架空プロレス団体DESTINY

架空プロレス団体DESTINYのトピックスを投稿します

DESTINY Season1 April 2nd 「BRAVE」#2

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「BRAVE」対戦カード(全6試合)

シングルマッチ マイティ・ギャリソン vs カタストロフィー

シングルマッチ スコット・サンダース vs デザイア・ハート

・DESTINYタッグ王座戦 ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ)(c) vs ブラッディ・ジャッカー(ブラッディ・キース&ブレイン・ジャック)

ノンタイトル ランバージャックマッチ※ 宝生ダリア vs リサ

・タッグマッチ ファルコン&ザ・フィニッシャー vs シャックス&シャドー・イーグル

・メインイベント DESTINYスター王座戦 トリプルスレットマッチ フライ・キッド(c) vs エリック vs ジ・エンターテイナー

※ランバージャックマッチ・・・リングサイドを他の選手が取り囲んでおり、リングで戦っている者がリングアウトした場合、その選手たちよってリングに引き戻されたり、攻撃を受けたりする。反則裁定なし。

試合結果

シングルマッチ マイティ・ギャリソン vs カタストロフィー

試合開始、ギャリソンが打撃でカタストロフィーを圧倒。

優勢のギャリソンがカタストロフィーにバック・スープレックス!!が、カタストロフィーは宙返りで着地してギャリソンの振り向き様にエンズイギリで反撃!!エンズイギリを食らったギャリソンはふらついて片膝をつく。すぐさまカタストロフィーはギャリソンに自らの身体を横に回転させながらネックブリーカー!!カタストロフィーはフォールするが、カウント2!!

カタストロフィーはダウンしているギャリソンにチンロックを極める!!ギャリソンは立ち上がって脱出を試みるが、カタストロフィーが頭をロックしたまま、スリーパー・スラムの要領で後頭部から倒す!!さらにカタストロフィーは顔目掛けてストンピング。レフェリーから注意を受けるが、カタストロフィーはお構いなし。さらに少し助走をつけてレッグ・ドロップを敢行!!

それから一進一退の攻防が繰り広げられ、終盤、カタストロフィーのリバース・DDTが炸裂!!そのまま、カタストロフィーはギャリソンが起き上がるのを待ち構える。ギャリソンがふらつきながら起き上がると、カタストロフィーはトーキックキックを決め、必殺技のカタストロフ・ニーを狙う!!しかしギャリソンにキャッチされ、カウンターのスパインバスターを食らう!!

それからギャリソンはカタストロフィーにパワー全開のクローズラインをぶちキメ、それを食らったカタストロフィーは1回転してマットに叩きつけられる。勝機を悟ったギャリソンは雄叫びを上げ、両手の拳を顔の前に出してアピール!!ギャリソンは必殺技マイティ・ハマーの体勢で持ち上げるが、カタストロフィーは体勢を変えて背後に着地、そのままコーナーポストに押し込む!!すぐさま距離を取り、ふらついたギャリソンにカタストロフ・ニーを炸裂させる!!そのままフォールし、カウント3!!カタストロフィーの勝利!!

・シャックスのプロモ

シャックスはリング上でマイクを握っている。

シャックス「この前のメインは衝撃的だったな〜ぁ!」

大ブーイング。

シャックス「幸運なことに俺は王座を防衛した。俺は未だにDESTINY王者だ。そうだ、この俺はお前たちのDESTINY王者なのだ!!」

さらに大ブーイング(若干、声援も混じる)

シャックス「この前のアイツに関しては俺は知らない。この俺の差し金じゃない。どうせお前たちはヤツの正体についてこう思ったんだろう?アレはボティスじゃないか?いや、ザガンじゃないか?もしかしたら、デビルズ・ゲート復活か!?はたまた、あの英雄だってな?フン、どれも愚かな予想だ!!まったくお前たちの想像力はたくましい。それくらいしかやることがないんだろ?暇か!?それだからお前らにはパートナーいや、相棒すらいやしないんだ。推理、謎解きはやめとけ!!どうせ見当違いなんだからな。」

大ブーイング。だが、そこにザ・フィニッシャーが現れる。一気に歓声が起こる。

シャックス「これはこれはヒーロー登場か?」

フィニッシャー「あれは本当にお前の差し金じゃないっていうのか?信用できないな。」

シャックス「俺は悪魔だが信用しろ。断じて俺は関与すらしていない。」

フィニッシャー「お前の信用はゼロだぞ!この前の俺との試合もそうだが、お前はいつも誰かに助けてもらってばっかりだ!」

シャックス「それはあくまで結果的かつ、偶然のことだ。俺は運にも恵まれてるとも言える。まさに運も実力のうちだ。」

フィニッシャー「よく言うぜ。」

シャックス「逆にお前に聞きたい。」

フィニッシャー「なんだ?」

シャックス「一応、ヤツの正体に関して何人か候補が上がってる。お前は誰だと思うんだ?」

フィニッシャー「どうせ、お前の仲間だろ。」

シャックス「それはさっき言った通り違う。邪推だ。まず元デビルズ・ゲートメンバーは容疑線上から外すぞ。なんか、刑事ドラマみたいだな。フィニッシャー、俺とタッグならぬ、バディでも組むか?」

フィニッシャー「遠慮するぜ。」

シャックス「まぁいい。それはさて置き、じゃあ他に思い当たる節はないのか?お前はヒーローを気取ってるが、恨みも買ってる。そういうや、お前たち(観客に対して)も覚えてるはずだ。この団体の最大の闇、あの英雄が起こした事件のことを。俺には分かる。お前にとってあの一戦は肉体以上に精神的な傷を負った。もし、アイツが正体だったら?そしたらお前はヒーローでいられるか?そうだ。太陽は二つ輝かない。一つだけの存在、オンリーワンかつ、ナンバーワンってことだ。お前は月に甘んじる覚悟はあるのか?」

フィニッシャー「ベラベラしゃべりやがって。とにかく、お前を叩き潰さないと俺の気は済まないぜ。」

シャックス「落ち着けよ、ヒーロー。とりあえず俺が強調しておきたいのは、ヤツの正体に関しては検討もつかんということだ。もちろん、無関係だからな。もしかしたら、お前を倒して名を上げたい新入りかもな。それはそうと、俺たちは今夜はタッグマッチで戦うことになってる。お前は俺を叩き潰したいようだが、イーグルと力を合わせて返り討ちにしてやる。俺はDESTINY王者なんだからな、その実力をタッグ戦でも見せてやる。」

そう言ってシャックスは殴りかかるが、フィニッシャーはそれを手でブロックして、逆にパンチを浴びせる。そのままスーパーキックを浴びせようとするが、シャックスは寸前で避けてリングから逃げる。

ここでカメラがバックステージに切り替わる。

命からがら逃げ延びてきたシャックス。

だがそこにエリックがいる。

エリック「聞いてたぜ。」

シャックス「何がだ?」

エリック「運も実力のうちだってな?お前は忘れてんのか?『ドリーム・ロード』の決勝、結果的に偶然、エンターテイナーの助けがなきりゃ、お前は俺に負けてた。俺は忘れてねぇぞ。」

シャックス「だからなんだ?」

エリック「俺は今夜、スター王座に挑戦することになってるが、いずれあの時の落とし前は必ずつけさせてもらうかならな。ちゃんと覚えとけよ。」

そう言ってエリックは去っていく。

・鬼塚のプロモ

鬼塚がリング上でマイクを握っている。

鬼塚「おい、デューク。デューク、お前はバカにしてんのか?この前、お前は翔吾と普通の試合をしやがった。二人ともアンダードッグ王座をバカにしてるが、デューク、お前は、お前はアンダードッグ王者だ。そのお前が、あんな試合をするなんてお前にベルトを巻く資格はねぇ!!アンダードッグは激しさが命なんだ。いくら普通の試合で見せようが、激しさがなきゃ意味がねぇんだ!!そんなヤツが王者と名乗るな!!俺が、俺がお前に激しさをもう一度、教えてやる!!」

そこにデュークと高木が現れる。

高木「デュークの代わりに、この俺が"日本語"で代弁する。アンタは型にハマらないことが持ち味だろ?だから、アンタはその生き様をあの団体で証明してきた。でも、いつしかアンタはロートルとなり、俺たちを常に型にはめたがる。そういや、アンタは前にこのDESTINYをくだらねぇ団体と非難してたな。アンタはどのツラを下げてここに来た?俺たちに言わせれば、アンタが一番くだらねぇよ。俺たちはアンタの型にハマらないこと、その一環としてあの試合をしたに過ぎない。だってアンダードッグってのはそういうもんなんだろ?いいか、なんでも噛みつきゃいいってもんじゃない。」

鬼塚「おい、デューク、今夜俺と試合をする気はあんのか?おい、聞けよ。」

高木「(英語で)デューク、やるか?」

デューク「(日本語で)ヤル!!」

急遽、カードが追加される。

・DESTINY"非公認"アンダードッグ王座戦 ジャスティン・デューク(c) vs アンダードッグ鬼塚

ロックアップもせず、鬼塚が殴りかかり、それにデュークが応戦して試合開始。

鬼塚はデュークの頭を片手で掴み、ターンバックルに勢いよく叩きつける。それから何度も叩きつけられてデュークはダウン。鬼塚はリングから降りて、リングサイドで待機しているスタッフを突き飛ばし、イスを奪う。鬼塚はリングインして、デュークに向かって勢いよくイスを振り下ろすが、間一髪、デュークが上半身を屈めて回避し、トーキックで反撃!!鬼塚にワンハンド・ブルドッグを食らわす!!

中盤、デュークはロープにもたれ掛かる鬼塚に助走をつけてクローズラインを浴びせようとするが、鬼塚は寸前で身を屈めつつ、トップロープを下に引っ張り、勢い余ったデュークはリングから落下しかけて、エプロン側でなんとか持ち堪えている。鬼塚はチャンスとばかりにイスを拾い、デュークの頭を殴る!!イス攻撃を受けたデュークはリングサイドに落下。鬼塚は両手を上げてアピール。観客からは大歓声!!デュークはリングサイドでふらつきながら起き上がるが、鬼塚が助走をつけてスーサイド・ダイブを敢行する!!全身全霊のアンダードッグ殺法が炸裂し、デュークはアンダードッグの庭で弄ばれている。

終盤、鬼塚はイスの縁でデュークの腹を突く。デュークは声を上げて腹を手で抑えるが、そこに鬼塚は必殺技のアンダードッグ・DDTを決める!!そのままフォールするが、デュークはなんとかカウント2で返す!!

少し間をおいて鬼塚は再度、アンダードッグ・DDTを狙うが、デュークはそれを避けてカウンターの美しいフォームのドロップキックを決める!!それからデュークは必殺技のバタフライ・エフェクト!!しかし、デュークはフォールせず、立ち止まる。それからリングに落ちているイスを見かけるなり、それを拾って倒れている鬼塚を滅多撃ちに!!完全にグロッキーの鬼塚をフォールし、3カウント!!デュークの王座防衛!!

解説「デュークは激しさを見せたな!アンダードッグのやり方で見事、勝利をモノにした。」

実況「デュークは若手急上昇中のホープですが、ここでまた成長を見せました。激しさが新たに加わったのです。アンダードッグ王座戦でアンダードッグを下すということはかなり重要な勝利ではないでしょうか?」

解説「敗れたアンダードッグももちろん素晴らしい戦いぶりだった。きっとヤツはああ言いながら、デュークを焚きつけたんだ。ヤツも伊達にアンダードッグじゃないんだ。」

シングルマッチ スコット・サンダース vs デザイア・ハート

試合開始、お互いに様子を見ながらの立ち上がり。ロックアップで組み合う中、サンダースはハンマーロック。腕を取られたハートは片膝をついて瞬時に体勢を入れ替え、サンダースにヘッドロック。だがサンダースは腕を取って対応し、逆にヘッドロック。そのままテイクダウンし、チンロックに移行。ハートは起き上がって技を掛けられたまま、サンダースをロープに振るが、逆にサンダースはその勢いを利用してヘッドロックの状態で倒し、グランドに持ち込む。

サンダースのグラウンド・テクニックに翻弄されるハートだが、再度、技を掛けられたまま起き上がり、サンダースにアトミック・ドロップ!!ついに技を解くサンダース。ハートはサンダースをロープに振り、リバウンドしてきた瞬間、ふわり浮き上がるような独特のモーションのドロップキックを決める。ハートは手を広げて、サンダースを逆撫でするかのようにアピール。

満を持してハートはテキサス・クローバー・リーフを極める!!しかし、サンダースはなんとか足掻いて脱出成功、逆にハートに必殺技のアンクル・ロックを極める!!危機を察知したハートは瞬時に前転して回避、足を掴んでいたサンダースは勢いあまってロープの間をすり抜け、リングサイドに落下。ハートはリングから降りて、サンダースにエルボーを浴びせ、防護壁の縁に投げつける!!サンダースは胸・腹を押さえて悶絶。ハートはそのサンダースをリングインさせつつ、上半身をエプロンサイドに向けさせて、頭目掛けてエルボー!!ハートは観客たちに目をやり、得意気にリングイン。観客はブーイングを送る。

ハートはグロッキーのサンダースにゴード・バスターを決める!!ハートはフォールするが、カウント2!!

優位に立ったハートはサンダースをファイヤーマンズキャリーで持ち上げ、必殺技のデスバレー・ボムを狙う。しかし、サンダースは抵抗して背後に着地、カウンターのラシアン・レッグ・スウィープ!!ハートをフォールするが、カウント2で返される。

サンダースはハートを起き上がらせるが、突如ハートがスモールパッケージで丸め込む!!サンダースはカウント2で返し、敗北を免れる。両者同時に起き上がるが、ハートはすぐさま背後に回って得意技のハーフ・ネルソン・スープレックスを炸裂させる!!それを受けたサンダースはグロッキーに。そしてハートはサンダースが起き上がると、ロープに向かって走り、セカンドロープをバネに空中で体勢を入れ替えて得意技のクロスボディを敢行!!しかし、サンダースはハートをキャッチして、必殺技のTボーン・スラムを決める!!そのままフォールし、3カウント!!サンダースの勝利!!一瞬にして勝利をもぎ取った。

試合後、マイクを握るサンダース。

サンダース「この前はキッドに不覚を取られちまったが、今日はハートに勝った。次はハートを倒したポセイドン、お前と戦いたい。前向きに検討お願いしたい、ポセイドン!!」

・DESTINYタッグ王座戦 ロード・ロッケンローラー(ウェイストランド・キング&ウィズ)(c) vs ブラッディ・ジャッカー(ブラッディ・キース&ブレイン・ジャック)

「インフェニティ・ポッシブル」のリマッチ。

挑戦者組のブラッディ・ジャッカーは頻繁にタッチを繰り返し、対戦権のあるウィズを孤立させ、王者組を圧倒。コーナーで控えるウェイストランド・キングは孤立するウィズとタッチをしたいがなかなかできず、そのピンチを救おうとリングインしようとするが、レフェリーに注意され、ウェズへの攻撃を長引かせることに繋がってしまう。対戦権のあるキースはウィズをネック・ハンギング・ツリーで絞首刑に処す!!そのままキースはウィズをフォールするが、すかさずキングがカットに入る!!それからウィズは這いながらキングの控えるコーナーに向かおうとするが、引き戻され、逆にキースはジャックとタッチ。弱るウィズに体力の有り余るジャックはベリー・トゥー・ベリーを2連発!!それから必殺技のブレイン・バスターで持ち上げるが、ウィズは抵抗して着地、カウンターで必殺技のキラー・ヘッドバットを炸裂させる!!

両者、しばらくダウン。それに両チーム、コーナーに控えたもの同士が手を伸ばしてタッチを煽る!!そしてダウンしていた両者が同時に立ち上がり、自軍のコーナーに這ってタッチ!!キングとキースの戦いになる。そしてキングがキースにクローズラインを連発し、ペースを掴む。しかし、キースがカウンターで必殺技のスクラップ・バスターを決め、キングをフォール!!そこにウィズがカットに入る。だが、そのウィズを排除するためにジャックがリングイン。ジャックはウィズをリングから投げようとするが、ウィズが寸前で体勢を入れ替えて逆にジャックをリングから投げる。しかし、キースは再びウィズをネック・ハンギングの体勢で持ち上げるがウィズは抵抗し、カウンターのキラー・ヘッドバットを炸裂させる!!それからキングが復活して倒れているキースを必殺技のスリーパー・スラムで投げて、そのままフォールし、カウント3!!ロード・ロッケンローラーの王座防衛!!

・バックステージ シャックスとイーグル

シャックス「今夜組むことになったが、俺たちはもう仲間ではない。それでも力を合わせようではないか。お互いのためにな。」

イーグル「互いのためというよりも、お前は自分のためなんだろう?」

シャックス「フッ。お前は前回、6人タッグマッチでファルコンを倒したな。じゃあ、お前のその力を俺に貸し欲しいと言ったら?」

イーグル「なら借してやろう。それにファルコンは共通の敵だ。だが、お前は覚えているだろう。俺はファルコン・キラー。そのためにシャドー・イーグルとなったのだ。その意味をよく考えるんだな・・・。」

そう言ってイーグルはシャックスを残し、その場を去る。シャックスは黙ってそれを見送る。

ノンタイトル ランバージャックマッチ 宝生ダリア vs リサ

リングサイドにはスズキ・ルイ、三井マキ、キャサリン、青柳芽依、ソフィア、ジュディ・テイラー、レイラ・トンプソンが付く。

リサはダリアにビビって反射的にルイ達のいるリングサイドに逃れようとするが、寸前で気づいて止まる。しかし、ダリアはリサを捕まえてエルボーを連打。それから頭を掴んで放り投げる。リサは腰から打ち付けて痛そうにしている。ダリアはリサを捕まえるが、リサは突如、ロープの間からダリアをリングから放り投げる。

ダリアはルイ達のベビー勢側が待ち構えているリングサイドに落下するが、ベビー勢は手出しせず、ダリアは警戒しながらもリングイン。その瞬間、リサはすぐさまダリアの頭目掛けて低空ドロップキック!!そのままリング中央に引きずってダリアをフォールするが、カウント2!!

リサはダリアを起こすも、今度はダリアがリサをベビー勢側のリングサイドへ放り投げる。言うまでもなく、リサはベビー勢から袋叩きに合う!!

一方、リングサイドではジュディが芽依を睨みつけている所をカメラはバッチリと映し出している。その瞬間若干、笑いが起きる。

終盤、ダリアはリサの息の根を止めるが如く、得意技のチキンウィング・フェイスロックを極める!!リサはもがきながらもロープを掴んで逃れる。それからリサロープにもたれ掛かり、なんとか立っている。するとダリアは助走をつけてクローズラインを敢行!!2人ともリングサイドへ落下する!!

2人ともリングサイドに落下したため、全員が取り囲んでいる。だが、その隙を見てジュディが背後から芽依を襲撃!!乱闘勃発!!それを周りが止めるに入る。そのどさくさに紛れてリサは試合放棄しようと、ハイハイしながら入場口へと向かう。それをルイが発見し、リサを捕まえて投げる。リサは背中をコンクリートの床に打ち付ける!!

一方、ダリアは何事もなくリングに戻っていた。それからダリアはリサを戻すよう合図し、ルイはボロボロのリサをリングに戻す。そして、ダリアはリサに必殺技のダリア・ドライバーを決める!!そのままフォールし、3カウント!!ダリアの勝利!!

試合終了後、みんな引き上げていく中、ルイはひとり居残る。ダリアがリング上で勝利アピールしている中、ルイはそれを凝視している。ダリアがそれに気づくとルイは自分の腹の前で、手でベルトのポーズ。ダリアはそれを見て頷く。

・バックステージ エンターテイナーへのインタビュー

アナウンサー「今夜、メインイベントのトリプルスレットマッチでスター王座に挑戦する事になりしたね。そして、もう一人の挑戦者はエリックとなっています。この一戦について意気込みをお聞かせください。」

エンターテイナー「果たしてこれはGMの嫌がらせのマッチメイクなのかは分からんが、とりあえず、組まれた以上は全力でスター王座を取りに行く。対戦相手に関してはまず、キッド。彼は偉大なるスター王者だ。この前の防衛戦はチャンピオンとして相応しい戦いぶりだった。素晴らしい。彼については何も言うことはない。(語気を強めて)しかし、エリック!!お前だよ、お前!!このDESTINYの名誉あるスター王座戦で、お前と一緒に挑むことになるということは、ほんとに不愉快極まりない!!そもそもお前のダメな所は無自覚であるということだ。まるで狭い通路を我が物顔で並んで歩くカップルのようだぜ。某刑事ドラマのように並ぶな、ここは通路であって滑走路じゃねぇんだ!!背後に人がいることに気づかないんだ。だって、この世界は自分のためにあるように思っているからな。まさにセカイ系。どこかの中心で愛でも叫んでろ!!この俺様はそのような無自覚な人間がもたらす悪意によって誕生した必要悪なんだ。お前たちが無自覚だから、必要悪として行動する、いわば啓蒙活動だ。今夜、この俺様はその啓蒙活動の一環としてスター王座に君臨しよう!その暁にエリックをスター王座を挑戦させてやる。もちろん、キッドの挑戦も受けるつもりでもある。つまりどういうことか、要はこの俺様がスター王者となって、あのエリックを返り討ちにしてやる。そう、チャンピオンとしてエリックを倒すということは世間にも分かりやすいアピールになるからな。まぁ、見ていろ。」

・タッグマッチ ファルコン&ザ・フィニッシャーvs シャックス&シャドー・イーグル

試合はファルコンvsシャックスで幕を開ける。早速、両者組み合ってから、シャックスのノーザンライト・スープレックスによりフォール合戦に移行。それからファルコンがペースを握り、シングルレッグ・ドロップキックを連発。形勢不利と見るや、シャックスはイーグルにタッチ。対戦権を得たイーグルは待ってましたとばかりに堂々とリングイン。ファルコンはリングの真ん中で待ち構え、イーグルと睨み合い。

解説「ファルコンはシャックスと現在、絶賛抗争中だが、以前にイーグルとはライバル関係にあった。それにシャックスとフィニッシャーも絶賛抗争中だ。このタッグマッチは因縁が渦巻いているな。」

そして両者、エルボー合戦を開始。それを制したのはエルボーが得意なイーグル。イーグルは怯んだファルコンに得意技のフルネルソン・スラムを掛けようとするが、ファルコンは瞬時に片脚を絡ませてブロック。そのままイーグルのフルネルソンをすり抜けて背後に回ってスクール・ボーイ!!イーグルはカウント2で返す!!両者、同時に起き上がるが、イーグルは素早くファルコンにフォアアームを食らわせてダウンを奪う。それからファルコンを起き上がらせてリング中央にボディスラムで叩きつけ、助走をつけてセントーン!!ファルコンは体重を乗せたイーグルの背中を受けて圧死寸前。そのファルコンをイーグルはフォールするも、カウント2で返される。優位に立ったイーグルはファルコンをロープに振って、リバウンドしてきた瞬間にヒップ・トスで叩きつける!!それからファルコンを必殺技のタイガー・ボムの体勢に持ち上げるが、ファルコンが逆にハリケーン・ラナを決め、イーグルを丸め込む!!イーグルは即座にカウント2で返す!!ファルコンは間髪入れずにイーグルの起き上がった瞬間にエンズイギリをお見舞い!!

中盤、対戦権はフィニッシャーとイーグルとなるが、イーグルがペースを掴み、そのままシャックスと交代。シャックスはフィニッシャーにヒールキックを浴びせてダウンさせる。するとコーナーで控えていたイーグルがリングインし、倒れたフィニッシャーをバック・スープレックスの体勢で持ち上げる。イーグルはその体勢をキープし、シャックスはイーグルの意図を察したのか、ロープで勢いをつけて、イーグルが持ち上げているフィニッシャーに飛びついてデビルズ・ショットを決める!!

実況「なんと、シャックスとイーグルの連携技です!!」

解説「なんだかんだで元仲間同士だ。やっぱり、チームワークは健在なんだ。」

シャックスはフィニッシャーをフォールするか、ファルコンがカットに入る!!それからシャックスはコーナーに登ってダブル・アックス・ハンドルを決めようとするが、フィニッシャーがそのままキャッチ!シャックスをベリー・トゥー・ベリーで投げる!!

終盤、ファルコンとイーグルの戦いに。ファルコンが咄嗟に必殺技のファルコン・クラッシュを炸裂させるが、両者ダウン。そしてお互い立ち上がり、自軍コーナーのパートナーとタッチ。対戦権はフィニッシャーとシャックスに。フィニッシャーがペースを掴み、必殺技前の連携技、クローズラインを2連発からボディスラム、そして畳み掛けるためにレッグ・ドロップを狙うが、シャックスにかわされる。フィニッシャーは自らこ尻をマットに叩きつけることになるが、その瞬間、シャックスは電光石火・必殺のSDMを炸裂させる!!シャックスは体力を消耗しているため、ゆっくりとフィニッシャーの元へ向かいフォールするが、カウント2で返される。それからシャックスは立ち上がり、フィニッシャーが起き上がるのを待ち構える。そしてデビルズ・ショットを仕掛けるが、フィニッシャーがスーパーキックで迎撃!!逆に今度はフィニッシャーがシャックスが起き上がるのを待ち構える。しかし、そこにイーグルがリングインして阻止しようとするが、ファルコンも即座にリングイン。イーグルにフライング・クローズラインを浴びせてフィニッシャーをフォロー。イーグルとファルコンは同時に転がってリングアウト。ついにリング上は弱ったシャックスと勢いに乗るフィニッシャーだけとなる。だが突如、黒衣の男が入場口に姿を見せる。それに気を取られたフィニッシャーはシャックスにオコーナー・ロールで丸め込まれ、3カウント!!シャックス組の勝利!!それを見届けた黒衣の男は去っていく。

解説「またもヤツが姿を見せたな。どうにかしてフィニッシャーに自分の存在をアピールしたいのか?」

実況「以前、目的は不明ですがフィニッシャーに対して二度の妨害ということは、やはり敵意を抱いている何者かでしょうか?」

・バックステージ 試合終了後のロード・ロッケンローラーへのインタビュー

アナウンサー「今夜、『インフェニティ・ポッシブル』に続き、挑戦者組を倒し見事王座防衛を果たしましたね。」

ウィズ「あぶねぇ場面もあったが、最終的には俺たちの勝ちだ。それにリマッチでも俺たちが勝ったんだから、ブラッディ・ジャッカーとの抗争はこれで一旦終わりだぜ。なぁ、キング?」

キング「その通りだ。ということでヤツらは挑戦者の列の最後尾で並んでもらうことになるぜ!そういや、次の『BRAVE』で俺たちに挑戦するチームを決めるらしいな!」

アナウンサー「そうです。タッグ王座No. 1コンテンダーズマッチが予定されています。」

キング「誰が挑戦しようが結果は同じだ!俺たちはこのDESTINYが誇るタッグ部門のトップだぜ!!俺たち以上のタッグは存在しねぇ!!次回の挑戦者を決める試合は楽しみにさせてもらうぞ!!」

そう言ってロード・ロッケンローラーはフレームアウトする。

・メインイベント DESTINYスター王座戦 トリプルスレットマッチ フライ・キッド(c) vs エリック vs ジ・エンターテイナー

試合開始、3人で睨み合うが、エリックとエンターテイナーは目配せをする。キッドはそれを察知。

実況「おっと、まさかこれは・・・。」

解説「利害が一致したのか?」

エリックとエンターテイナーは共闘して、キッドを殴る。

実況「まさかの共闘です!!この試合は三つ巴ですから、3人の内、2人が一時的に共闘するのはよくあることです。しかし、因縁のある2人が共闘するのは意外です。」

解説「とりあえずキッドを排除して、2人だけで決着つけようという腹なんだろう。だが案外、息ピッタリだな!!」

解説の言う通り、エリックとエンターテイナーはキッドをロープに振り、2人でリング中央で待ち構えて互いの手を取り合ってクローズライン!!

解説「まさに初めての共同作業だな!!」

実況「そういうことになりますね!!」

それから2人はキッドを起こす。すると、エリックはエンターテイナーに耳打ちする。それを了承したエンターテイナーは何やら待ち構えている。そしてエリックはキッドにエンズイギリ!!それから、ふらついたキッドにエンターテイナーは必殺技のフェイス・チェックを炸裂させる!!エンターテイナーはフォールに行かず、キッドをリングから排除して、エリックを見ている。

解説「ここから、2人で決着をつけようということだろうが、それにしても息が合っていたな。いがみ合っていても、何度も戦った同士。互いの手をよく知っているんだ。」

そこからエリックとエンターテイナーの戦いとなる。エリックはエンターテイナーをロープに振り、クローズラインを2回敢行するが、全てかわされた上にカウンターのバック・エルボーを食らう。それからエンターテイナーはエリックの顔面をマットに叩きつける!!攻勢に転じたエンターテイナーはエリックに片膝をつかせてから首筋にエルボー、さらに顔面にパンチ!!

ペースを掴むエンターテイナーだったが、エリックも反撃し、得意技のシンボル・ブレイカーを決める!!股間を押さえながら悶絶しているエンターテイナーに得意技のハングマンズ・ネックブリーカー!!そのままエリックはフォールするが、復活したキッドがカットに入る!!キッドはエリックをリングから排除。今度はキッドとエンターテイナーの戦いとなる。キッドはエンターテイナーにエルボーを連打。怯んだエンターテイナーにキッドはロープで勢いをつけてクロスボディ!!そのまま覆いかぶさってフォールするが、エンターテイナーはカウント2で返す!!だがエンターテイナーは巻き返し、キッドにフィギュア・フォー・レッグロック!!しばらく極まっていたが、そこにエリックがカットに入る!!

終盤は3人の戦いに。キッドはエンターテイナーにクロスチョップ炸裂させる!!その背後で隙をうかがっていたエリックはキッドに向かって攻撃しようとするが、逆に抱え上げられてオクラホマ・スタンピードでマットに叩きつられてしまう。勢いに乗ったキッドはコーナーに登り、必殺技のダイビング・クロスボティを敢行しようと待ち構える。しかし、そこにエンターテイナーが復活して、コーナーで待ち構えるキッドをデッドリー・ドライブでマットに投げる!!さらにそこに突如、復活したエリックがエンターテイナーに必殺技のシンボル・カットを炸裂させる!!それを受けたエンターテイナーは転がりながら、リングアウトする。

エリックはキッドにも続け様にシンボル・カット!!しかし、キッドは寸前でカウンターのバックスライドでエリックをフォール!!3カウント!!キッドの王座防衛!!キッドはエリックからテクニックで勝利を奪った。

解説「キッドはかなり厳しい状況から勝利をモノにした。見事だ。」

実況「おっしゃる通りです。キッドの戦いぶりは誠に素晴らしいものでした。」

試合終了後、キッドは早々にリングから去っていく。一方、3カウントを奪われたエリックはリング上で悔しそうにしている。だが、そこに背後からエンターテイナーがエリックを襲撃、フェイス・チェックを決める!!大の字でグロッキー状態のエリック。エンターテイナーは両手を挙げて勝ち誇っている。

解説「ヤツは負けずしてベルトを逃した。納得がいかないようだが、この行動は大人気ない。エリックとは試合中に一時的な共闘もあったが、この抗争にまだ決着はついていない。」

実況「トリプルスレットのスター王座戦は王者キッドの防衛に終わりましたが、この抗争はまだ決着はついていません。この二人の抗争は一体どんなものになっていくのでしょうか?」