスレットは予想のつかないことになりそうですが、とにかくファルコンは王座に返り咲く気満々です!!」

後編へ続く